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態度教育 人材育成で2番目に大切なこと

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

態度教育の中で、2番目に大切な事は「挨拶」です。
新入社員研修、体育会系の部活やオリエンテーションでは、
半ば強制的に挨拶だけのビジネスマナーを実施したりします。
私が経験した中でも特に印象的なのものは、
なんといっても日川高校高校時代の応援団です。
相当気合が入っていました(笑)。

挨拶と言えば、マクドナルドでは
いつも気持ちのよい挨拶をしてくれます。
皆様ご存じのとおり、マクドナルドには「スマイル0円」
という特別なメニューがあります。
実はこの「スマイル0円」は、
「チキンタツタ」や「バリューセット」などの
商品名と同様に商標登録がされています。

すごいですね!登録日は2019年、意外と最近です。
30年前から存在しており、
顧客の創造や存在感を高めることに一役買っています。

先日Amazonプライムで、
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を観ました。
マクドナルド・コーポレーションの創業者、レイ・クロック氏の
半生を描いた映画です。

ソフトバンクの孫さんユニクロの柳井さん
レイ・クロック氏の著書を愛読していると聞き、私も読みました。
レイ・クロック氏は言わずと知れたマクドナルドの創業者です。
フランチャイズを展開し、マクドナルドを
世界最大のファーストフードチェーンにしました。
日本での展開では藤田田さんです。

ものすごい経営者が手掛けたマクドナルド、
コロナ禍においても不易流行、
いつまでも変わらない本質的なものの中に、
新しく変化を重ねるものを上手に取り入れています。

最近ではスターバックススタッフの接遇が素晴らしいですね。
スターバックスの新人研修はなんと80時間!
時間をかけてじっくり研修を行うそうです。

スターバックスの基本理念は
「私たちは感動経験を提供し、
人々の日常に潤いを与えるために、ここにいます
そのために私たちは、人間らしさを大切にしながら、成長し続けます」

素晴らしい!コロナ禍もなんのその、
いつ行っても、とても繁盛しています。

社会人ラグビー監督時代に、チームの理念を作りました。
「ラグビーを通じて たくさんの人に夢、勇気、感動を与える」です。
実はこの理念、日本のアメリカンフットボールの
社会人チームをモデルに構築しました。
当時のラグビー界は、理念や目的を打ち立てているチームは少なく、
所属企業の理念や考え方が色濃かったかと思います。

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感動を伝えると決めて、選手の態度が気になりました。
チームのルールとして、選手同士の挨拶ができるようにする前に、
監督の私ができていないと説得力がないと感じ、
選手よりも先に私が積極的に挨拶をするよう心掛けました。
私が挨拶をすれば、選手が挨拶を返してくれます。
最初は照れくさい感じもありましたが、習慣にできると、
無意識に皆が挨拶を交わすようになります。

挨拶を交わすことが基本的な姿勢となると、
チームに対する選手の不安感が下がり、選手自身の存在感が高まります。
さらに笑顔で挨拶を交わせば、練習のムードも高まります。
態度教育の良いところは、なんといっても原価が掛からないことです
スポーツでも勝利へつながります。
無形の価値が有形の資産へ変わるんです!

まだまだスポーツチームの監督や指導者には、
その価値に気付いていない方がいます。非常にもったいないです。
もったいないオバケがでます。日本的な価値観ですね(笑)。

監督時代、良くゲームを見に来てくださった経営者の方が、
「日原さんは試合中、メンバーにサンキューと沢山伝えていたね」
と言ってくださったことがあります。
叱責や鼓舞する言葉、感情は作為的に伝えるようにしていましたが、
この「サンキュー」という言葉は言われて初めて気が付きました。
無意識でした。

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ゲームがノーサイドになると、レフリーへ挨拶、戦ったチームへ挨拶、
応援に来てくれたお客様へ挨拶、
最後にともに戦った自チームの同志に挨拶を交わします。
ラグビーというスポーツは、
「リスペクト」がナチュラルにできる文化をもっています。
世界共通理解ですね!

挨拶、おもてなし、日本が大切にしている価値。
心のコップを上に向ける、気持ちの良い挨拶は、
人生を前向きに取り組む姿勢を育むことができます。

次回は、人材育成で3番目に大切なことをお伝えいたします。


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