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乳がん発見 その2

その乳腺外科クリニックの待合所はめっちゃ空いていた
乳腺外科ってこんなもんなの?
でも内科もあるのに珍しいな

程なく呼ばれてここに来た経緯を話した
その後エコー検査
エコーの画面を見ながらそのお医者さんは顔を曇らせた
「通常なら別日を予約してもらうのですが、このまま午後に生検検査しましょう」
この言葉でやばいんだなと大体察しがついた
なのにこの医者はさらに言葉を付け加えた
「めんどくさいからと言って検査に来られないと困るので」

うわ嫌味なこと言うな〜


3時間ほど駅前まで移動して時間を潰し、またバスで病院まで行く
おっぱいの生検検査ってどうするのかな?
何も聞かされず「麻酔しますね」
麻酔するくらい痛いの?
ふーんと思ってるとなにやら脇の方でブッ刺して乳首のしこりを取る

痛ってぇぇぇぇええええええ!!!!!!!


「はい、これ3回やりますね」
何それ聞いてない!
なんでちゃんと説明しないの???????
あまりの痛さに気を逸らすためにそこにいた看護師さんにバスの時間を聞いたりしてた
急に話をふられた看護師さんはバスの時刻表なんて把握してないからめっちゃ困ってた
ごめんね!!!バスの時間とかどうでも良かったの!!!
なんでもいいから話して気を逸らせたかったの!!!!
「結果ですがおひとりで聞きますか?それとも聞きたくないてのでご家族に話しますか?」
自分で聞きたいと答えて帰宅
待合室に貼ってあった生検検査のポスターに「最近は痛くなくなりました」の言葉

うそつくんじゃねぇよ……

たしかに管を刺す入り口の脇の部分は痛くないけど、細胞採取の場所まで麻酔届かないから普通に肉ちぎられてめっちゃ痛いわ!
今はどうなってるのか知らんけど

そして後日検査結果を聞きに母に車で連れて行ってもらった
「がんでした」

これは手術の後でわかるのですが、ステージ2でした
一年半ほっといたわりに進行してなくてめっちゃ助かりました…
こればっかりは個人差があるので運が良かっただけですね

その後手術は別の大きな病院で、抗がん剤治療はそのクリニックでという話を聞く
「体調悪くならないよう量を調節して点滴しますが、抗がん剤は基本副作用で気持ち悪くなります」
「そして熱が出たらすぐ電話してここに来てください」
「人混みにはあまり行かなようにして風邪とか引かないよう気をつけて」
「白血球が減るので」
わたし「えっ、でも車持ってないので電車になるんですけど」
「電車に乗ってきてください」
「具合が悪いのに?」
「来てください」
こられるだろ?という顔して言うなよ、どんだけの副作用出るかわかんないのに気持ち悪くて熱出た状態で駅まで自転車漕いで電車に乗ってバスに乗り換えてここに??????
難易度高くない?????

これでうつ病モードが大全開です
うつ病患者って完璧主義者が割と多いのです
普段は自分は気が利かないし無神経だし適当だと思ってるのですが「ちゃんとやらなきゃいけない」と思うといい加減なのがダメになります
さらにうつで情報が入ってこなかったり、処理できなかったり、情報が繋がらなかったりで抗がん剤治療の「不衛生には気をつけて」がすごく難しく感じました
何より一番難しく感じたのは食事

「二日目のおかずは食べないで」

これです
一人暮らしで二日目のおかず食うなって難しい…
さらに具合が悪くなってるのに毎日手作り????
料理しないわたしが?????

次は医者と揉めたお話

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