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からだとこころ、全体とつながる冷えとり健康法

みなさま、こんにちは!

ウェブショップ|マーマーなブックス アンド ソックス(mmbs)、
スタッフのやまだともみです。

前回のブログでは、
「冷えとは?」という部分を紹介させていただきました
(もし『冷えとりスタイルブック』をおもちでしたら、
ぜひP82-83もお読みください)。

今回は、冷えとり健康法から見た内臓の関係性をもとに、
冷えとりが、からだとこころの全体とつながっているということに
注目してみたいと思います!

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この五臓六腑の図、冷えとりを実践されている方は
きっとご覧になったことがあると思います。

進藤義晴先生のご著書でよく登場する図……、
東洋医学のみかたで人体をみたときの、
“臓器”の関係性ですね!

東洋医学では、もともと、からだはすべてつながっていて、
“臓器”も、それぞれに影響しあっていると考えられてきました
(西洋医学の臓器と、東洋医学の五臓六腑は、
異なる概念であるため、“臓器”とさせていただきました)。

それもそのはず、東洋医学は
経験や観察から成り立った医学でもあり、
人体に起きた現象を、何万何億と蓄積した結果つくられているのですね。

からだを解剖して、分断させ、
「確実にある」ものを地図のように捉えた西洋医学とは異なり、
からだを、部分ではなく全体として捉えたのです。

東洋医学の五臓六腑は、
西洋医学の“臓器”とは異なる、というのも、

肝=肝臓、ではなく、
心=心臓、ではなく、
脾=脾臓、ではなく、
肺=肺臓、ではなく、
腎=腎臓、ではないのです。

あいまいな、はっきりとした境界線がない関係がそれぞれにあるのです。
上の図を見ても、
「攻める関係」では、ぐるっと一周していて切れ目がないし、
「助ける関係」では、星型にぐるぐるしていてこちらも切れ目がありません!

さらに、それらが、こころ、感情、性格、自然などども
関わっているとしたら……。
人のからだやこころを「全体」として捉えることが、
とても自然なことに思えて、興味深いです!

(わたしが鍼灸師になったのも、
冷えとり健康法を通して出合った東洋医学の、
「あいまいさ」にとても魅力を感じたからだったのです)

む〜、人のからだやこころの奥深さって……!


たとえば、胃が痛い人の胃だけ治しても、
ほかに原因があれば再発するし、
胃の痛みを抑える薬を飲んだとしても、
またほかの痛みとして出てくるし、
いたちごっこになりそうです。

でも、もっと全体的な視点で「人」を捉えたら、
アプローチは全然異なるものになりそうです。

上の図で、「胃」が……
・「脾」に関係するのだから、「脾」に
・「攻める関係」にある「肝」に
・「助ける関係」にある「心」に
フォーカスすると、「胃」の調子がよくなるのかもしれません。

もう少し細かくしてみると、
・「攻める関係」−「肝」−「こころの乱れ」−「イライラ」を減らしたら
・「助ける関係」−「心」−「こころの乱れ」−「思いやりがない」を、
思いやりをもって接するようにしたら、
「胃」が痛くなくなるのかもしれません。

また、わたしの体験では、
手荒れがひどく、指が曲がらないほど、
皮膚がかたくなっている状態だったのですが、
「手」には何もアプローチをしていないけれど、
冷えとりをたんたんと続けたら、
荒れた手からどんどんからだに不要なものが出て行って、
出しきったとき、手荒れはなくなり、
指も自由に動くようになりました。

「手」には何もせず、
半身浴や靴下の重ねばきなどで足元をあたため、
からだの循環をよくしただけなのに、です!

冷えとりは、本当に、からだから全体へのアプローチなのですね◎

さらに、冷えとりは「治癒」と「予防」のどちらの観点もあるため、
続けることがとても大切です
(わたしの手荒れからの体験をみると、
冷えとりを続けることで、かたくなった皮膚がやわらかく、
少しずつきめこまやかになり、皮膚自体が強くなったように感じます。
これからもずっと、冷えとりを続け、
皮膚の観察もしていきたいと思っています)!

下記は、進藤義晴先生の著書『神霊医療』(進藤義晴=著、キャンディケイト=刊)からの抜粋です。

***

治ったからといって止めてはダメです。止めるとまた新しく原因を作ることになります。(中略)良い心掛けは一生続けるべき問題なのです。
 冷えとりを続けていると、自然に自然治癒力であまり食べたくなくなるし、足元を冷やしたくなくなるし、その他にもいろいろ本能が出てくるので、それをそのままずっと続けていれば良いのです。そうすると病気が治るだけでなくて、運勢も変わってきます。心掛けが変わると自然に、自分で願わなくても健康で幸せに生きられるということになります。

***

冷えとりは、本当に、からだやこころ、その全体と
つながっているのだなと実感します!

冷えとりについてくわしくは、
新版 万病を治す冷えとり健康法
https://murmur-books-socks.com/?pid=63602585

増補改訂版 医者知らず「冷えとり」で完全健康人生
https://murmur-books-socks.com/?pid=63602769

冷えとりスタイル、冷えとりのきほん、体験談は、
『冷えとりスタイルブック』
https://murmur-books-socks.com/?pid=146017599
をぜひご覧ください。

冷えとり体験談や、ご質問がございましたら、
ぜひ、下記までお送りください。

MAIL:yattokame@murmur-books-socks.com
住所:〒501-3725 岐阜県美濃市俵町2118-19
エムエム・ブックス 「note冷えとりスタイルブック編集部」まで!


下記のウェブサイトの読みものもぜひ♪

☆冷えとり初心者のかたへ
https://note.com/hietoristylebook/m/mff616e32a8ac

☆冷えとりガールの集い|体験談
https://note.com/hietoristylebook/m/m2c0375243738

12月に入って、あたたかい日が続きますが、
朝晩の寒暖差に体調を崩しやすい季節でもあります。
半身浴に靴下、湯たんぽなども取り入れて、
ぜひ、お足元あたたかくしてお過ごしください。


(やまだともみ)

やまだともみ
鍼灸師・インナーチャイルドセラピスト。やまだしん灸。エムエム・ブックススタッフ。冷えとり歴9年目。痛くない「はり」と熱くない「お灸」で、全身施術をしています。オンラインでのインナーチャイルド・ケアも行なっています。(インスタグラム:yamadashinkyuu | note

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