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なぜ冷えとりでこころがどっしりするの?

みなさま、こんにちは!
ウェブショップ|マーマーなブックス アンド ソックス(mmbs)、
スタッフのやまだともみです。

もう2月も中旬。
立春もすぎて暦の上では春になりました!
時の流れがはやいような遅いような、不思議な感じですが、
みなさま、いかがお過ごしですか?

さて、前回のブログでは、
冷えとりが、からだとこころの全体とつながっている、
ということに、からだのほうから注目してみました。
今回は、こころのほうから、「冷え」に注目してみたいと思います!

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わたしは、冷えとり健康法をはじめて9年目になるのですが、
はじめたばかりのころ、特に、
感じていたことがあります。

それは、「なんだかこころがどっしりした気がする」
ということでした。

冷えとりをはじめる前の自分だったら、
あわてていたようなできごとに
落ち着いて対応できるようになっていたり、
つい感情的になってしまっていたようなことが
冷静にとらえられたり、
人と比べて自分のダメさに落ち込んでいたようなことが
人は人、自分は自分と思えるようになっていたり……。

ふと振り返ったら、いつのまにか、
そういう場面が増えていました
(今もまだまだ、ですが、少しずつ、どっしり度が増しているといいなと思います)。

また、冷えとりを実践されている方々からも、
よく同じようなお話をうかがっていました。
そこで大注目! な「こころの冷え」のこと。
「こころの冷え」とは我執、つまり、
自分本位の考えかたのことをいいます。

冷えとりでは、以下の4つがあげられます。

1、 傲慢
2、 冷酷
3、 利己
4、 強欲

(実は、最初にこの4つのこころの冷えをみたとき、
「ん〜、わたしはあまりないかな!」とか、
調子にのった考えをしていました(トホホ、、、)。
今となっては、
それこそが、自分本位だったなと感じます。
今はもう、恥ずかしいくらいに、
「もう全部ありまくり!」です、、、)

くわしくは、冷えとり健康法を開発した進藤義晴先生のご本や、
『冷えとりスタイルブック』
をご覧いただきたいのですが、
こころの冷えは、程度は違えど、
だれもがみんな、4つとももっているそうです。

そして、1〜4、それぞれのこころの冷えが、
肝、心、脾、肺、それぞれの臓腑と対応しています。

たとえば、「1、傲慢」のひとつである“いばる”態度を
誰かに対して示したとき、
対応する臓腑“肝・胆”と関係している、
ということになります。

たとえば、「2、冷酷」のひとつである“思いやりがない”態度を
誰かに対して示したとき、
対応する臓腑“心・小腸”と関係している、
ということになります。

たとえば、「3、利己」のひとつである“甘え”の態度を
誰かに対して示したり、または、自分を甘やかしたりしたとき、
対応する臓腑“脾・胃”を関係している、
ということです。

たとえば、「4、強欲」のひとつである“欲張り”な態度を
誰かに対して示したとき、
対応する臓腑“肺・大腸”と関係している、
ということになります。

さらに、前回のブログにも書きましたが、
それぞれの臓腑には「攻める関係」「助ける関係」があります。

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たとえば、こころの冷えである「利己的、甘えん坊」が
該当する臓器:膵臓・脾臓(消化器)と
その内臓の腑:胃に注目すると……?

図を見ていただくと、
「肝」に攻められ、「腎」を攻める、
「心」に助けられ、「肺」を助ける、
と、臓腑の攻める関係・助ける関係がぐるぐるとまわります。

これは、ひとりの人の中で常に起こっていることで、

「ここからが“脾”で、ここからが“腎”ね」など、
境界線はわかりません。

こころの冷えに関しても、
「甘えん坊」だから「脾(消化器)」に負担がかかるのか、
「脾(消化器)」がもともと弱いから、「甘えん坊」になるのか、
どちらが先かもわからないですが、
その境界線のあいまいさがおもしろいなあと思います。

そして、このぐるぐる回る臓腑への負担が、
ある水準を越すと、最終的に「腎・膀胱」が病み、
病気としてあらわれてくるそうです。
少しの感情の動きだけでも、これだけ、
こころとからだに影響があるのですね。

