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ふわふわもちもち巨大な雲を拾う

先日みた夢の話。
晴れた夏の日。わたしは道路沿いの道を歩いている。
しばらく歩いていると、海が見えてきた。
キラキラした海。
再び道路の方に目をやると、車は一台も走っていない。
その代わりに、大きくてマシュマロのような雲がいくつもおちている。なんだこれ!と興奮気味に近づき、触れるとふわふわとしてもっちりした感触だ。

しばらく触っていると、後ろから「ずいぶん溜まったなぁ」という声がした。
振り返ると、自分の身長と同じくらいの巨大なハサミを持った老人が立っている。
老人は、慣れた手つきで、巨大なハサミを持ち上げ、大きな雲を切りはじめた。
その手さばきに見とれていると、老人は「雲切り、やる?」と言い、ハサミをわたしてきた。雲切りという技らしい。

巨大なハサミを広げ、恐る恐る雲切りを行う私。
もちっとしていて弾力がある。プチン!と気持ちがいい音がした。綺麗に切れる雲。
雪面のような断面が美しい。
細かく切った雲のカケラは小さな雲になって空に飛んでいった。

きれいだなぁ、とぼんやり眺めているところで目が覚めた。







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