元作詞家の「オヤジになって尚更にイイなぁ…って思う曲 ②」
♬ 蘇る金狼のテーマ
前野曜子
1979年に公開された角川映画「蘇る金狼」のテーマソングです。ハードボイルドなストーリーにマッチしたやや武骨なイメージの楽曲です。
しかしながら唄うのは女性、前野曜子さんです。宝塚歌劇団出身の彼女は退団後に歌手としてデビュー、そして1971年ぺドロ&カプリシャスに初代ヴォーカルとして参加します。因みに彼女の脱退後の二代目ヴォーカリストが高橋真梨子さんでした。ペドロでの♬別れの朝 がヒットした後に脱退、渡米から別のバンド活動を経て、1979年にソロ歌手として発表されたのがこの♬蘇る金狼のテーマ です。
ハスキーでパワフルな唄声が乗ったこの曲は、映像のストーリーを引き立てる素晴らしい仕上がりのブルースであり、作曲はバンド「SHOGUN」のケーシー・ランキン氏です。作詞は浅野裕子さん、少々女性の作品であることは意外でしたが、獣の血、獣の涙、真昼の欲情など野性味ある言葉のチョイスが更なる迫力を楽曲に与えております。
この映画は松田優作氏の代表作でもあり、ストーリー、演技、音の見事な融合がエッジの効いた迫真の世界観を醸し出しています。
ご覧頂き有難う御座います🙇♂️
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