【TOEIC】必ず成果の出る勉強法/攻略法(リスニング)

こんばんは、ひがです!
先日の初投稿、特にどこにも転載したわけではないのに意外と反応がありびっくりしています。
現在進行形でいろいろ勉強中なので、またいろいろと記事にできればと思っています。

さて、前回の続きです。今日はリスニングパートについてお話します。
前回の記事を読んでいない方は前回の記事からどうぞ。

【TOEIC】6か月でスコアが450点アップしました!|ひが@資格取得マニア|note

リスニングは短期間で大幅な得点アップが狙える

あえて言います。
TOEICのリスニング、コツさえつかめば滅茶苦茶簡単です。

まず、こちらが私が1回目に受けた時の点数です。

リスニングよりもリーディングが高いなんて今では考えられない…

そしてこれが1か月後の2回目。

1か月で110点アップ

最後にこれが、最新の点数です。

合計6か月程度の勉強でほぼ満点に

リスニングパートは495点満点ですが、合計6か月の勉強で280点→490点と210点伸びています
そのうち、最初の1か月で110点伸びています。その間リーディングは5点しか伸びてないので、いかにリスニングが伸びやすいかがわかりますね…

リスニングパートの構成

まずはリスニングパートの構成からみていきたいと思います。

Part1‐写真描写問題(6問)
写真を見て、流れてくる説明文から最も適したもの選びます。(4択)
Part2‐応答問題(25問)
文章とそれに対する答えが流れてくるので、最も適した答えを選びます。(3択)
Part3‐会話問題(39問)
2人または3人の会話が1度だけ放送されるので、それに適した答えを問題用紙の答えの中から選ぶ。1つの会話につき設問は3問。(4択)
Part4‐説明文問題(30問)
アナウンスやナレーションのようなトークが1度だけ放送されるので、それに適した答えを問題用紙の答えの中から選ぶ。1つの会話につき設問は3問。(4択)

個人的な点数の取りやすさでいうと、
Part1>Part2>Part3≧Part4

です。「Part2が一番ムズイよ!」って方もいらっしゃると思いますが、対策はPart3や4より簡単なのでこの順番にしています。
さて、それでは各パートの対策を見ていきます。

各パートの対策

では、各パートの対策を見ていきます。
リスニング対策では用意する本は1冊だけ。公式問題集です。

とにかくこの問題集が一番優秀です。前回のnoteでも書きましたが話者が同じなので、この問題集で慣れれば本番でもスムーズに入っていけると思います。
ちなみに私は最初は公式問題集7を使いました。家に問題集がある方はもちろんそれを使っていただいても構いません。ちなみに私は6~9まで持っていますが、難易度的には(優しい順から)6<7≦9<8みたいな感じでした。※感じ方には個人差があります
公式問題集9は難易度もちょうどいいし最新のトレンドも抑えているのでお勧めです。高みを目指したい人は最後問題演習をたくさんやるのがいいと思うので、数冊持っていてもいいかもしれませんね。

また、攻略の前提としてある一定の単語力は当然必要になってきます
「単語が何言っているかわからない!」って人はまず単語を勉強してください!
前のページでも書きましたが、おすすめの単語帳は2種類あります。全然単語がわからない人は「銀のフレーズ」から復習するのがいいかもしれませんね。

さて、それでは各パートの勉強法に移ります。

Part3、4攻略法

「あれ、1と2は…?」と思う方もいるかもしれません。安心してください、忘れていません(笑)
実はTOEICで一番重要なパートがこのPart3/4になります。この2パートで全200問のうちの69問を占めています。Part3/4を制する者がTOEICを制すといっても過言ではないと思います。

また、Part3/4のリスニングが聞き取れるようになれば、(少しのコツは必要ですが)Part1/2のリスニングはできたも同然です。それくらい大切なパートなので、高得点を狙いたい人はここを徹底的に反復するのをお勧めします。

下記が勉強方法のアジェンダです。

  1. まずは公式問題集を時間通り解いて現状把握→答え合わせ

  2. 公式問題集の答えにスクリプト(リスニングの設問を文字に起こしたもの)が付いているので、それを印刷し、わからない単語や理解できなかった文法をチェックする

  3. リスニングの音声を聞きながら、1文ごとにスクリプトを見ずにスピーカーの真似をして読む(リピーティング)

