ひげシェフ

ぽんこつシェフ。料理歴はそこそこ長い。ジャンルももはや無いに等しい。和~洋~欧~亜~中…

ひげシェフ

ぽんこつシェフ。料理歴はそこそこ長い。ジャンルももはや無いに等しい。和~洋~欧~亜~中 俗にいう有名店での修行経験もないし師匠に有名な人もいません。現場仕事だけで 覚えてきたタイプです。血統書のない野良な料理人です

最近の記事

不適切にも程があるだろ、的な・・・

不適切にも程がある、今放映中のドラマ。 うちはテレビがないからTverで観たけど 一話を見てその後ダイジェストを見て終わり。 クドカンのドラマとしては嫌いじゃないしなんか言いたいことは よくわかる、というか今の時代の息苦しさ、はクドカン以上に 感じている世代だからさ、分かるよ、すごく。 それでも手放しでは楽しめないのは時代考証があまりにも出鱈目な点。 まだ生きてんだよ、当時を生きた大人がさ。 違うんだよ、アチコチと色々辻褄あわないんだよ。 細かい事までは言わないよ、小道具な

    • セクシー田中さん騒動

      いま、話題のセクシー田中さん原作者自殺の件。 経緯はニュースにあるから割愛しますが要は出版元とテレビ局の間でセリフ等は漫画原作を変えない、という条件付きでの制作契約をしたにもかかわらずそれを守らず、漫画を描いている原作者の意図を全く無視したドラマ脚本を書き続けその都度ダメ出しをした結果、ラスト二話は脚本家を 下ろし原作者が慣れない脚本を書いて放送した。結果的に ドラマとしては微妙な出来上がりになった、が当の脚本家が まずインスタで「原作者の意向で自分は下りた、面白くないのは

      • 雑煮に正解はない(笑)

        湘南で生まれ育ち僕が五代目、なのでまあこのあたりの家というのは間違っていないともう。うちの雑煮は鰹出汁ではあるけれど鶏肉が入り里芋が入り、焼いた角餅に薄く切ってさっと湯がいた大根が上に乗る、三つ葉も散らす、という雑煮なんだけど。子供のころからそれを食べて育ったからある年に東京の叔母の家で雑煮を食べて全然違うので驚いたことがあった。 東京の古い町並みのあるエリア、姑さんがなかなか粋な方だったのだけど古き良き江戸っ子だったので雑煮もまさに江戸前、具は餅と青菜のみ。そっけないくら

        • 正月早々・・

          正月早々まあ地震だの、航空機の事故だの、そうそう滅多に起きない事が 重なっている。 年明け早々連日悪いニュースがつづく、なんていうのは 過去にもそうそうは思い当たらない。 ただ、正直を言うと今の日本で正月だからなんて言えるのは 実はかなり限られた人たちで多くの人はそれこそカップ麺の年越しそばで お節も雑煮もない、なんて感じなんじゃないかと思ったりする。 去年は正直あまり良い年とは言えなかった。最初にもうケチが付いた年明けでなんとも「人の悪意」という奴に振り回された。 気持ち

        不適切にも程があるだろ、的な・・・

          カメムシは甘いコーヒ-に溺れる夢を見る。

          予期せぬ出来事は常に起こる。大概は嫌な事だ。 特に金が絡むとよい結末にはならない・・ 仕事をしたら代わりに金をもらう。当然の事で 世界で多分もっとも普遍的な行為の一つだと思う。 それを簡単に無かった事にされるのは非常にこまる。 「お、悪いんだけど、この前のギャラね、いまちょっとうちも苦しくてさ、少し待って欲しいんだよ、よろしくな」 こんな留守電一本で2週間分のギャラを払わないで済む話はない。 こちらから連絡しても出やしない。 流石に頭に来て先方がいるであろう場所に押し掛け

          カメムシは甘いコーヒ-に溺れる夢を見る。

          味の素、のこと。

          味の素のこと・・最近ネット上で有名な料理研究家?だったかが 味の素について言及して話題になったりしてます。 要はあれがあったほうが美味しくなるんだから遠慮なく使おうよ、という はなしね。多くの人が賛同しているらしい。まあ予想通りでもある。 この件はね、意外と根深い問題なんだよね・・・ ご存じの通り味の素は相当昔からある食品なんだけど。 どれくらい昔かあるか、製品は明治、商品としても大正には販売されている、と聞くと結構な長寿商品、なんだよね。 まあこれはね、昔の日本はやはり貧

          味の素、のこと。

          山岳遭難

          今年の夏は山の遭難事故が多かったように思う。 ネットニュースでも毎日のように全国で遭難事故の報道がみえた。 北アルプスとかメジャーなエリアだけでなく四国だったり栃木では 四人も低温症で亡くなったりしている。 滑落も多かった。富士山も9月に入って死亡事故起きているよね。 割と高齢者が割合としては多い感があった。50歳以上の人が 多いなぁ、という感じ。 僕の知り合いも北アルプスで滑落した。幸い足の指と手の指の骨折で 済んだけれどそれでもリハビリ入れたら全治三か月の重傷だ。 僕

