【保存版】年間100冊以上を読むぼくがオススメする、本を活かすための読書法

本は先人たちの知恵。自分の人生では見たことも聞いたこともない世界が広がっている。新しい世界はぼくの好奇心をかき乱し、毎日に潤いを与えてくれる。


最近アウトプットを心がけて、読書記録もインスタで残すように。それ以降「いつそんなに本を読んでるの?」とか「どうやって読書してますか?」とかそんな声を頂くようになったので、今日はそこのところを徹底的に解説していこうと思います。いつの間にか5,000文字を超えていたので、適度に読み飛ばしてください。笑

(参考:統一感のまったくないMyインスタ本棚)
https://www.instagram.com/higuhigu.83/?hl=ja
※Instagramの更新についてコツがあればぜひアドバイスください。笑

0.自己分析編

読書の目的は人それぞれですが、僕の場合は学びという文脈で本を読むことが多いため、この自己分析編を挟みます。
※純粋に読書を楽しみたい人は読み飛ばして大丈夫です!

Photo by Mathieu Stern on Unsplash


将来どうありたいのかや現在置かれている状況から、まずは自分に必要な知識がなんなのか、なぜその知識が必要になるのか、といったことを考えます。

その際に自分のことを深掘りする時間が必要になってくるというのが持論です。方向性さえ決まれば月ごとにテーマを設定して、本を選んでいく、そんな流れで読書をしています。

そうすると1冊の本に対する目的意識も明確化されますし、自分の中でどれくらいのインプットが必要になってくるかも把握できるので良いと思います。

【参考:自己分析結果と月ごとの読書テーマ】
理想像『キングダム昌平君のような現場でも活躍できる参謀』
やりたいこと『"繋げる"を通じて、人やものの価値を引き出す』
(りんごを食べたい人にりんごを届けられることであったり、そのもの本来が持っている価値を100%引き出すことをしていきたい。)
現在の状況『マーケティング(広告運用)を軸としたフリーランスでの活動』

(現時点での年間読書&学びテーマ)
3月:自己分析/自己理解
4月:ブランディング
5月:信頼構築スキル
6月:人間関係/コミュニティ論
7月:コピーライティング
8月:Webデザイン
9月:コーディング
10月:マーケティング基礎(基礎&GA分析)
11月:マーケティング応用(Python)
12月:マーケティング応用(Python)

(3月の定量目標)
①メモ魔の1000問ノックを完遂
②夢パワポの作成
③マイクレドの策定
→このように定量目標を立てられるとより本から学ぶ意識が生まれるかと思います。

自己分析編の最後に、自己分析を行う際に参考にした書籍をご紹介。

「絶対内定/杉村太郎」

就活生が「自己分析をしたいんですけどオススメの本ってありますか?」と、先輩に聞いた時に100人中93人くらいがオススメしそうな本。

過去〜未来まで、ワークシートを進めていくことで自分自身を深掘りしていきます。就活生向けに構成されているものの、社会人になってからこそ取り組んだら効果的な一冊だと思います。
※写真はぼくが使ってたものですが、毎年新しいものがでています。

②「メモの魔力/前田裕二」

平成最後に大ヒットを叩き出したSHOWROOM前田さんが執筆した本。メモの効力について記載されているのですが、最後の方に記載されている1,000問のリストがとてもボリューミーで、きっとタメになります。

僕は400問くらいでストップしてるので、もう少し頑張ろうと思います。笑

③「マイクレド/浜口隆則」

企業が行動指針として設定している「クレド」を個人でも使えるように分かりやすく書かれている本。

ボリュームは上記の2つより控えめですが、自己理解というより自分の行動指針づくりにフォーカスされているので実践的ともいえます。知名度こそ高くないもののオススメの一冊です。


1.今月読む本の選定編

各月のテーマが決まれば、次はその月に読む本の選定を行います。方法はとてもシンプル。


ひたすらリサーチです。笑

様々なレビューサイトを見ながら、共通してオススメしてある本やビビッと来た本をピックアップしていきます。例えば4月のテーマである「ブランディング」なら「ブランディング 書籍」といったキーワードで調べてみると

