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天然とんこつラーメン

どうも。東野京(ひがしのみやこ)です。

先日街でとんこつラーメンの某チェーン店を見かけました。

唐突に、今まで気にしたことのなかった「天然とんこつラーメン専門店」という謳い文句が気になってしまいました。

“天然”はどこにかかっているのか

そもそも「天然とんこつラーメン専門店」の天然はどこにかかっているのでしょうか。

天然のとんこつなのか、
それとも天然のとんこつラーメンなのか。
はたまた天然のとんこつラーメン専門店なのか。

天然がどこまでを修飾しているのかで意味合いが大きく変わってくるように感じます。

日本語って難しいですね。

文の切れ目を考えた時、個人的には天然/とんこつラーメン/専門店がしっくりくるように思います。

文の区切りを考える時は「天然のとんこつラーメンの専門店」のように「の」を挟む方が分かりやすいかもしれません。

ここでは天然のとんこつラーメンという前提で進めていこうと思います。

天然ではないとんこつラーメンがあるのか

そのお店のラーメンが天然のとんこつラーメンだとして、天然ではないとんこつラーメンが存在するのでしょうか。

天然の対義語だと人工や人造といった単語が挙がるかと思います。

養殖という単語を思い浮かべる方も少なくないかもしれません。

ラーメンにおいて何が天然で、何がそうでないのでしょうか。

そもそもラーメンは全て人工的に作られた食べ物であり、自然に生まれるラーメンなど存在のしようがありません。

天然と養殖の差異で考えると、個体値のバラつきというポイントがラーメンにも当てはめられそうです。

個体値のバラつきが少ないラーメン、インスタントラーメンやチェーン店のラーメンなんかは養殖ラーメンと言えるのではないでしょうか。

つまり、個人店のラーメンこそがある種の天然ラーメンだと言えそうです。

個人店でもほぼバラつきのない安定したラーメンを提供し続けるお店もあるかとは思いますが、基本的には良くも悪くも多少のブレが存在するものでしょう。

あれ、その観点でいくと天然とんこつラーメン専門店は天然ではなくなってしまう……?

養殖がダメと言いたい訳ではありません。
私個人はチェーン店を好んで利用します。

工場で作られたスープ、どこでも同じ味を楽しめる素晴らしい養殖ラーメンなのではないかと。


答え合わせ

「天然とんこつラーメン」とは何なのか。その問いに対して手探りで進んできましたが、その答えが存在していました。

「天然」という表記につきましては、インスタントの豚骨エキス等を一切使用しない、純粋な「とんこつスープ」であることを「天然」という言葉を用いて表現したものです。

上記HP内、よくあるご質問より

なるほど。天然のとんこつラーメンではなく、天然のとんこつが正解でした。

とんこつは自社で豚の骨から抽出したもののみ、だから天然とんこつなんですね。

そもそも前提からハズしていましたね。お恥ずかしい限りです。

おわりに

ラーメンの話をしていたらお腹がペコペコになってしまいました。

今日は仕事中も一日ラーメンのことしか考えられないかもしれません。困りました。

最後までお目通しいただき、ありがとうございました。

またお目にかかることができたら幸いです。


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