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これからの若い世代を育成するために

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

スクラムヒューマンパワーは
「人材育成コンサルタント」として、
これからの社会を担う若者に目を向けています。
コロナ禍で若者の生きる力を高めたい。
そんな思いで事業を本格化しまいた。
法人登記を行い、社会に認知される活動を、
公に仕事を通じて若者を育成します。

人材の世界に身を投じて、長年実感していることがあります。
それは家庭での躾ができていないことです。
20年以上に渡る企業の人事総務で、
たくさんの新人教育教育に携わりました。
社会へ出て、最初から仕事ができる人間は一人もいません。当たり前です。
学生時代に培ってきた基礎知識は、残念ながら使えません。

ならば人間的な基礎力で勝負となるのですが、
挨拶すらできない若者もいます。
ルールやマナーを軽視し、道具はほったらかして片づけられない。
そもそもやる気が感じられない。言い訳が先行する。
上げればキリがありません。

「ない!ない!ないづくし!!」の姿に怒りを超えて呆れるばかりです。
それでも私は、6ヵ月間の新人教育で退職させることはありませんでした。
フォローアップを続け、なんとか仕事を覚えてもらいます。
しかし努力の甲斐なく、わずかながらですが、
3年持たずに退職する方はいました。

「忍耐力」という言葉はもう古臭く
古典になってしまったのか、我慢ができません。
休憩時間はすぐに携帯を取り出し、周りをみる余裕もない様子です。

原田隆史先生の「カリスマ教師の心づくり塾 」では、
若者の特徴をこう分析しています。

① 自己完結(自分の器をせばめて、夢をもたない)
② アンビバレンツ(社会にもまれないため、感情がころころ変わる)
③ 自己決定権(何はわからないけど私の自由)
④ ミーイズム(自分の利益だけを考え、他人のことは考えない)
⑤ まじめの崩壊
⑥ 規則には従わないが、オーラ・ムードに従う
⑦ 充実感・満足感・達成感が欲しい
⑧ 分かってほしい
⑨ 居場所がほしい
⑩ 癒されたい

先日、とある企業の人事の方とお話しする機会がありました。
そこでも、新入社員が突然会社に来なくなり、
音信不通になったそうです。健康保険証の返却もなく、
一方的に解雇するわけにもいかず、とても大変だったとのことです。
これからの若者の育成は、
いったいどのようにしていけば良いのでしょうか?
スクラムヒューマンパワーは人材育成のプロとして、
育成方法をお伝えいたします。

それは、「厳しい、優しい、楽しい」の3つです。
これをお伝えすると、「そんなにシンプルでいいの!?」と驚かれます。
いいのです。シンプルでわかりやすく、誰でも実行できることが重要です。

「厳しい」は、ルール、マナー、躾についてです。
習慣にできるまでは何度も何度も教育します。
家庭での躾がされていないため、社会や企業で実施するしかありません。
鬼軍曹がいなければ、あなたが鬼軍曹を演じてください。
ここで厳しくするところも、「挨拶、時間、清掃」の3つだけです

「優しい」は、毎日5個以上、新人の長所を見つけてください。
自分が受け取った感情と一緒にそれを本人に伝えます。
例えば、新人の太郎君が清掃を終え、報告にきました。
まずはしっかり清掃ができたかを確認し、それをフィードバックします。
「太郎君の清掃のおかげで、埃なくきれいになったね。
    用具も整頓されて、私は感動しました」のように、
自分が受けた感動や感情を伝ると、新人のやる気が高まります。
叱る時は、絶対に人格否定をしてはいけません。
「部分否定」でどこが悪いのかを伝えます。
感情をコントロールしてください。

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日本人は農耕民族ですから、共同作業や連係プレーが得意です。
「報告・連絡・相談」の3つがうまく機能すると良い組織になりますね!
マナーとルールを組織の決め事にしてしまうと良いでしょう。
マナーやルールが曖昧で浸透していない状態では、
若者はまた叱られるのではないかと不安ばかりが募ってしまいます。

組織のルールが明確でないと、
自由に好き放題、悪く言えば野放しになってしまいます。
このルールも、楽しく実践できるよう
創意工夫して決められると良いですね。

はじめから理想のチームや職場ができることはありません。
リーダーが本気で
その組織を良くしたい!改善したい!という思いが大切です!

次回も人材育成についてお話いたします。


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