クラクション

どうも。
東野京(ひがしのみやこ)です。

喪中の方もいらっしゃるかもしれないので、新年の挨拶は控えます。

新年早々災害や事件が多く、心が痛みますね。

私は胃腸炎に罹り寝込んでいました。
震災も火災も切り付けも全て高熱に魘されて見る悪い夢だったら良いのにと思いましたが、悲しいことに全て現実でした。




クラクションを鳴らした

冒頭で記した胃腸炎に罹る前の話です。
私は買い物で自家用車を走らせていました。

目的の品物を買い終えて自宅方面へと向かっていた時に、クラクションを鳴らさざるを得ない事態に遭遇しました。

少し大きめの道路で本線と側道に分岐する交差点に差し掛かった際の出来事です。

その信号は赤信号+矢印(左右)のみで表現される仕様となっています。

側道に入りたい私の前に1台の車が停車しています。
信号は赤信号+左矢印、つまりは進めです。

しかし、前方の乗用車は一向に進む気配がありません。
ナンバープレートを見ると県外のナンバーであり、年末年始の帰省者か旅行者等でこの道を走り慣れていないであろうことが推測されます。

出来れば気付いてほしかったのですが、私は渋々クラクションを鳴らしました。

意図に気付いてくれた前方の車は無事に進み出し、私も無駄な遠回りをせずに済みました。


クラクションへの苦手意識

先程の内容を見て、さっさとクラクションを鳴らせば良いのでは?と思った方も少なくないかもしれません。

しかし、私はどうにもクラクションが苦手で叶うことなら鳴らしたくないと思っています。

元々突然発せられる大きな音が得意ではないというのもありますが、中でもクラクションには苦手意識が強いです。

クラクションが鳴ると交通事故のシーンが頭にフラッシュバックしてしまうのです。

トラックに突っ込まれてグシャグシャになった父のハイエースの姿が、死ぬ間際に運び込まれた見るに耐えない父の姿が、頭に浮かんでしまうのです。

交通事故の発生時に乗り合わせていた訳でもないのに、何故か知らないはずの事故の映像が脳裏に過ってしまうのです。

頭がおかしいのかもしれませんね。

似たような話で、実家が全焼してから暫くの間、火を使えなくなったことがあります。

火を見ると燃え盛る実家、亡くなった母が思い起こされて吐きそうになってしまっていました。

それまで出来ていた自炊が一切できなくなり、体重が著しく増加したことも懐かしいです。

実家の家事にしても、私が到着した時にはとっくに全焼していたので焼け跡しか見ていません。

それなのに火事の映像がフラッシュバックするというのは変な話です。

火の扱いは問題なくなりましたが、今でも火事の映像は苦手です。

少し脱線気味になってしまいましたが、過剰な想像力によってクラクションに対して必要以上の苦手意識を持ってしまっているというのが現状です。


前職での話

前職では業務の都合上、車両を運転する時間が大半でした。

高速に乗っていてヒヤッとするような経験もしばしば有り、それらは枚挙に暇がないと言えるでしょう。

そんな危険に遭遇した時、先輩が同乗しているとしっかりとクラクションを鳴らすように言われます。
(私はビクッとして身体が固まってしまい鳴らすタイミングを逃してしまうことが常でした)

先輩は私にこう言いました。

「危険な運転をしているということをきちんと分からせたらなあかん。じゃないと平気で同じ運転をする。いつか本当に事故る。そいつのせいで被害者が出てしまう」

確かに一理あるなと思いました。
指摘をしてあげなければいつまでも変われないままなので、そのキッカケになるのであれば必要な行為なのだなと思うようになりました。

とは言っても鳴らしてもそう思ってくれるかどうかは受け手の問題なので難しいところです。


苦ではないクラクション

鳴らされても苦ではないクラクションもあります。

譲った時に手を上げる代わりに軽くプッと鳴らすタイプのクラクションです。

感謝の気持ちが伝わってくるのもありますが、人によっては鳴らしてくるという心の準備が出来ていることの方が大きいかもしれません。

ただ、それもクラクションである必要はないなと思ってしまいます。
手を上げるジェスチャーで十分かなと思ってしまうのです。

単純に私自身がクラクションを鳴らしたくないからそう思ってしまうのでしょうが。


おわりに

ちなみに1番許せないクラクションは横断歩道前で歩行者を渡らせようと停車する時に鳴らされるクラクションです。

今住んでいる地域では横断歩道で停まる車の方が少数派に思われるほど運転マナーが良くないです。

全員教習所からやり直してこいと言いたくなってしまいますね。

何だか全編を通して愚痴のような内容になってしまい、申し訳ありません。

最後までお目通し下さった方、ありがとうございます。

また何処かでお目にかかれたら幸いです。

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