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【ロトルアMTBの旅 2023】 ライド編3日目 - ファカレワレワ以外はどんな感じ?

2日目の記事はこちら。


追記:ロトルア旅はこちらにまとめました↓


3日目。
ロトルアにはファカレワレワ(レッドウッド)フォレストというお山があって、そこがふじてん100個分くらいのめちゃくちゃ楽しいトレイルの巣窟である、ということはわかりました。

では、他にトレイルはあるんか?
ティンバートレイル、スカイラインバイクパーク、
ちょっと足を伸ばしてタウポやタウランガなどにもトレイルがあるみたいです。
正直あんまり調べてないのでよく分かりません。
そういう人にとってツアーってのはありがたいもんです。

レインボー・マウンテン(マウンガ・カカラメア)

3日目のライドはレインボー・マウンテン(マウンガ・カカラメア)。
トレイルのグレードとしてはGRADE4(青)。

ハイエースで移動
ニュージーランドは日本車が多い

ロトルアから移動すること車で約30分、登り口まで到着しました。
ファカレワレワのTihi o Tawa同様、Department of Conservation(DOC)、ニュージーランド自然保護局の看板があります。

補足:ニュージーランドの国立公園についてはここがまとても分かりやすかったので貼っておきます。
https://ameblo.jp/sekkaryouran/entry-10140433030.html

登り口

雨はしとしと程度に降り続いています。
今日はフル自走登りです。
45分くらいとのことでしたが、自転車乗りの言うことなのでとりあえずあまり信用しないことにします。
登り始めで早速茂みに落ちます。お尻に棘がメリメリ刺さって泣きそう。あゆさんに助けてもらってトレイルに復帰。めげずに登ります。

ファイト一発しないと無理な茂み
途中の眺望スポット
山肌の色が名前の由来らしい

結局45分以上登って、たぶん60分は超えたんじゃないでしょうか。冬の日本から夏のニュージーランドなんで、身体が発汗に全く慣れておらず色々攣りまくって大変でした。ゴールデンウィークだと春と秋だから身体の調子がいいんですけど。ちょっとした誤算です。
モーガンが後ろから励ましてくれます。
ここでなんと、雨の中はしゃぎすぎたツケなのか、ドロッパーが壊れます。押しても上がってこない。
構わず登るぜ!

上についても眺望はなく雲で真っ白。
晴れてると綺麗らしいが。
構わず下るぜ!

難所&写真スポット

ここはファカレワレワと土が少し違っていました。
全然滑らないってことはないけど、適度な滑り?によるハラハラ感が「スパイス」(ジェイミー的表現)になってヒャッハー感が増し増しです。

トレイルは上部がタイトで斜度きつめ、下部は緩やかめで超ゴキゲンな「ザ・シングルトラック」。ナチュラルな感じがたまらなく良い。下まで着いた頃には登りの苦しみを完全に忘れていたため安易におかわり。
2本目の登りはもっと苦しくて、2本目の下りはもっともっと楽しい。

心当たりのない実が大量に付着
ドロドロ

雨は走ってるときは全く気にならず。でも、自転車からおりて我に返るとめちゃくちゃドロドロになってた。
とりあえずその場で服だけ着替えて帰宅。お昼のサンドイッチを食べます。

自由サンドイッチ

コーヒーをグビグビ飲んで、ふう、と一息ついたとこで昼寝して1日が終わり。
…とならないのがこのツアーのいいところ。もうすでに日本換算で2日分相当くらいは乗ってますが、この後に秘境温泉ツアーが待ってます。
なんでも海路ならぬ湖路でしかいけないところにあるらしい。なんかマニアック!いかにもドロドロの身体に染み入りそうだぜ!

秘境温泉

なんか観光船みたいなので湖上を経て温泉に向かいます。
ホテル浦島みたいとか言わない。
船長さんが運転しながら滔々とマオリの歴史について説明してくれます。ロトが"湖"で、ルアが"2"。今いるのがロトイティ。ロトが"湖"でイティが"小さい"。

ジャパニーズオンセンスタイル

温泉は源泉掛け流し。
温泉とはいえども風呂ではなく、洗い場はもとより水道設備自体がありません。湯船はいくつかあってそれぞれ異なる温度になってました。一番温度の低い湯ざめしそうなところに大勢密集してて、一番温度が高い42,3度くらいの湯船には誰もいません。
そこに「染みるわぁ〜」と言いつつ長々と浸かってるのは私たち日本人だけ。興味本位で入ってきた人たちはそそくさと出ていきます。体温の違いなんでしょうか?慣れ?

なかなかどうして、ここのあつ湯はジャパニーズオンセンスピリットかなり満たしてくれます。そういえばツアー始まってから毎日湯に浸かっている。
なんて日本人向き、なんて幸せなツアーなんでしょう。

見渡すと、身体が温まったら湖でクールダウンする作法らしく、みな湖に飛び込んだり泳いだりしている。ジャパニーズオンセンスタイルとは違うけど、ここは素直に倣います。開放的でとても良い気分。

飛び込む

満たされた心で宿に帰る。宿にはクラフトビールを箱で置いてくれてるので、そっから自由に取って飲むシステム。私は下戸なので冷蔵庫の中のジンジャービアってやつを飲む。

ノンアル

映画見たりまったりして、1日が終わっていく雰囲気。
この日の晩ごはんはバーガー。NZはバーガーおいしいよねえ……

………いや、まだだ、まだ終わらんよ!
ライド中に壊れたドロッパーをジェイミーとモーガンが見てくれるらしい。アリガテエ!オネガイシマス!

ある時はガイド、ある時はメカニック

なんでも、モーガンはもともとはメカニックらしい。
というか、今もガイドじゃない時はメカニックらしい。
自転車に向かった瞬間、ライドの時とは違うメカニックの顔になるのがかっこよいです。

手際よくトラブルシューティングして、原因分かったらひっくり返したり押したり引いたり開けたり閉じたり。
お店でのサービスが必要な状態ではあるらしいけど、応急処置としてなんとか動くようにしてくれました。

ありがとうー!これで明日も楽しく乗れるよー!
ショップに持って行ってたら半日潰れるところ、ありがたいの極みです。

しかしこの方たち、ガイドだけじゃなく料理したりメカニックしたり、なんでもできるなあ。

その後あゆさんのドロッパーも壊れ
アウターケーブル交換になってた
恐ろしく手際がよい

明日4日目は再びファカレワレワを走ります。