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フリーランス10年 率直に思うこと

フリーランスになって10年になりました。

Xやインスタはクライアントとつながっていることもあり色々と気にしながら書いていますが、noteには率直に思うところを書きとめておきたいと思います。

現実が頭を冷やしてきた

アラサーで開業し、アラフォーになりました。フリーランスのクリエイターは中年になったら、天才か、人あたりがよくないと仕事が減るって以前どこかで読みました。
天才じゃないので私はどちらかといえば後者だと思います。愛想は乏しいだろうけど、誠実な対応をしようとは心がけています。それでいて、適切な距離と心の健康を保つために、以前ウェットだった心持ちがちょっとドライになってきているかもしれません。来るもの拒まず去るもの追わず。

ウォームハート・クールヘッドは前々から大切だと思っている言葉。冷静さに磨きがかかってきたけれど、温かい心を見失わないようにしたいものです。

体調第一

去年から、体調を崩しがちでした。休みは週に1日前後。(それも結構家族の予定で埋まる)日々家事育児あり。制作の仕事を継続するには、クオリティを高めることも必要ですが、体調管理も大事ですね。

クソ真面目かつ小心者なので、引き受けた仕事の納期はどうしても守りたくて、今年の元旦に高熱を出して(大きな地震にみまわれてもっと大変な方もいらっしゃるだろうにとお祈り申し上げつつ)、二日から制作をしはじめましたが、キツかったです。
休みの日にやれば何とかなるという仕事の受け方は控えようと身に染みました。体も家庭も壊れてしまう。(それほど売れてもいないのに忙しいとは、売れている方はどうしていらっしゃるんだろう。)

作家というより職人

オリジナル作品よりご依頼いただいた仕事の方ががんばれます。そんな自分は作家・アーティストというより、職人でしょうか。(命に関わるくらい切実なことがないと自分はなかなか創作しないんだろうか。)

年賀状は、ありがたくも毎年数十枚デザインしており、正直飽きちゃいそうになることもありますが、つくり慣れてきました。とはいえ、辰年は苦戦しました。龍って神じゃん!描きごたえがあり過ぎてたくさん描くのには向かない、魂抜ける!って感じながら何とか描きました。(精密ではないデフォルメ気味なタッチなのに・・・!)
スケジュールや点数を調整させていただくことも増えてきて恐縮ですが、マンガをがしがし描いた後、年賀状を制作するとほっとします。

マンガは、現在広告や作画のお仕事をいただいております。デビュー作のコミックエッセイ「ゆる仏道」は、中身(ネーム)の方を魂削ってかいて、作画は産後に赤子をおんぶしたりしながらダーッと描いたのですが・・・その後、漫画(キャラ・背景など)の勉強しましたし勉強し続けています。
必要とされることが向いていることなんだろうな、企画書つくって持ち込んだりしていないしなと思いつつ、いただいた目の前のもっぱら作画の仕事をやることで精一杯・・・!

ちなみに絵画は、オーダーいただいたら描きますという現状。50号や100号の大きい絵を買っていただけてびっくり嬉しい。はがきサイズの小さいのをアナログで描くのは目などが厳しくなってきた。A4以上のサイズが描きやすいかな。
他の制作に追われるとなかなかアナログ作品を自作できず、デジタルでNFTアートをやってみたもののかんばしからずや。・・・(生きていたら)老後にささやかな花をマイペースに描くのが楽しみ。


実は打合せが、制作会社に勤務していた頃よりフリーランスになって減って、どんどん苦手になっています。「生きてるだけでえらい」とかなりハードルを下げて己をほめないと乗り切れないほど。オンラインでミーティングできるようになったのは都心から離れた所に引越したので便利になったものの、できるだけメールのやり取りでお仕事できると助かります。

滅せよ。そして、つくろう。

マンガが大好きだからだろうか、素晴らしい作品を読んできて(別物・ベクトルが違うと自分に言い聞かせつつも)、理想像が高く遠いからか・・・マンガを描いている時、自分の未熟さを痛感しつつもたくさん描く必要があり、「死にたい」と思ってしまうことがなかなかある。
すかさず「生きる」「生きろ」と打ち消す。我ながらエネルギーの振り幅が大きくて極端で、疲れる。
(種田山頭火は、生きていたくないって言い方をしていたか。それでいて飄々ともしている様が魅力。)

高パフォーマンスを引き出すにはやはり中道、ニュートラル。余計な思考にエネルギーを使いたくない、つくることに専念したい。

そろそろ2月15日はブッダが入滅された(亡くなった)涅槃会だなあと涅槃ポーズ(寝転がる)をしていたら、気がついた。
「死にたい」という言葉を「滅せよ」に言い換えると、もやもや煩悩が滅するんじゃなかろうか。実践してみよう。めざしたい、安楽の極地、ニルヴァーナ!

つくる仕事に感受性を活かせないと、HSPや聴覚過敏を抱えて生きるのが、私は辛い。描いていて苦しいだけではなく、楽しいこと面白いこと、描いている内に元気になることもある。
つくる仕事をし続けたい。

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