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価値提供が基盤にある組織づくり

先日、医療法人社団 焔「おうちにかえろう。病院」を運営する
TEAM BLUEの代表を務める安井 佑氏と話をしてきた。

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その中で、次世代の医療を体現していく「姿」。それを具現化していく「言葉」。様々な想いとコンセプトが散りばめられた「施設」。
それを目の当たりにし、僕はすごく感銘を受けた。

従業員はフリーアドレスで仕事をし、仕事場の中には子供が遊ぶ芝生。多くの従業員の子供が楽しそうに遊んでいた。また静かに仕事をしたい場合は施設内に散りばめられたテーブルやソファーでPC。そこにはパフォーマンスを重視した組織作りが「カタチ」となって表現されていた。

シリコンバレーで感じた感覚が呼び起こされた気分だった。シリコンバレーでは、徹底したオブジェクト指向(顧客や目的)をあらゆる場面で感じた。そして、今回「おうちにかえろう。病院」にも同じ感覚を抱いたのだ。

そう、そこには患者(顧客)に徹底的に向き合う場が環境が準備されていた。『人生』『なぜ、生きているのか』『自分の存在とは』というメッセージが見え隠れしていた。

患者だけでなく、従業員、仲間にも対しても、そのメッセージは同じなのかもしれないな。と感じるカルチャーがそこに。

TEAM BLUE代表の安井佑 氏の言葉でこのような言葉があった。

『主語』がどこにあるのか?が大切。
患者にあるのか、我々にあるのか。はたまた、業界なのか。

インタビューなのに、僕は嬉しくなって話をしてしまったことを覚えている。

プロダクトやサービス、新たな組織像もすべて本質は同じなのではないだろうか。と感じながらパッション秘める安井氏の言葉を聞いていた。

■「主語」がどこにあるのか?

インタビューを通して、僕自身も多くの気づきを得た。そして、自分自身が感じていたことも言語化していこうと想い、筆を進めている。

言葉を借りるわけではないが、チームビルディングやプロダクト、サービスを構築していく中で、
「誰が」「何を」することで、「何を」解決し、その結果「誰が」「何を」得るものなのか?そして、それは「なぜ」必要なのか?
を明確にするプロダクトであることが重要だと感じてきた。

そう、価値提供には「主語」が大切であり、主語が誰なのかによっては大きく変わってくると感じるのだ。

例えば、僕らALTURAの「医療介護特化クラウド人事サービス ALOLINK(アローリンク)」は

医療介護組織に眠る煩雑な管理業務をDX化することで、人事課題を解決し、その結果、患者や施設利用者が「いい医療、いい介護」を得られることをサポートするプロダクトサービスである。またそれは、少子高齢化が急速に進む我が国において、医療介護という最大の課題を解決するために必要であると考えている。

プロダクトやサービスは必ず対象者があって初めて成り立つものであり、「主語を明確に捉え、常に意識すること」が必要だと思っている。

プロダクトやサービスにおいても「誰が」良くなるサービスなのか。「誰の」課題を解決するプロダクトなのか。が重要なのではなかろうか。

僕自身も事業をしていく中で、多くの過ちをしてきた。

想いが強いばかりか、、、
自分自身の虚像と闘っているからなのか、、、

いつのまにか「自分」を主語にした課題解決になってしまい、サービスとプロダクトの目的が変わってしまう感覚をたくさん抱いてきた。

その度に修正し、解像度を高め、頭の中のキャンバスを何度も塗り替えてきた。そんな過去を思い出す。

特に、セラピストとしてメインで活動していた時はそうだった。

「〇〇疾患の患者を治したいために、技術を磨く」

上記の主語は「自分」であり、自分が「〇〇疾患の患者を治したいために、技術を磨く」ということだと考えている。

一方で、

〇〇疾患の患者に想いと信頼を寄せられた。患者が抱く目的の達成をいち早く叶えるために、〇〇の技術習得が自分には必要だ。

上記の主語は「患者」ではなかろうか。

一見同じ意味に聞こえるが、この思考の違いは「成長スピード」「価値提供の質」が大きく異なることを学んできた。

僕が常に物事を深ぼっていく中での1番の学びは、成長するスピードは「主語」をどこにあるかに依存しているかもしれないということだった。

そんなことを考えながら、インタビューを聞いていた自分を忘れないように、自分に問いかけた瞬間だったなぁ〜と。

そして、現在『組織作り』というワードが僕の頭の中に常にあるが、、、
組織作りは本当に奥が深いといつも感じている。

組織作りには様々な概念があるが、強い組織を創るためにはどうしたらいいか?今感じていることを残すとしよう。

特に従来は「Mission」「Vision」「Value」が重要視されてきたが、人材の多様化が進み、仕事をどこでするかにおいてもボーダーレス化してきた現代において、1つの個体(組織)が持つパワーを最大化させるという組織作りは今後10年ほどで大きく変わると感じている。

実際にALTURAでは、全職種フルリモート、全職種フルフレックスであり、全国各地に従業員がいている。

決められたルール、決められた戦略に則ったエンパワーメントではなく、
エンパワーメントの集合体によって意志決定されていくルール、戦略の実行がより「変化にフレキシブルに対応できる」現代に合った、かつこれから重要視される組織ではなかろうか。

■パーパス(目的)が組織を強くする

変化に対応できる組織にはパーパス(目的)が必要で、そのパーパスが多様性と自由な風土をまとめ上げる「重力」となることが大切であると考えている。

今までのような、組織が「給与(カネ)」を支払う代わりに、従業員の「業務遂行」を対価として得ていた垂直型の関係性とは違う集合体。

例えば、、、
「従業員」の目的をも達成できる環境を提供する代わりに、共感や仲間が集まってきたり、様々な特異性のある情報、顧客への成果(顧客が〇〇の課題を解決した!など)を持ち帰ってきたりすることで、組織のパフォーマンスを向上させ、ブランド向上に寄与する。という水平型orマトリクスのような集合体。

特に昨今、SaaSモデルのプロダクトが増えてきており、僕らALTURAもSaaSモデルの事業を推し進めている。
顧客とリレーションを取りながら、ユーザー検証を繰り返し、時には顧客の1日の業務に張り付き、潜在的な課題を見抜いていく。その課題を全体感を捉えた上で、パズルのように汲み上げ、プロダクトをアップデート。
その結果、さらに顧客価値を向上していくこのSaaSモデルは、「主語」が「顧客」であり続ける事業展開に一番近いと感じるからだ。

事業をしていく中で、いかに関わる人々の人生のターニングポイントになれるかを考えてきた。そのターニングポイントにワクワクし、さらにはその質が向上し続ける「カルチャー(組織文化)」「顧客体験価値の指標」の解像度を明瞭にできるかどうかが、100年後も社会課題を解決し続ける企業にとって重要な価値観ではなかろうか。

そんなことを考えながら、

今日も病院、介護施設で働く人の課題をどのように解決することが1番のベネフィットに繋がるのか。を観察している。



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