旧秩序の破壊者 織田信長
織田信長は、旧秩序を壊す破壊者だった。
一所懸命といわれる、一つの土地にしがみつく精神を叩きこわし、自身は、尾張、美濃、京都へと根拠地を移動し、
部下にもそれを徹底させた。
城の近くに配下の居住地を作り、家族も呼びよせさせた。
兵農分離を断行した。
敵対する、浅井・朝倉氏に味方する
比叡山、延暦寺の僧侶を焼き討ちにしたのも、その精神、旧秩序を壊すことであった。
信長からみたら、英雄といわれる
武田信玄・上杉謙信なども、旧秩序を代表する化け物と見ていただろう。
信長は、バテレンのルイス・フロイスなどには、好意的で宗教に興味があったわけではなく、南蛮の文化に興味があり、遠くから使命感だけで、来ていた彼らに敬意を抱いていたのであろう。
信長が旧秩序である仏教勢力、
反抗する大名などや、一向宗などを
叩き潰して、ローラーをかけたため、
次の秀吉、家康は、治めやすかったであろう。
信長は旧秩序の破壊者であった。