AIはクリエイティブをどこまで飲み込むか

アイディアがあってちょっと撮影すれば、ほぼ自動で動画を作ってくれるAIツールが登場しましたね。


最近は企画書や構成を作るときもChatGPTを活用しており、
言葉が苦手な自分にとっては体感3分の1くらいになってます。

非常に便利にはなりましたがクリエイティブ制作においてはPremiereとかAfterEffectsとかと同じ立ち位置、つまりツールなんですよね。


・イメージに近いものを出力させるにはどうすべきか
・AIが出してきた言葉のどれを選択するのか、
・そもそも作るものは、何がねらいでどういう気持ちにさせたいのか


クリエイティブ制作においてとにもかくにも重視される「目的を設定すること、意識すること」がこれ以上に重要になってきます。

すでに現在においてもスマホで動画制作は可能だし、カメラ構えたら美人にでもイケメンにでもなれちゃう加工が勝手につきます。
合成だって知識なくてもできてしまう。
そしてついに「Runway」の登場で、ちょっとアイディアがあれば、それっぽいおもしろいアイディア動画が作れてしまう時代に突入しました。

もはやクリエイティブは人のやるものではないようにも見えてきますが、
ディレクションは人間がするしかないのです(少なくとも現時点においては)
「クリエイティブをどのように活用させたいのか、それを見た人をどのようにどんな気持ちにさせたいのか」については、事業者からのヒアリングやトレンド、そういったものを織り込んで、クリエイティブの専門家が指針を作るしかありません。

どういう狙いで映像を作るのか(認知拡大?理解?)
見た人にどう思ってもらいたいのか

ディレクションは、まだAIが生み出せない、人が行うことが重要な領域となっています。今後重要性はますます増していくように思う。

PremiereやAfter Effectsと同じようにAIもツールとして活用して、
人によりそったクリエイティブづくりを心がけていきたいものです。

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