  4. リスニングの音声を聞きながらスクリプトをスピーカーと同時に読む(オーバーラッピング)。1倍だとついていけない場合、最初は0.7倍とかでもOK

  5. リスニングの音声を聴きながら、スクリプトを見ずにスピーカーから少し遅れて読む(シャドーイング)。これも1倍でついていけない場合、最初は0.7倍とかでOK

  6. オーバーラッピング、シャドーイングを1.5倍で出来るようになるまで反復して行う

やることはこれだけです。簡単ですが、1.5倍までできるようになれば飛躍的に点数は伸びます。1.5倍ができてリスニングできないって人はあまり聞いたことがないです。
音楽の再生アプリによっては再生速度を変更するのがめんどくさいよって人もいると思います。そういう場合は「abceed」ってアプリを使って下さい。全ての問題集の音源をダウンロードできます。
無料版だとブックマークに入れられるのが1冊だけで、有料版だと複数冊入れられるんですが、正直1冊でいいです。基本オーバーラッピングやシャドーイングするのって1冊(しかも2問中1問)だけなので1冊しか使わないんですよね。なので特に課金する必要はないです。

1.5倍で聞けるようになると、1倍の音声はスローモーションで聞こえます。1.5倍の訓練をした後に1倍の音声を聞くと、「あ、遅えな」ってると思います。
この訓練をすると、時間面でも気持ちの面でも相当余裕が生まれます。最後リスニングが100点伸びた時も、ほぼこの1.5倍の訓練しかしていません。
最初は1.5倍を聞いて「こんなの出来るはずない」って思うと思いますが、必ず出来るようになります。最初はできなくても、諦めずに毎日続けてみて下さい!

あとPart3/4には解き方もコツがあります。それは「問題文の先読み」です。
Part3/4の問題文は当然音声としても流れるのですが、同時に冊子にも文字に起こされた状態で記載されています。つまり、これを先に読めば「問題文を知った状態で設問を聞く」ことが可能なわけです。
問題として何が出るかわからない状態で設問を聞くのと、何が出るかわかった状態で聞くのだとそれこそ天と地の差があります。先に問題を読んでいればキーワードが読まれた瞬間にその部分をマークするだけでいいので、極論、文章全体を理解する必要はありません。何が出るかわからなければそういうわけにはいきませんよね。正直私の最初1ヶ月での100点の伸びは、英語力云々じゃなくてこのコツを知ったことが大きいと思っています。
このテクニックの注意点は、「問題文を早く読む能力が必要なこと」と「聞き取れなかった問題はキッパリと諦めること」です。
当然先に問題を読むためには前の問題を早く切り上げないといけません。なので、前の問題でうだうだと悩んでる暇はありません。
正直、設問を聞き終えた状態でわからなかった問題は、いつまで悩んだところでわからない可能性が高いです。なので、その問題はキッパリ諦めて次に進んだほうがいいです。(それができないのが人間なんですけどね)
ちなみに、問題文を読める最大の長さは「前の設問が終わってから設問が始まるまで」です。時間で言うと40秒程度なので、できれば30秒くらいでは読み終わりたいところです。3問の問題と選択肢をこの時間で読む(頭に入れる)くらいの速読力は事前につけておく必要があります。

加えて、テクニックとして「チェックシートの塗りつぶしは後でまとめてやる」というものもあります。チェックシートを塗りつぶしている時は目が問題集から離れるので、その時間をなるべく少なくするために答えにはチェックだけしておき、あとで時間のある時にチェックをするというテクニックです。これも結構有効です。
ただ、このテクニックにはデメリットがあり、まとめてチェックするためにリーディングの時間を少し削る必要があります。私はいつもリーディングは時間が足りない人だったので、なるべく途中途中で塗りつぶせる時間を作っていました。

上記を踏まえて、私の思うベストな試験の立ち回り方法をお伝えします。

  1. Part2終了後にPart3の説明が流れるので、その時間に最初の設問(40-42)の問題と選択肢を読む

  2. 設問を聞きながら答えにチェック。最低でもその設問の2個目の問題が始まったら、次の設問の問題と選択肢を読み始められるようにする。そこまでにわからなかった問題は諦めて、適当に(一番それっぽいものに)チェックする。

  3. Part3の最後の設問のチェックが終わったら、最初の方のチェックから順に塗りつぶしていく(最初から塗りつぶさなくても大丈夫ですが、塗りつぶし忘れを防ぐため私は最初から塗りつぶしています)
    Part4の説明が始まったら最初の設問(71-73)の問題と選択肢を読む

