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人材育成と奉仕活動 3番目に大切なこと

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

若い人材が育たない、次世代のリーダーがいないという問題は、
多くの中小企業で悩みに思っていることです。
若年層の離職率が高く、定着しない事に悩んでいるなど、
人材の育成、中でも自立型の人材育成に興味のある方は、
是非今回の内容をじっくり読んで、実践してみてください。

繰り返し紹介しておりますが、私は社会人ラグビーチームに23年間在籍し、
キャプテンを2年、監督を14年、ゼネラルマネージャーを3年と、
リーダー、マネジメントを任されてきました。

キャプテンは、率先垂範、先頭に立って物事を行い、模範を示します。
監督、GMもその要素はありますが、適材適所に選手を調整し、
責任、役割、そして権限を与え、
自由にチームに関われるよう、全員参加型で運営してきました。

選手数が少ないため、役割が多岐に渡り、
多動力でシーズンを乗り切ります
自前の天然芝グラウンドやウエイトトレーニング兼用のクラブハウス、
トレーニング機器やテーピングなどの部品、
ジャージ等の管理ももちろん自分たちで行います。

人材を扱う方には理解できると思うのですが、
雑用はやる人とやりたがらない人に分かれます。
予算が取れて専門のスタッフを雇えればいいのですが、
そういうわけにもいかないので、なんとかうまく全員で回していきます。
スタッフ、選手合わせて17名のチーム運営。
トレーニング以外にもたくさんのやるべきことがあります。

中でもグラウンドのメンテナンスは大変でした。
天然芝は、どうしてもしっかり手入れしなければなりません。
散水、目土、肥料撒き、周辺の緑地の手入れ…
グラウンドキーパーを雇えないので、スタッフも選手も総出で対応します。

ひと昔前の体育会系組織にありがちな、
新人や若い選手へ負担が集中しないように
役割分担しリーダーが率先垂範します。

試合前にはペインティンググラウンドのラインを引くのですが、
ベテラン選手は引き方が上手なので、
要領を伝えながら雑談を交えつつ行うなど、
楽しんで取り組めるよう務めました。

私のチームには大卒の方もいれば高卒の方もいます。
高卒の選手の中には、県外から山梨へ移住し、
仕事とラグビーの両立に取り組む方もいます。
昨日まで親元で暮らしていたのにと、
急に心理的不安が高まってしまうこともあるでしょう。
なるべく負担をかけないよう、
リーダーが親切に関わるような雰囲気づくり、
ムードづくりに取り組みました。

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クラブ化し、地域に根差した活動の一環として、
グラウンド周辺の清掃活動や市内の清掃活動にも積極的に取り組みました。
社会貢献活動に上下関係はありません。
奉仕活動を通じてチームビルディングにもつながりました。
クラブハウスの清掃も、週に一度、当番制で行いますが、
年に数回は徹底的に実施します。
人材育成に大切な要素の3番目を挙げるとすると、
奉仕活動(清掃活動)ではないでしょうか。

清掃活動をしっかりしている会社の業績は、
常に安定しているという調査結果もあります。
大学ラグビー9連覇を達成した帝京ラグビー部では、
4年生が進んで雑用に取り組みます。


帝京大学ラグビー部の人材育成は、
組織の活性化や離職率を下げることに繋がります。
その素晴らしい活動については、次回お伝えいたします!


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