これを日々、毎瞬、重ねているとしたら、途方に暮れそうなほどです……。
だからこその、冷えとり!
冷えとりは、からだを頭寒足熱状態にし、
「腎」をあたためる健康法。
冷えに一番弱い「腎」に最初からアプローチすることが、
「万病を治す」といわれているゆえんですね。

「冷えとりをはじめたら、なんだか、こころがどっしりした」と
感じられるのも、
この「腎」にアプローチすることと関係があります
(腎が冷えると自分がどうしたらいいかわからなくなったり、
不安になったりします。
逆に腎から冷えがとれると
自分が何をしたらよいかわかるようになり、
不安感がなくなっていくといわれています)。
ただただ、冷えとり健康法を実践していると、
こころの冷えにもしっかり届いていくということですね!

わたしも、少し気分がすぐれないことがあると、
半身浴の時間を長めにとるようにしています。
お風呂に入るころには、モヤモヤしていたことも、
出るころにはスッキリ! 目もぱちっと開いて、血色もいい!
ということが多いです!

人のこころとからだって、
そんなふうに、攻めたり攻められたり、
助けたり助けられたりしながら、
細かく、細かく、つながっていて、
常に、常に、動いているのですね◎

さらに! 進藤先生のご本に、
こころの冷えは、からだの冷えの5000倍!
と書かれていることにも大注目しています。

こころがからだに与える影響は、
日常ではなかなか感じにくいかもしれませんが、
こころがチクっとしたり、
なにごともマイナスにしか捉えられなかったり、
やさぐれてしまったり、
いじわるなことしかいえなくなってしまったり、ちいさな違和感があったり……、
それが「冷え」を感じたサインかと!

動きすぎている方には充分な休息を、
止まりすぎている方には少しの行動を、と、
ゆれながらも、からだからアプローチして
バランスをとっていけたらいいのかなと思います。

今は、春の毒出しがすすみやすい時期ですね
(花粉症やアレルギーも毒出しのひとつとされています。
冷えとりでは薬で抑えることよりも
出るものは出して、出しきったらそれで終わり!
という考えかたをします。
そういうわけで鼻水もくしゃみも涙も出るものはどんどん出す、
そうして、半身浴などの冷えとりを強化するということをしています)。

冷えとり初心者の方も、長く実践されている方も、
春という季節は、
より冷えとりの恩恵を実感する日々になりそうです。
しかも春にしっかり冷えとりをすると、夏の状態がよくなり……と、

次の季節の調子にも影響があらわれます。
これからはじめる方も、ぜひ、きほんのきから、
はじめてみてください☆


◎みなさまからの体験談もお待ちしています!
こころがかわった! という方、
ぜひお便り、メールなどお送りください。

MAIL:yattokame@murmur-books-socks.com
住所:〒501-3725 岐阜県美濃市俵町2118-19
エムエム・ブックス 「note冷えとりスタイルブック編集部」宛

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冷えとりについてくわしくは、

○新版 万病を治す冷えとり健康法
https://murmur-books-socks.com/?pid=63602585

○増補改訂版 医者知らず「冷えとり」で完全健康人生

https://murmur-books-socks.com/?pid=63602769


冷えとりスタイル、冷えとりのきほん、体験談は、

『冷えとりスタイルブック』
https://murmur-books-socks.com/?pid=146017599
をぜひご覧ください。

冷えとりについてご質問がございましたら、
遠慮なく、下記までお送りください。
MAIL:yattokame@murmur-books-socks.com
住所:〒501-3725 岐阜県美濃市俵町2118-19
エムエム・ブックス 「note冷えとりスタイルブック編集部」まで!

下記のウェブサイトの読みものもぜひ♪

☆冷えとり初心者のかたへ
https://note.com/hietoristylebook/m/mff616e32a8ac
☆冷えとりガールの集い|体験談
https://note.com/hietoristylebook/m/m2c0375243738

暦の上では春ですが、まだまだ寒い日も続きますね。
お足元、たーっぷりあたためて、
心地よい毎日をおすごしくださいませ。

(やまだともみ)

やまだともみ
冷えとり歴9年目。エムエム・ブックススタッフ。痛くない「はり」と熱くない「お灸」で、鍼灸施術もしています。(Instagram
@yamadashinkyuu

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