自信満々な態度を取られると相手が正しいように錯覚してしまいがち
どうも。東野京(ひがしのみやこ)です。
自信満々な態度を取られると相手の方が正しいように思えてしまう時がありますよね。
今回の記事はそんなお話です。
スイーツを食べたかった
疲れている時、ついつい甘いものが恋しくなりますよね。
私は甘味が大好物なので疲れていても疲れていなくても日々何かしらの理由をつけてスイーツを食します。
理由付けするのは食べたら太るという当たり前の現象に背徳感を覚えるためで、いつも何かしらの免罪符を求めてしまうのです。
その日も仕事が忙しかったとか、何かイレギュラーがあって疲れていたとか、そんな理由だった気がします。スイーツでも食べないとやってられない気持ちになっていたように思います。
シュークリームを買うことにした
自宅の最寄り駅にはチェーン展開しているシュークリーム専門店があります。
改札のすぐ側にあり、仕事帰りに買って帰るのにちょうど良いです。
残業が長引いて遅くなるか材料を切らしていない限りは仕事帰りの時間でも購入できるので大変ありがたいです。
ここ最近仕事が繁忙期だったことや買おうと思うタイミングで材料切れに遭遇していた為、暫く食べられていませんでした。
想像しただけでシュークリームの口になってしまい、その日こそはシュークリームを買って帰るぞという強い決意を胸に電車に揺られていました。
私は何個シュークリームを買っているのか
いよいよ自宅の最寄り駅に付き、いつもより足早に改札を通り抜けました。シュークリームを楽しみにする余り、今にも駆け出しそうな勢いでした。
改札を出た後は一直線にシュークリーム屋さんに向かい、平静を装いながら注文口にいる店員さんに声をかけました。
「カスタードのパイシューを3つとカスタードのクッキーシューを2つ、カスタードのラングドシャシューを2つでお願いします」
店員さんは私の注文内容を復唱し、会計口へと誘導しました。
私は目の前でクリームを詰められていくシュー生地に目を奪われかけましたが、誘導に従って会計口に向かいました。
「○○個なのでこの大きな箱にお入れします。この箱には持ち手が付いていないのですが、持ち帰り用の手提げ袋はご入用ですか?一枚○円となるのですが」
お会計の店員さんは私に持ち帰り用の手提げ袋が有料となるが購入するかどうかを問いかけました。
袋のことに気を取られていたのですが、店員さんは10個と言った気がします。私が頼んだシュークリームは7個。7と10を聞き間違えるとは考えにくいです。
シュークリームの用意が終わり、お会計になりました。
「合計10個と手提げ袋で〇〇円です」
やはり10個と言っていました。
「いや、10個じゃないですよ。3個と2個と2個なので」
注文を受けてくれた方の店員さんがお会計の店員さんに訂正をかけてくれました。
「そうか、じゃあ9個ですね」
お会計の店員さんは納得したような素振りでした。
「お待たせしました。中身の確認をお願いします。パイシュー3個とクッキーシュー2個とラングドシャ2個でお間違いないですね」
お会計を払う前にシュークリームの用意が済み、お会計担当の店員さんと数を確認しました。箱の中身は確かに7個でした。
「では9個と手提げ袋で〇〇円頂戴します」
数量。今一緒に中身を確認した数量。と思わずツッコミを入れかけました。
店員さんがあまりにも自信満々なので私が間違っているのではとすら思い始めました。
しかし、冷静に見てみると金額は7個分で間違いなさそうです。私は提示された金額を支払い、すぐにレシートを確認しました。
レシートにはシュークリーム計7個と手提げ袋分の印字がされていました。
スイーツの魔力
家に帰るまでは個数のやり取りが頭に残って離れませんでしたが、シュークリームの箱を開けた瞬間に全てが吹き飛びました。
開封した瞬間の香ばしい匂いと美しいビジュアルに一切の雑念が消え去ったのです。
一口かじれば濃厚なカスタードクリームで身も心も満たされ、頭が真っ黄色になりました。カスタードの海に溺れそうです。
素晴らしい。買って良かった。という気持ちでいっぱいになり、ニヤニヤしながら食べているとあっという間に3個程箱から無くなっていました。
少し前に流行っていたフレーズを思い出し、スイーツしか勝たんと呟いていました。
美味しいスイーツが食べられたら大抵の事はどうでも良くなりますね。
自信満々な態度を取られると相手が正しいように錯覚してしまいがちですが、この先もスイーツの美味しさだけはきっと揺るがないのでしょう。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
また何処かでお目にかかれたら幸いです。
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