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母親のメンタルを正常に保つたった一つの方法

ひぐらし坂の母でございます。

数年前に中学受験を終え、無事に開成中学に合格しました。
このnoteでは息子の中学受験を振り返り、親子のメンタルを最強にするための考え方をお伝えしています。

中学受験は究極的には【親子のメンタル】が重要だと思っています。
特に【母親のメンタルが9割】というのが私の持論です。
このnoteの基本姿勢はプロフィールをご覧ください。

さて。
いよいよ11月。
中学受験生のお母さまたちの中にはメンタルに異常をきたしている方もいらっしゃるかもしれません!

気が気でない状況はわかりますが、ちょっと落ち着いてください。
最も優先されるべきは、中学受験に挑むお子さまです。
お子さまが勉強に集中できるように、本番で実力を発揮できるように、母親のメンタルは常に凪いでいて欲しいと思います。

母親の不安をお子様にぶつけたりしないように。
お子さまのストレスのはけ口になってあげられるように。
今回は母親のメンタルを正常に保つたった一つの方法についてお伝えします。

自力でどうにもならないことはどうにもならない

まず基本的に、自分でどうにかできないことはどうにもならないのです。
たとえ子供であろうと、それはもうどうにもならないことです。
自力でどうにもならないことは、悩む意味がないと割り切ってください!

ついつい自分の焦りやイライラを子供にぶつけたくなることもあります。
「なんで一生懸命やらないの!」とか。
「このままじゃ合格できないよ!」とか。
「もうどうなっても知らないからね!」とか。
言っちゃいけないのはわかっているけれど、どうにもならないのですよね。
私も言ってしまったことがあります。
言ってからさらに後悔して、暗黒モードになるんです。
誰よりも近くで子供の努力を知っているのに、誰よりも子供の合格を願っているのに・・・!

しまい込んだアルバムを引っ張り出してきて、まだ受験とか勉強とか関係ない頃の、小さくて可愛かった我が子の写真を見て涙が出て来たりします。
一生懸命育てて、子供の幸せを願って時間も労力もお金もかけてきた。
それなのにそれなのにそれなのにー!!!

母親のメンタルが揺らぐのは、子供を思うが故なんですよね。

わかります!
わかりまくります!
だからこそ、ちょっと落ち着いてくださいお母さん!

お子さまの受験日が近づくにつれ、平常心でいられなくなってしまったときには、とりあえず「私にはどうにもできない」と悟りを開いてください。

私にはどうにもできないけれど、我が子は自分でどうにかする!と。

お子さまはそのために何年間も塾に通い、たくさんの模試を受け、友達と切磋琢磨してメンタルも強くなったんです。

逆に、お子さまが揺らいだときに、すべてのストレスを受け止めてあげるくらいの覚悟でどんと構えていられたら、お子さまもどれだけ心強いことか。

自分だけの時間を確保できていますか?

いくら大切な我が子の受験だとしても、自分の時間をすべて子供のことに使っていませんか?

「いいえ。ちゃんと一人の時間もあります!」
と言う方もいらっしゃるかと思いますが、物理的に一人の時間を過ごしていても、頭の中は子供の受験でいっぱい!という状態では、それは自分だけの時間とは言えません。

映画に行く、美術館に行く、カフェでお茶を飲む、好きな作家の本を読む、散歩する、昼寝する、誰かとお酒を飲む、趣味に没頭する、仕事に集中する、瞑想する。
これは私が自分だけの時間でやったことです。
頭の中、心の中からも息子の受験を追い出して、本当に自分一人のための時間を作って集中しました。

自分のことだけに集中できることなら何でも良いのです。
とにかく一日中、四六時中子供の受験のことを考えるのをやめてみましょう。

ウチの場合、息子が6年になったときには自習室にこもりっきりになったおかげで、私はほとんどの時間一人で過ごすことができました。
適度な距離感を保つことで静かに自分の心が見えてきて、落ち着いたメンタルを保てました。
夜になって息子が帰って来たら、息子のストレスを受け止めてあげられるほどになりました。

子供の受験のことを考える時間配分は?

そうは言っても、やっぱり子供のことを全く考えずに過ごせるわけじゃない。
考えるなと言われたら、逆に気になってしまう。
むしろ時間があるから悩みすぎてしまうのです。
そんな時にはこうしましょう!
これは私からの提案です。

子供の受験について悩む時間は、学年×10%
6年生なら60%、5年生なら50%、4年生なら40%です。

もちろんこれは起きている時間だけで計算してください。
寝ている時間は除外です。

一日24時間あって、例えば8時間睡眠を取るとすると、起きている時間は16時間。
6年生なら16時間の60%ということで子供のことで悩む時間は9時間36分です。
結構多いですね!
一日最大9時間36分も子供のことで悩めます
テストの分析をしたり、プリントの整理をしたり、過去問のコピーをしたり、学校のことを調べたり、塾の先生に電話したり・・・
お仕事をしている方はそんな余裕はないかもしれません。
もちろん最大で9時間36分ですから、普段から忙しい方は1時間でも良いのです。
私もフリーランスで忙しいので、毎日多くて1時間程度でした。
とにかく子供のことにかける時間はすべて9時間36分以内に済ませます。

残りの時間は自分だけの時間です。

そう割り切ると自分だけの時間はほんのちょっとなので、めちゃくちゃ大切にしたくなります。

自分だけの時間にやること

せっかくの大切な自分だけの時間。
好きなことをやると決めても、何をやったら良いのかわからない!
そんな方におススメなのが、自分の呼吸に集中することです。

リラックスできる姿勢で、テレビや音楽を消して静かな環境にして、目を静かに閉じます。
何も考えない、というのはとても難しいので特にそれは意識しなくても大丈夫です。

吐く息。吸う息。
肺をぺちゃんこにする意識で、すべての空気を抜くように息を吐いたら、今度は肺をいっぱいに膨らませるように息を吸い込む。
これだけに集中します。

「そんな単純なことでどうにもならないって!」と言いたいかもしれませんね。
でもこれ、本当に心が落ち着きます。
だまされたと思ってやってみてください。
お金もかからないし、どこでもできます。
最初は5分くらいでも充分効果的です。

これは最近流行りのマインドフルネス瞑想の簡単なやり方です。
「いま、ここ」に集中する、とよく言われていますが、そう言われてもよく分からないので、自分の呼吸に集中するのです。

なにか不安が来る予感がしたり、落ち着かなかったりするときには呼吸に集中すると決めておくと、自然に生活のなかに根付きます。
これは母親だけでなく、子供のメンタルを保つのにも役立ちます。

テストの前には、目を閉じて3回呼吸に集中するという風にルーティンにしても良いくらいです。
いきなりやってもできませんから、早いうちから親子の習慣にすることをおススメします。

世界のビジネスパーソンや、一線で活躍するアスリートも取り入れているメンタルコントロール法です。
かのスティーブ・ジョブズも日常的に取り入れていたとか。
やってみて損はないので是非お試しを。

母親のマインドチェック

・自力でどうにもならないことは悩まない
・子供のことで悩む時間を決める
・自分のことだけに集中する時間を確保する
・自分の呼吸に集中してメンタルを保つ


開成に進学後、次の目標に向かってがんばっている息子にサポートをお願いいたします♪