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諸行無常と数の概念で育児は少しラクに楽しくなると思う

こんにちは。今日もゆるい育児しています。

先日NHKで『ママをやめていいですか』という映画が特集されいました。コロナの影響で子供と家に引きこもっていると色々と悩んでしまうママさんが増え、このような映画が話題になるようです。

映画のことはよく知らないのですが、
今、ちょっと辛いママさん達に是非伝わったらいいなと思うのがお釈迦様の教えである「諸行無常」、そして「数の概念」です。

私自身、お釈迦さまの教えを育児に取り入れたら育児ってすっごくラクに楽しくなりました。その最たるものの1つが、諸行無常という教えです。


育児こそ諸行無常

お釈迦様は「一切の現象は無常である」と説かれています。

私はまだまだ仏教初心者ですが、育児中こそ一切の現象が無常であることを理解しやすいと思うんです。

ママさんなら分かると思いますが、赤ちゃんの変化って目まぐるしい!
1ヶ月前と全く同じなんてあり得ないです(ちなみに私は出産前まで概念上の赤ちゃんしか知らなくて、赤ちゃんと言っても首すわり、寝返り、ズリバイ、おすわり、ハイハイなどこんなに細かな段階があるのかとビックリしました笑)。

これ、新生児の頃と2ヶ月後の娘っ子です。たった2ヶ月でかなり顔つきも違います。
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大人は確かに、1、2ヶ月前の自分との変化(まあ何ていうか老いだね!辛)ってよく分からないけど、子供は毎月、毎週、毎日単位で全然違いますよね。
だからこそ月齢フォトなんて撮るんですよね。

大人も、本当は無常なので変化し続けているけど見えにくい(シワとか見ようとしないw)。
でも、子供の変化ってわかりやすい。

そうなると「今ここの子供は無常なんだよね」ってママこそ理解しやすい!そんな風に思います。

実際、2歳になった娘から見ると赤ちゃん時代なんて無常 OF 無常!笑

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今日と同じ日は、二度と来ない。
今の月齢は、二度と来ない。

今、寝れなくてちょっと辛くてもその事象も無常。
ご飯食べなくても、全て床に投げ捨てられても(離乳食の時よくあったw)
全ては無常なので永遠には続かない。
なかなか立たなくても、病気とかじゃない限り、ヒトならいつか立つ。
イヤイヤ泣き喚いて悪魔のように感じるのも、せいぜい長くても3年。
赤ちゃん返りも、ずっとは続かない。
夜間授乳も絶対いつか終わる。
ある日突然、あんなに執着してたおっぱいに見向きもしなくなる日が来る。

だから、育児に関して「終わりが見えない」っていうのを聞くと
うーーーーんって気持ちになるのです。

私も、自分のイライラに悩みに悩んで自己嫌悪で
今マガジンで書いてる怒らない育児を始めたので、辛い気持ちも少しはわかります。

でも育児は必ず終わる。
全ては、無常だから。

ここを理解すると、ただただ辛いっていうのは少し減るんじゃないかなって、今は思います。


無常だからこそ、今ここを大切に出来る


今はこうだけど、これもいつか終わってしまうと思ったらどんなことでも、前より少しだけ愛おしい気持ちになれるものです。

床に這いつくばってイヤイヤするのも、大抵の場合10年後には絶対やらないでしょう。一切の現象が無常で儚いことを知っていると、今ここの我が子や一緒に過ごす時間を大切に出来ると思うんです。
それこそ最大の子供へのリスペクトとも言えると思います。

数の概念を理解する

次は数の概念についてです。
具体的にどういうことかと言うと、ざっくりした回数を把握することです。

例として夜の寝かしつけで考えてみましょうか。
寝かしつけが必要なのは、多分小学校入学くらいまででしょうか。仮に7年としましょう。

1年は365日なので

365(日) ✖️7(年) = 2555(回)

どうやったって、2555回程度しか寝かしつけ出来ないのです。
多いですか?少ないですか?どっちでもないですか?でも、これが事実です。

毎晩毎晩、終わりに向けたカウントダウンなんです。
夜泣きなどがひどい場合は仮に3年間夜泣きしてるとしてもプラス1000回。
もし4歳か5歳くらいで一人で寝るって言い出したら寝かし付け出来る回数はもっと少なくなりますね。

数を把握すると、無限に寝かしつけができるわけではないと分かります。

数を把握して、無限に続くわけじゃないんだと分かってからは、私は1回1回大切にしたいなって思うようになりました。
約2500回のうち、ほとんどをイライラして早く寝ろ寝ろオーラで怖いママでいたくないし、毎回、毎晩、なるべく安心して穏やかで楽しい気持ちでいたいなって思うんです。

終わりは前触れなく唐突にやって来る。
明日、突然終わるかもしれないことも、こと育児には沢山あります。
数を把握することも今を大切にすることに繋がると思います。

同じように、泣きわめく回数も癇癪でどうにもならない時も、牛乳ぶちまけるのも、いつか絶対終わりがきます。
母数が100なのか10000なのかはそれぞれ違うけど、子供は成長していくので必ずもうやらなくなるタイミングがくるんですよね。



時間についても、同じことが言えると思う。

子供と一緒の時間って毎日続くと永遠にも感じてしまうけど、絶対終わりが来る。

子供が1日12時間寝るとして、今、保育園や幼稚園もない期間1日12時間一緒にいるとしても、1ヶ月で360時間程度。
1ヶ月に360時間一緒にいれる期間は、10年後20年後から振り返ったらとっても貴重な期間だと思います。

限られた時間をどう過ごすかは、自分次第。

私は、一緒に過ごせる時間はなるべく笑ってたい、楽しくいたい、娘にとっても楽しい記憶であって欲しい、そう思ってます。
そのために初期仏教の勉強や怒らない育児などなどを至らないことだらけながら、実践・発信しているわけです。

まとめ

・育児中こそ諸行無常を実感しやすい。諸行無常だからこそ、今ここの子供との時間を大切に出来る

・数を把握することで、いつか最後の1回があること、終わりがあることが分かる

・子供とどう過ごすかは、今の自分次第


初期仏教を応用した怒らない育児マガジンも書いているので良かったらご覧くださいね。→怒らない育児

今回はここまでです。
少しでも穏やかにお子さんとのおうち時間を過ごせますように!

日々の育児の様子はインスタグラムでいちいち更新してますw
それでは!

怒らない育児は、お釈迦さまの教えの根本部分を伝える初期仏教(テーラワーダ仏教)で学んだことを応用しています。

アルボムッレ・スマナサーラ長老の著書「怒らないこと」では、
怒りについての初期仏教の教えを分かりやすく書かれていますので、ご興味がある方は是非読んでみてくださいね。
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