ラーメン店で見つけた、子どもの純粋な喜びの表現

先日、友人と隣町のラーメン店に行きました。店内の壁一面には、こどもの日のキャンペーンとして展示されたラーメンの塗り絵が鮮やかに広がっていました。こどもの日はすでに過ぎ去っていますが、その光景は楽しげで眺めていて心地よかったです。

その中で、一枚の絵が私の視線を奪いました。赤いクレヨンで大胆に色付けされていたその絵は、強い躍動感を感じさせました。私と友人は、その作品を見つつ「かなりすごくない?あのタッチは将来シリアルキラーになるかもしれないけど、それがなんともかわいいね」と、ほのかに微笑み合いました。

すごかった

著作権的によくありませんが、とにかく誰かに見せたいので、ぼかしを加えて載せます。(すみません)

赤いクレヨンが全方向に飛び出しており、その絵からは強い躍動感を感じました。
これは大人は決して用いない独特の表現方法で、私はその独創性に深く感銘を受け、子どもらしい作風に和む気持ちになりました。

迷信を思い出す

子どもが選ぶ色からその心理状態を読み取るという説がありますが、私自身はこれを単なる迷信と考えています。しかし、もしもこの理論が正確ならば、この絵の作者は大胆に喜びを表現していると解釈できるでしょう。

私がこの説の真偽を確かめようとインターネットで調査を試みたところ、結果はあまり信頼できるものではありませんでした。しかし、それでも私は子どもが大胆に喜びを表現した絵を見ることができました。純粋な喜びと創造性が溢れていて、あの絵を見て、私自身も素敵な気分に浸ることができました。

子どもたちが自由に色を選び、感情を表現する様子は、私のような大人にも喜びをもたらしていると感じました。
子どもたちが自分の感情を理解し、それを他人に伝えるための一つの手段は、その過程自体にも価値があるのです。

自分自身の感情と価値

なぜかNina Simoneの"My Baby Just Cares For Me"を思い出しました。Babyという単語が繋がったんだと思います。この歌は、社会的な地位や名声よりも、自分自身に価値を見いだすことの重要さを歌っています。そして、この絵もまた、その子の自分自身を表現するために選んだ色と形が、その子自身の価値を物語っていました。

大人になると、成功や他人からの評価を求めて、自分自身の感情や価値を無視してしまうことがあります。しかし、あの絵を見て、純粋な気持ちと自己表現の大切さを思い出しました。あの絵は、私がどれだけ成長し、どれだけ物質的な成功を追求しても、最も大切なのは自分自身の感情と価値だということを思い出させてくれました。そして、それはNina Simoneの歌が伝えているメッセージと同じです。

最近、何か純粋な気持ちで想ったり考えたりしていないなと思いました。なんとなく、自分自身の価値を認めることの大切さを思い出せたような気がします。そして、それが真に人間らしく生きるための方法なのかな、と考えていました。

おわり

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