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エクセレントセオリー

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

「あなたのライバルは誰ですか?」
そう質問されたら、なんと答えますか?
私は、「自分です」と答えます。

未来に挑戦する新事業も、「ライバルは自分自身」なんです。
日常に「ライバル」は存在するんです。
あるいは、新しいことに挑戦する、その取り組みこそがライバルです。
悪戦苦闘です。受験勉強も、就職や転職活動も、ライバルがいます。
新しく始めるものごとを成功させることが、
すなわちライバルに打ち勝つことです。
新商品や新サービスの開発も、
評判が高まり商品が売れることでライバルに勝つことができます。
何事も、挑戦を始めるときはライバル、自分自身との闘いなんです。

新しく取り組むときには、ライバルを取り巻くすべての情報を収集します。
限界まで情報を集めるんです。
競合他者の製品を購入し、徹底的に調べます。
ラグビー監督のときもライバルチームの情報を集め、
ゲーム分析をしました。
新しく取り組むことの情報をすべて集める、
それがエクセレントセオリーです。

勝利は自分が作るのではありません。
大きな勝利は運命で決まることもありますが、
運命を操れない人ができることと言えば、
すでに他の人、他の会社がやった失敗を避けることが大切です。
それがエクセレントセオリーなんです。

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」孫子ですね。
敵も知らず、己も知らなければ、勝つことはできません。
ライバルを知るとは、情報を集めることです。
中でも失敗した情報は重要です。
成功よりも失敗、勝った試合よりも負けた試合の情報を集めます。

TOSENの2代目社長、私が大変お世話になった三科健次郎さんは、
企業のCSRとしてラグビー部を誕生させました。

健次郎さんはラグビー選手に
「勝った試合よりも負けた試合の方が大切だ。
   負ける時はとことん負けろ!そして反省して、課題を見つけ、
   それに対して練習すれば勝てるチームになる」と、
エクセレントセオリーの話をしてくれました。

人は無意識に今まで置かれていた環境の影響を受けています。
テレビを見ていれば、メディアの情報が無意識に入り込み、
政治に対する不満やコロナ禍、
パンデミックに対する不安ばかりが押し寄せてきます。
だからこそ、「自分を置く」生活環境を意識しなければなりません。
身体が健康であり、精神が健全であり、
事業を成功させるための準備として、戦いやすい体制が大切なんです。

人は絶体絶命のピンチになれば、返って恐怖を忘れます。
逃げられない状況になると、一致団結します。
どうしようもない事態になると、必死に戦うんです。
高校時代、日川高校のラグビー部キャプテンを務めました。
全国大会、花園での初戦にレギュラー10名が
高熱を出す事態が発生しました。
レギュラー陣は虫の息、はあはあ、ぜいぜいしながらも戦い抜き、
ゲームの内容としては褒められたものではありませんが、勝利しました。
現代なら棄権、不戦敗ですね。

チーム、組織が弱い時にとる手段として、
強いリーダーは自ら窮地にたち陣頭指揮をとる、というものがあります。
現代でいうとプロジェクトリーダーに立候補する、
新しい挑戦的な仕事に取り組む、などでしょうか。
好意を寄せる相手がいるなら告白してみるとか、
重要な目標を周囲の人に話してみるなんてことも近いかもしれません。
ピンチをチャンスと捉え、自分を奮い立たせます。
自分を正しく追い込み、早めに準備を始めることで、
全力で勝負できるようにするんです。

現状に満足する習慣、思考。エクセレントセオリーでは、
不満をモチベーションに変えて挑みます。
最初は求める結果には届かないかもしれません。
達成感が欲しければ、まずは未達成を歓迎し、
お金が欲しければ、稼ぐ苦しさを味わう必要がありますし、
安心が欲しければ不安へ飛び込むことです。

しかし大半の人は安心感が欲しいと最初から安定を求めます。
不安が嫌な人は、最初から挑戦しない、挑戦を避けるんです。
挑戦しない、飛び越えようとしないから、
いつまでも不安や不満に苛まれるんです。

エクセレントセオリーは、急がば回れです。
欲しいと思えばまずは与えることです。
勝者になりたければ、まず手に入れたいものの逆を知ることなんです!


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