このように色んな記事が出てきます。

テーマにもよりますが、本ってすごくたくさんあるので、少し調べただけでも30~50冊くらいのリストができるかと。

僕は1ヶ月にテーマ本として読む冊数は10冊程度と決めているので、リストの中から厳選していくという流れです。


厳選する際は自分のフィーリングや複数の記事でオススメされているもの、基礎編と応用編など全体のバランスをとりながら進めます。この時、歴史について分かる本を1冊は入れておくと良いでしょう。

(4月の本を厳選した際にまとめたリストがコチラ↓)

ここでは「基礎」「歴史」「理論」「応用」「Web」「個人」といったカテゴリ分けで本を選びました。こうして本を厳選していきます。

ここでPCワンポイント! 「⌘+クリック」
基本的にMacを使って調べ物をすることが多いのですが、
その際に便利なのが「⌘+クリック」
※Windowsの方は「Ctrl+クリック」

検索結果のリンクは⌘を押しながらクリックすると、別タブでリンクを開くので一気に調べ物をしたい時にはオススメの小技です。笑


2.ようやく本題。インプット編

ようやく本の読み方にたどり着きました。ここからが本題です。笑

Photo by Nong Vang on Unsplash


この読書スタイルは読書法の本を色々と読み比べながら、自分にフィットする部分を組み合わせたものです。これが完成形でもありませんし、ひとつの参考程度にして頂けたらと思います。

インプットは大きく2つのステップに分かれています。

①全体把握
②精読

読書法の本と照らし合わせると、我ながら特に変わったところのない、オーソドックスな読書法だと思います。笑
手順はこの章の最後にまとめていますが、一応詳細をそれぞれみていきましょう。

①全体把握

まずは「はじめに」「おわりに」「目次」という3つを読み込みます。

これはしっかり時間をかけて読んでいきます。特に大事なのが目次部分。本を読む習慣がない人だと、すっ飛ばしてしまいがちだと思うのですが、目次を読むだけでだいたいどんな本か分かります。

本の全体像を把握するためにも目次をしっかり読みましょう。

「はじめに」「おわりに」を読む目的としては著者の問題意識を把握することです。

問題提起や実体験が掲載されていることが多いので、自分の目的と本が伝えたい内容の一致する部分をすり合わせていくイメージで読んでいきます。


「はじめに」「おわりに」「目次」は合わせて5分くらいで読めると思うのですが、実はここが1番大事だったりします。

その後、速読で本の全体像を確認していきます。手順は以下。

<速読ステップ>
1.本全体を2秒かけてパラパラめくる (30~60秒程度)
2.本全体を4秒かけてパラパラめくる (30~60秒程度)
3.本全体を8秒かけてパラパラめくる (2,3分程度)

2秒/4秒読みは構成を掴むと同時に、目を慣らしていく作業です。正直、僕自身も文字や文章を理解できているわけではありません。笑

ただ、このステップを踏むことで目が慣れていくので、8秒かけてパラパラめくるくらいのタイミングでなんとなく文字が頭に入ってきます。

これは高速道路を降りた途端、周りの車が遅く感じるように、ある程度早い速度で本を流していると、多少早いペースでも読めるようになるものです。こんな感じで全体像を把握していきます。

②精読

4.見開き1ページを3,4秒くらいのペースでなんとなく読む (20分程度)
5.気になるところを振り返って読む (5分程度)

あとは楽チン。速読のペースそのままに早いペースでの読書。気になる部分があれば、じっくり文字を味わってください。

ある程度パラパラ読みに慣れた目なので、見開き1ページを3,4秒くらいのペースで斜め読みしてもぼんやり内容が入ってきます。

速読は食べ放題ビュッフェと同じです。
全体を把握して、美味しそうなものをじっくり味わう。と、まあこんな感じでインプットしてます。

まとめ (読書ステップ)
1.はじめに、おわりに、目次をちゃんと読む (5分程度)
2.本全体を2秒かけてパラパラめくる (30秒程度)
3.本全体を4秒かけてパラパラめくる (30秒程度)
4.本全体を8秒かけてパラパラめくる (1分程度)
5.見開き1ページを3,4秒くらいのペースでなんとなく読む (20分程度)
6.気になるところを振り返って読む (5分程度)
→気になったとこはメモをとってます!気になる方はご連絡ください


