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布団を語り、思い出す味

今朝みた夢の話。
私はご近所さん達数人と、大きな和室に集合し、
布団について語り合う会を開いている。
目の前に並ぶ3つの布団。

私の隣の女性が、まず一番右にある、スカジャンのような生地とデザインの布団の前に立ち、紹介をはじめた。
女性は、険しい顔をしながら「このスカジャン布団は要注意。これで眠ると、日常の余韻だけが消えていきます」と説明した。
なんだか心がザワザワとした。

次に、高齢の男性が、透明なビニール生地の布団の前に立った。
男性は「こちらの布団は、明日が透けてみえるので、ありがたい」
と言った。みんな、いい布団だ、と口々に言い、透明な布団の生地を覗き込んだり、写真を撮ったりした。

残りの布団は、見た目は普通の白い布団だ。
少年が前に立った。
「この布団の中には、好奇心が詰まっています」と言う少年。
みんな、おぉ〜といいながら嬉しそうに布団を触る。
わたしも触ってみると、ふかふかして、少しあたたかい。
人肌みたいだと思った。

黄色のエプロンをつけた女性が、ぼそっと「好奇心は、肝油ドロップの味がするらしい」と言った。

私は、肝油ドロップの味を思い出しながら目を覚ました。








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