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4月2日は「世界自閉症啓発デー」そして映画「僕が跳びはねる理由」スタートします!


4月2日は「世界自閉症啓発デー」です。

イギリスで制作された映画「僕が跳びはねる理由」が日本でも4月2日から、公開されます。

この映画は、世界各地で暮らしている5人の自閉症者の生活の様子や思いを通して「生きる」とは何かということを問いかけています。自閉症者の視覚や聴覚など言葉では説明できない感覚や感性を映像という方法で表現してくれています。それは、とても興味深いことだと思います。

意識下で起きている感覚は、自分だけにしかわかりません。それを僕は、著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」の中で説明しました。
僕の本を読んでくださった方は、自閉症者の感覚について、それぞれに想像してくださったのではないでしょうか。

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この映画では、心に染み入るような音楽や、写真のようなカットが織り交ぜられた映像が出てきます。まるで自閉症者になったかのような感覚に浸ることができると思います。
音響もとても素晴らしいです。ぜひ、映画館でご覧いただければ嬉しいです。

映画館で販売されているパンフレットには、映画ジャーナリストとしてご活躍されている金原由佳さんに取材していただいたインタビュー記事も掲載されています。この映画を通して僕が考えたこと、登場人物ひとりひとりに向けてのメッセージなど、このパンフレットでしか読むことのできない内容も掲載されています。

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誰のせいでもない。ましてや自分のせいではない自閉症という生きづらさを抱えながら、当事者も家族もみんな一所懸命に暮らしています。
人が生きていくためには、自分を見失わないことが大切ではないでしょうか。

僕は自閉症ですが、これが僕の日常なので「自分が自閉症であること」と「幸せ」は、直接関係がないと思っています。自閉症者でも幸せに生きている人もいれば、普通の人でも不幸な人はいます。

自閉症であるために悲しい思いをしている人や苦労している家族がいることも事実でしょう。

自閉症者と呼ばれている人たちが何に困っているのか、どんな助けを必要としているのかは、ひとりひとり違うと思います。
理解してもらうためには、自閉症という障害に興味を持っていただくことが大事なことです。

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どうかみんなが生きやすい世の中になるよう、これからも応援していただければ有難いです。

どうぞ、よろしくお願いします。




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