3.記憶の定着。アウトプット編

Photo by Aleks Dorohovich on Unsplash


自分で書きながらだいぶハードな記事になってきていると実感しつつ。。。

アウトプット編いきます!残りわずかなので頑張りましょう!笑

インプットの質を高めるために、アウトプットにもほんの少し工夫を施しています。その工夫はたったひとつ。



「インプットとアウトプットを同じ日にしないこと」


たったこれだけです。
Instagramを主なアウトプットツールとして活用しているのですが、更新するのは読了してから2日以上経過してからの本というルールを定めています。


エビングハウスの忘却曲線を活用するためです。人は何かをインプットしても次第に忘れる生き物ですが、2回目以降学習する際にははじめより効率よく学習できるものです。

僕はこの理論を知って以降、復習(特に思い出す作業)に力をいれるようにしています。
(速読で何度もめくるのも「思い出す」行為を繰り返すイメージかもしれません。)


※エビングハウスの忘却曲線の詳細はこちら↓
https://ryugaku-kuchikomi.com/blog/ebbinghaus-the-forgetting-curve/


ですので、アウトプットの際には「思い出す」を意識することで、記憶の定着を狙っているのです。

そのためインプットの際にとったメモや実際に本を手にとって、印象に残った部分を確認していきます。


その中から「きっとこの情報は誰かの役に立ちそうだ」という情報をピックアップしてInstagramに取り上げています。(↓ぼくのインスタ本棚です)


4.読書法に関してのオススメ書籍3選

それでは最後に、読書法に関するオススメ書籍を3つご紹介。これから速読してきたいとか、たくさん本を使って学びを得ようと思っている人向けに選んでみました。

①「東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法 / 山口真由」

成功ストーリーを交えての速読方法を書いてある本。読書法についての方法は薄いものの、「思い出す」作業に重点を入れている点ではすごく参考になる部分がたくさん。

すべて取り入れるにはヘビーだけど、部分部分を自分なりにアレンジしていくとすごく効果をあげられそう。

「どんな本でも大量に読める「速読」の本 / 宇都出雅巳」

2,3年前に読んだから内容はそんなに覚えてないけど、たくさん本を読むには良い方法が書いてあったような気がする。笑

わりとオーソドックスな速読本って感じだけど、すごくとっつきやすく内容が網羅されている内容になっていた所感。

「行動する時間を生み、最速で結果を出す速読思考 / 角田和将」

速読法というよりは、ビジネス書として読み進めると良い一冊。必要なところだけを抜き取りながら学習効率を高めていく、わりと速読の王道をいっている勉強スタイルが説明されています。

読書を読書だけで終わらせたくない人にとってはとても良い本だと思います。

番外編「プロの学び力/清水久三子」

最後に。「学習」について書かれている本を紹介してほしい、と言われる時に必ずと行っていいほどオススメしている一冊がこれ。

何か新しいことを学ぼうと思っているなら、それを学ぶ前にまず1~2時間この本に目を通してほしいです。そしたら3倍くらいのリターンになって返ってくるので。

内容は見てのお楽しみ。とにかく学習効率が高まる本になっております。

5.まとめ

長々と紹介してきましたが、最後に伝えたいことは

「本は人生を充実させるための手段になり得る」

ということ。本を読むことで新しい世界が広がりますし、そこからさらに新しいことに対する好奇心が生まれます。

「本を読みたいけど時間がない」という人は、5分だけでもパラパラ見ることから始めてみてください。

それだけでも意外と内容の大枠は掴めますし、きっとそれが入り口になるはずです。

ひとりでも多くの人が本に触れ合って、いろんな本を紹介しあって新しい刺激を与え合うことができたらハッピーだなあとなんとなく思いましたとさ。


おしまい。

お読み頂きありがとうございます!まだまだ伸び代なので、ぜひフィードバックなども嬉しいです!