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UK.PROJECTがはじめた、新人アーティスト向けのレーベル「highlight」のこと。


東京・下北沢にある音楽レーベル兼プロダクションのUK.PROJECTが、この度新人アーティスト向けのレーベル「highlight (ハイライト)」を立ち上げ、本日2020年9月1日より応募の受け付けを開始しました。
ジャンル、形態、年齢、性別等、不問。応募楽曲はオリジナル楽曲、もしくはカバー楽曲でも大丈夫です。その他詳細は応募フォームをご確認ください。

我々がなぜこのレーベルを作ったか、その想いと狙いを知ってもらうため、心を込めて書きました。長くなりますが、お付き合いいただければ嬉しいです。

この記事を書いている私、今井が「highlight」の発案者でして、まずは自己紹介からはじめたいと思います。

自己紹介

2014年にUK.PROJECT入社(前職はタワーレコードの店舗スタッフ。約12年間で4店舗を渡り歩きました)。
入社後、オーディション担当、A&R、宣伝アシスタントを経て、odolというバンドのA&R/マネージャー。そして2019年春頃より、会社全体のデジタルチームを立ち上げました。業務内容としては、ストリーミング、YouTube、SNS等のマーケティング、プロモーション、アーティストチャンネル/アーティストページの最適化などをやっています。
また、2021年よりWurtSのA&R/マネージャーを担当するようになりました。

新レーベルを作った理由

UK.PROJECTは約30年の歴史の中で、数々のレコード(録音作品)をリリースしてきました。その中心には “ロックバンド”の活躍があり、それは今も続いています。“ロックバンド”がUK.PROJECTの強いアイデンティティであり、UK.PROJECTを知ってくれている方のイメージも近いのではないでしょうか。

レーベルの色は大切です。
でも、UK.PROJECTの中に、まだ何の色もついていない、まっさらな場所があっても良いんじゃないか。既存の枠に囚われない、次世代の音楽シーンを担うアーティストを発掘したい。

合言葉は、“新発見”。

シンガーソングライター、ラッパー、ビートメイカー、歌い手、ボカロP…何らか一点突破できる強みを持ったアーティスト

ロック、ソウル、ジャズ、ヒップホップ、エレクトロニカといったジャンルを横断したり、サンダーキャットのようにコンポーザー、プレーヤー、プロデューサー…いろんなものを飛び越えながら表現するマルチアーティスト

そんな今までとは違った、予想外の出会いを求めたい。

インディーズの醍醐味は、新しい才能を、面白い感性を誰より早く気付いて、フットワーク軽くどんどんリリースしていくこと。
そんな想いから、新レーベルを作ることにしました。

レーベル名とロゴ

“highlight”という言葉には、見所、光をあてる、目立たせるなどの意味があります。また、レーベルロゴはYARの花房さん(@mondaidarake)にデザインしていただきました。

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花房さんから、ロゴデザインについてコメントいただきました。

ロゴの「h」のタイポですが、
上の部分はアーティスト、下の部分はスタッフチームを表しています。
才能のあるアーティストをスタッフたちが下からしっかりと支える形にすることで、一丸となったチーム体制で新しい可能性を生み出していくレーベルの野心を表しています。
そして「g」のタイポはアーティストと、世界中のリスナーを繋ぐ2つの円を意味しています。
デジタルに特化したレーベルということで、より世界中の耳の肥えたリスナーたちと繋がる事ができるメリットがあると考え、hとgに抽象的にですが上記のようなレーベルの特徴を落とし込むことで、強い意味を持たせつつ、印象的なロゴにできたと思っています。

レーベル名もロゴもすごく気に入っています。

キーワードとアティチュード

キーワードは、“デジタル”。とにかく“デジタル”に注力してヒット作り、ファンベース作りをしていきます。

個人的にはここ数年、ストリーミング等のデジタルサービス/ツールに強く興味を持ち、デジタルプラットフォームそれぞれの担当者の方と意見交換をしたり、セミナーに参加したり、音楽デジタルビジネスの動向を追ってきました。
自己紹介にも書いた通り、昨年から社内でデジタルのチームを作り、様々な取り組みが実って、UK.PROJECTのストリーミング売上の前年比は他社平均を上回る実績を残せました(当然アーティストが素晴らしい楽曲を生んだことが大前提です)。まだまだ最前線には程遠いですし、自分一人では何もできないけれど、チームでやれば結構良い勝負ができるんじゃないかと思っています。

新レーベルでは、ストリーミング等のデジタルサービス/ツールを軸に、色んなアーティストを日本はもちろん世界に届けたい。
これまでの経験で得た知識の活用、これからどんどん進化していくであろう様々なサービスに柔軟に対応すること、そして面白そうなことは「まずやってみる」、多少のことでは挫けない「でもやるんだよ」精神でトライし続けます。

レーベルの役割

ここで我々のレーベルがやることを書きます。
・原盤制作
・プロモーション
・楽曲リリース(デジタルディストリビューション)

を自社内で一括でやります。

中でも、楽曲をいかに拡められるか…デジタルプロモーションが最重要
であると思っています。そこをもう少し詳しく書くと、

・DSP(Apple、Spotify、LINE MUSIC等)へのプロモーション
・プレイリストピッチング
・WEB媒体へのニュースリリース
・アーティスト、楽曲に合わせた企画の立案と実行
・自社SNSでの発信
・アーティストSNS運営サポート
・アーティストチャンネル、アーティストページの最適化

等々。また、ストリーミングなどデジタルで成功するには、長いタームでの戦略と実行力が必要です。細かい積み重ねでファンベースを作り、少しずつ大きなものにしていくことを目指します。

アーティスト毎にサポートして欲しい内容は少しずつ違うと思います。僕たちは提案すると共に、アーティストとしっかりコミュニケーションを取って、必要とするサポートをしていきたいと思っています。

松島功さんのnote「全アーティストのための音楽ストリーミング基礎講座」、これからの時代のスタンダードとなる内容です。まだ読んでない方は是非。

あなたの“好き”を教えてください

改めてになりますが、もう一度応募フォームを貼ります。

この応募フォームには、

・好きな映画
・好きな本・漫画・アニメなど
・その他あなたの好きを何でも教えてください

と、音楽以外の“好き”を聞く質問があります。
音楽にグッとくることが一番大事ですが、その他の興味も知りたいのです。それらが音楽と思わぬケミストリーを生むことがあるからです。

何らかピンとくるものがあったアーティストの皆さま、ご応募お待ちしております。

それでは皆さまからのご応募をお待ちしております。 今井

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