マガジンのカバー画像

私の求道体験記・仏教のこと

91
仏教とは何なのか?自己とは何なのか?浄土真宗の教えを通して私が体験したこと、感じたことを具体的に記録した記事を集めております。皆様にとってこれが仏教とのご縁になれば、嬉しく思いま…
運営しているクリエイター

#信心

私がどのようにして「死の問題」を解決したか

突然ですが、皆さんは病気になったら、どこへ行きますか?恐らく床屋でも八百屋でもなく病院へ…

東野たま
7か月前
34

仮の場所

この世は仮の場所 誰ひとり留まり続けることはできない みな棲み慣れたこの世から いつか必ず…

東野たま
1年前
20

空過(くうか)ということ

私の好きな僧侶系YouTuber「ねこたまさん」です。 “念仏の教えは、幸せに目が眩んだ状態に冷…

東野たま
2年前
16

矛盾なき世界

矛盾というのは「人智の枠で捉えた場合」という条件付きの受け取り方でありましょう。我々には…

東野たま
2年前
18

ご催促のお念仏

朝目が覚めてなんまんだぶ 用を足すときなんまんだぶ 玄関出るときなんまんだぶ 電車に乗った…

東野たま
2年前
20

花よ咲け

花よ咲け 花よ咲け あちらでも こちらでも 春に咲く桜のように 夏に咲く向日葵のように 念…

東野たま
2年前
15

お話のお話

世界には、いい話、素晴らしい話、ためになる話、聞いておくべき話がたくさんあります。それらの話は私たちにとって大切な話だから、人から人へ永く語り継がれてきたのでしょう。 私たちは様々な豊かさを享受しながら生きていますが、とりわけこういった「話」こそ、人類にとって「共有されるべき宝」であると私は思っています。その、たくさんある大切な話、宝のような話の中で、私が是非とも皆さんに聞いてほしい話がひとつあります。 始めに断言しておきます。この話を知っているか知らないか、それで人生は

思慮分別の世界は

 『百聞は一見に如かず』

大慈大悲の世界は

 『百聞は一聞に如かず』

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

東野たま
2年前
14

問題の所在

上記は、西光義敞師の著書「わが信心わが仏道」からの一節である。名号とはつまり南無阿弥陀仏…

東野たま
2年前
20

『聞即信』

浄土真宗の信心は聞即信。 つまり、聞いたそのままが信心ということ。 何を聞くのか。 南無…

東野たま
2年前
14

死と、希望と、浄土往生のこと

「彼らは最後まで生きることを諦めなかった。」 病床に付し、不治の病と懸命に戦い、力尽きて…

東野たま
2年前
27

宝探し

泣くことから始まった 名前さえ知らない命 それはただ声だった 今在るということ  それは …

東野たま
3年前
28

知識、知能、知性、その先にあるもの。

 知識というものは生きていく上で非常に重要である。と言いたいところだが、それは個々人が決…

東野たま
3年前
41

私の求道体験記 ③二人の善智識 後篇「久保光雲」さん

 皆さんは物心ついたくらいの頃、何だかわからないけれど、とてつもなく恐ろしいことってありませんでしたか?例えば幽霊とかピエロとか、何でもいいです。思い出せますか?「死ぬ」ということもそうですね。死んだら無になる、自分という存在がなくなるということが怖いと感じられた方も多いはずです。私が子供の頃一番怖かったことは「永遠に終わらない」ということです。夜寝る前に布団に入ると、いつもこの恐怖が襲ってきました。自分が死んでもまた別の何かに生まれ変わって、死んで、また生まれ変わってを繰り