          無意識のうちに・・

          SNSやYOTUBEには色々なCMがでてくる。 中でもコミックのCMとかはかなりの頻度で出てくるわけで。 まあちょっとおもしそう、って思う事はあるけれど わざわざ有料課金してまで読むことはしない。 スマホだと画面が小さくて読みずらい歳だし(笑) でね、そういうコミックの事なんだけど なにげに見ていると実はある種のパターンが多いみたい、と 気がついた。もちろんそうじゃない物も沢山あるだろうけど それでもそれなりに多くないとこれだけ違う作品のCMは 出来ないよなぁ・・って。

          無意識のうちに・・

          食の仕事2

          食の仕事2なんて書くと前回の続きみたいなんだがどうなるやら。 思いつきで書いてますからね(笑) 助っ人仕事を終えて(止めて)今月はプータローなひげです。 いや、それはまずいのね、当然支払とかはあるんだから。 でもなんかやる気が起きない・・・ヤバいなぁ。 僕は家にいるのが苦にならないタイプなので実は仕事がないとホント家から出ない生活になっちゃう。買い物にたまに出かけるだけ、で十分。 だから一言も口をきかない日もかなりある。全然ストレスにならない。 食事も家にいて活動量が低い

          食の仕事

          食の仕事・・ここ数年はコンサル的な仕事が 多かった。まあいつもある仕事でもないので 安定とは縁がない、のが残念だけど(笑) いまは知り合いの方のお店を期間限定で手伝っている。 レストランのオーナーさんで先輩だ。運営を任せていた人が適当で赤字で 最終的に急に投げ出してしまい、営業自体が人手的に出来なくなり 誰かすぐ働ける料理人を紹介してほしい、と連絡がきた。 ちょうど仕事が一つ消えて予定が空いていたし少し前に 行った大規模な単発のケータリングでこちらの方には色々とお世話にな

          思い出のパスタ

          写真だとわかりづらいのだけどこれは梅干しのパスタ。 梅しそではなくて梅干しとスイートバジルのパスタ。 ドイツ暮らしをしていて経済的にも日本食は高くつくので 我が家はあちらの食事が多い家だったのだけどパスタはまあ よく食べた。安上がりだしね。 そんなパスタの中でもこの梅パスタは日本的で、でも材料は ドイツで普通に手に入るものばかり。梅干しは当時割とよく 頂き物がいつもあった。海外で暮らすとなると日本ではまず梅干を 持っていこう、となるらしい。実家から手作りの梅が来る、なんて 家

          思い出のパスタ

          地方暮らし

          田舎とは少し違う?地方暮らし雑感。当然ですが私見です。 いま仕事で高知県に住んでます。仕事先には良くしていただいて 快適な生活です。住んでいるのは典型的な地方都市、それも小都市です。 人口2万程度、一通りは何でもありますが本当に欲しいものがない、事は 日常になりつつあります。高知市まで行けばある程度は手に入りますがそれでも難しい場合はネットです。東京首都圏で長年暮していると普通に手に入るもの、が実は普通じゃない、という事を忘れてしまうんですよねぇ。 数年前の石垣島、あるい

          還暦記念2

          記念とはいっても思い付きで書いているので順不同なのはご容赦を。元々が自分の頭の中を整理するための文章なので。 さて還暦になった、とはいえ外見なんてこの数年ほとんど変化がない、と思っていて髭があるか、ないか、それも仕事の都合で剃ったり剃らなかったり、というだけの話なのだけど、死んだ父親によく似てきた、と感じることが増えた。鏡を見て「おわっ!」って思う事がたまにある。滅多に逢わない親戚などには必ず言われるが確かに、って思う。 ただね、僕は父親の事が好きじゃない。勿論いい思い出

          還暦記念1

          おかげさまで還暦になりました。早生まれだからやっと、というべきだろうか。この三月生まれでおまけに早産で小さかったので子供のころは正直とても苦労した記憶しかない。早産で発育が遅いうえに同じ年でも11か月の肉体差は幼児ではでかいわけで。特にうちは両親ともどちらかと言えば小柄なほうなのでどちらに似てももともと大きくはならない、のは明白だし。 幼稚園時代はそれでも何とかなっていた。ただ今でもいくつも記憶があるけれど皆と同じことが出来ない事が多々あった。折り紙は特に苦手で全く理解でき

          オークション 悲喜こもごも

          先日ヤフオクで落としたアンティークのロイヤルコペンハーゲン。 最近はオークションなんてレコードのジャンル以外見ないし、もちろん出さないし、だから ぜんぜん触ってなかったんだけどちょっとほしい物があって。 あ、こういうモノはオークションで探した方が安いかも、的な下世話な感じで久しぶりにヤフオクを覗きまして。 最初の目的は全然達せず・・・「新品買っても大して変わらない」というのが現実だと理解したわけです。 ついでにちょこまかとあちこち覗いて。だいぶ前にチェックだけしていたものの

          オークション 悲喜こもごも

          レコード奇譚2

          家にいる時間が長いのでついつい(笑) で以前も書いたけど当時物のアイドルのレコードを少し手に入れました。松田聖子の1stと中森明菜の1st。聖子さんの1stは18歳で1980/8発売、明菜さんのほうは16歳で1982/6発売と二年の差があります。 聞き比べてみました。再生の条件は全く同じです。 意外とね、音、違うんですよ。音圧もかなり違う。これ不思議ですけどね、アナログのレコードだから感じるのかな。 明菜さんのデビュー当時のキャッチが「ちょっとエッチな美新人娘(ミルキーっこ

          レコード奇譚2