  4. 2と同じ

  5. Part4の最後の設問のチェックが終わったら最初の方のチェックから順に塗りつぶしていく

個人的にはこの立ち回りがベストかなと感じています。強いて言えば私はリーディングで結構時間が足りなくなってしまうタイプなので、各設問で少し早めに問題を解き終わった時は最初の方のチェックから順に塗りつぶしていました。
おそらくここら辺はやっていくうちにそれぞれの最適解(自分なりのルール)が見つかっていくかと思うので、問題集でなるべくたくさん場数を重ねていけるといいかもしれませんね。

Part1攻略法

さて、Part1は正直ほかのパートに比べると簡単です。できれば6問満点を狙っていきたいです。おそらく、Part3/4のトレーニングをきちんと積めば、Part1独自の対策は特にする必要はありません。

正直ちゃんと説明文さえ聞けさえすれば解けるような問題が多いのですが、あえて言うとすれば「ちゃんと写真を観察すること」がとても重要です。
例えば写真に写っている人が何をしているか、何を持っているか。写真に写っている目立つ物体はどのような配置か。こういうところを観察するのが大事です。リスニングパートは最初の1分半ほどイントロダクションの時間が存在しますので、そのタイミングで6問分の写真をぱっと観察しておくのがいいでしょう。

Part2攻略法

Part2は、ある一人の会話に対してもう一人が答えるという形式です。質問に答えるパターンが多いですが、独り言に対してツッコむ的なパターンもあります。

一般的に英語で誰かに質問をする場合、大きく分けて2つ方法があります。Yes/Noを答えさせる「Do/Are you~?」「Does/Is it〜?」系と、具体的な内容を答えさせる「5W1H」系です。この質問に関する答え方だけ覚えておけばだいたい半分は正答できます。なので、必ず会話の語頭だけは聞き逃さないようにしてください

さて、残りの問題はというと少し厄介で、聞き手の聞きたいことに対して、答え手が素直に答えないケースです。例えば…
A「出張に行く予定はいつですか?」
という問題があった場合、一般的な答えとしては
B「来週行きます。」
のように日時で回答するのですが、TOEICでは
B「秘書に聞かないとわかりません」
のように、いまいち噛み合わない(会話が解決しない)返答が答えになります。

こうなってくると、語頭だけを聞いていても聞き取れません。「全部それなりに聞いて、消去法で答えを選ぶ」という作業が必要になります。

全部それなりに聞く能力は前述の通りPart3,4でお伝えするのですが、ここでは消去法のコツをお伝えします。それは、「設問に出てくる単語と発音が似ている答えは選ばない」ということです。

Part2は他のパートと異なり、選択肢が3つしかありません。また、前述のように噛み合わない問題が答えとなるケースもあるので、正解以外の2つの選択肢は全く答えと噛み合わないように設定する必要があります。
ここで設問を作る側として回答者をダマすために何をするかというと、「設問に出てくる単語と発音が似ている単語を答えに入れる」ということをするわけです。なので、Part2に限ってはこのような攻略法を使うことができてしまうわけです。

当然、このコツだけで解けないようにTOEIC側も対策はしてきているのですが、実際迷った時はこれでやると結構成功したりします。
私はpart2の設問はほぼ聞き取れるようになりましたが、単語がわからず最終2つの選択肢で迷うこととかは結構あります。その時に「こっちの方が正解の可能性が高そうだな」と正解の選択肢を選ぶ確率を上げるための補完としても使うことが出来ます。純粋な英語力とは違うのかもしれませんが、点数をたくさん取るためのゲームだと考えれば、確率を上げるために知っておいて損はないテクニックだと思います。

終わりに

いかがだったでしょうか。
「そんなやり方あったんだ!」って思ってくれる方もいれば、「そんなテクニック、もうとっくに知ってるよ!」って思った方もいるかもしれません。
正直、私も「こんなやり方で伸びるのかな?」と思っていました。実際、途中で点数が伸び悩んだ時もありました。でも、最後まで愚直にやり続けたら最後に一気に点数が伸びました。
当然ですが、設問が聞き取れない状態ではなにをしても点数は伸びません。逆に設問が全て聞き取れて理解できるのであれば、TOEICの問題は多分めちゃくちゃ簡単です。つまり、「いかに設問を聞き取れるようにトレーニングをするのか」がTOEICでは必要です。私がPart3/4攻略でお伝えしたオーバーラッピングやシャドーイングはそれに最も適したトレーニング方法です。

適切なトレーニングを積み、適切なテクニックを身につけるための適切な演習をすれば点数は間違いなく伸びます。もしまだ点数の伸びを実感していない方がいれば、騙されたと思って愚直に、トレーニングに励んでみてください。

それでは次回、リーディング攻略も是非ご覧ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?