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SDGs 持続可能な開発目標について、講演を実施いたしました 2

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

コロナ禍においては、社会の変化を感じずにはいられません。
易経には、「変易」「不易」「易簡」と、
変化を定義する「易の三義」があります。

「変易」・・・森羅万象、すべてひと時たりとも変化しないものはない。
「不易」・・・変化には必ず一定の不変の法則性がある。
「易簡」・・・その変化の法則性を我々人間が理解さえすれば、
                         天下の事象も知りやすく、分かりやすいものになる。

時の兆しの「時」は、日常に流れる「時間」とは別の概念になります。
易経の「時」は、私たちの存在、
「時」と「処」と「位」が全て含まれています。
時は「天」であり、処は「地」であり、位は「人」です。
この変化の兆しを「観る」と、
これからの社会は「Society 5.0」、新たな社会です。

それぞれの企業、組織が新たな未来に向かって「変易」し、
世界は刻刻と変化します。変わらないものは何もありません。
時、物、環境、私たちひとりひとりもです。

SDGsは、地球上の
「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
全人類が「持続可能な開発目標」に向けて、
それぞれの立場でコロナ禍という不況から復活し、
好況になる指針がSDGsと解釈することができます。

17のゴール・169のターゲットから構成され、発展途上国のみならず、
先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、
日本でも積極的に取り組んでいます。

SDGs17の目標とは、

1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任 つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさも守ろう
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう

各アイコンは各目標に対して、
異なるイラストと17色のカラフルな色使いがされていて
とてもわかりやすいですよね。

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では、自社でどのような目標を達成すればよいのでしょうか?
まずは自社の事業が貢献できる目的・目標を見極めることが大切です。
SDGsが企業にもとめている役割は、社会へ最大限の価値を及ぼすことです。
最も影響力のある自社事業でSDGsに貢献することが重要です。

SDGsは17の目標で構成されているため、
すべての目標に貢献したいと思うかもしれません。
しかし、事業内容によって
貢献できること・貢献できないことがありますので、
17の目標すべてがどの企業にとっても等しく重要なものではありません。

例えば、建設会社は災害に強い建物をつくることで
目標11「住み続けられるまちづくりを」に貢献できますし、
教育会社は良質な教育環境を提供することで、
目標4「質の高い教育をみんなに」に貢献できます。
自社の強みを活かして、貢献できる目標を見極めていきましょう。

トヨタ自動車は、SDGsへの取り組みとして、
未来都市「ウーブンシティ」を開発します。
自動車業界を取り巻く環境が大きく変化する中、変化に備え、
新しい技術やサービスを導入・検証する場として、
「人々の暮らしを支えるあらゆるモノ、
サービスが情報でつながっていく時代を見据え、
この街で技術やサービスの開発と実証のサイクルを素早く回すことで、
新たな価値やビジネスモデルを生み出し続けること」をテーマに、
ウーブン・シティを活用するそうです。

次回は目的・目標を達成するコーチとして、
より具体的にSDGsの目標を達成する「目標達成の技術」をお伝えします。


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