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星になった日


みごとな宇宙に

降り立った

銀河の中の星々たちが

僕に挨拶をする

「こんにちは」

昼か夜かもわからない世界で




目もくらむほどの美しさ

僕は深いため息をついて

涙する

こんな世界があるなんて

忘れていた




いつまでも見ていたいけれど

それが許されることなのか

わからない



誰だって

覚えてはいない

ここにいたことを




みんな忘れているよ

だから夜空を見れば

憧れる

星を眺めては思いをはせる



空に導かれ 星になる

その時

魂も消滅するけれど

それは一瞬のこと




小さな小さな星の誕生は

神様に祝福され

宇宙に生まれた



また いつの日か

生まれ変わるその日まで

しばしの休息


この場所から人々の幸せを

一心に祈ろう








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