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【2022年度版】総合型フィットネスクラブ店舗数ランキング

こんにちは。
渋谷、大宮で3店舗、パーソナルトレーニングジムを運営している、Sharez代表の岡崎秀哉(@hide_sharez)です。

noteでは、フィットネス業界の情報について色々とまとめています。
今回は、フィットネス業界の中でも、売上規模として大きな部分を占めている「総合型フィットネスクラブ」についてまとめていきたいと思います。
まず、総合型フィットネスクラブの定義について説明していきます。

1.総合型フィットネスクラブとは?

総合型フィットネスクラブとは、主に「ジム」「スタジオ」「プール」「スパ」がセットになった施設を指しています。
様々な施設、レッスン、サービスが定額の月会費で使いたい放題なことが魅力です。フィットネス業界のデパート、ショッピングモールのようなイメージでしょうか。
恐らく一般的に「フィットネスクラブ」と言われている施設がこれに該当します。
バブル期に現在大手となっている多くのブランドが立ち上がり、店舗を拡大していきました。一時期は「ジムに通っている」と言えば、要するに総合型フィットネスクラブに通っていることを示しているくらいに、日本のジム業界の中心になっていました。その後、2000年代以降、ヨガスタジオやパーソナルジム、24時間ジムなどが登場し、総合型フィットネスクラブ以外の選択肢も増えてきたイメージです。

2.【2022年度版】総合型フィットネスクラブ店舗数ランキング

では、総合型フィットネスクラブを店舗数順に並べ、どんなメジャーブランドがあるのか、それらの近況はどうなのか、チェックしていきましょう。
大手の総合型フィットネスクラブは別ブランドも複数展開している為、店舗数は公式サイトに掲載されている店舗数でカウントしていきます。
また、1店舗あたりの規模や会員数はかなり差がありますので、ご了承下さい。

■CENTRAL(セントラル)
「CENTRAL」は、50年以上前に設立され、40年以上前に日本で初めて「フィットネスクラブ」と名前がついた施設をスタートさせてブランドでもあります。
水泳、体操に力を入れており、多くのオリンピック選手を輩出しています。
2023年1月現在、226店舗(公式サイトに掲載されている複数ブランドを含む)を展開しています。

■AXTOS(アクトス)
「AXTOS」は、岐阜県でスーパーを運営する会社(バローグループ)が30年ほど前にスタートしたフィットネスクラブです。東海地方を中心に全国に出店しています。
2023年1月現在、183店舗(公式サイトに掲載されている複数ブランドを含む)を展開しています。

■KONAMI(コナミ)
「KONAMI」は、50年前に運営会社が設立されており、総合型フィットネスクラブの老舗です。総合型フィットネスクラブの運営だけでなく、多くの事業を展開しています。体操やスイミングにも力を入れており、多くのスポーツ選手も所属しています。
2023年1月現在、145店舗を展開しています。
2020年、2021年はコロナの影響もあり、店舗数を一気に減らしました。

■GOLD'S GYM(ゴールドジム)
「GOLD'S GYM」は、元々アメリカが本部となっているフィットネスジムブランドです。日本の運営会社は、35年ほど前にトレーニング器具の物販からスタートし、30年ほど前に「GOLD'S GYM」とフランチャイズ契約を交わし、店舗を広げていきました。2015年以降くらいからどんどん店舗数が増えてきています。
2023年1月現在、114店舗を展開しています。
昨年同時期と比べて、12店舗増加している状況です。

■RENAISSANCE(ルネサンス)
「RENAISSANCE」は、1980年頃からスタートしている老舗で、フィットネス事業だけでなく、介護事業にも力を入れているのが特徴です。
2023年1月現在、106店舗(公式サイトに掲載されている複数ブランドを含む)を展開しています。
総合型フィットネスクラブの一部を24時間営業にシフトしています。

■HOLIDAY(ホリデイ)
「HOLIDAY」は、ホテルや不動産を運営している会社が大元であり、25年ほど前からフィットネスクラブの運営もスタートしています。
愛知県が本社の会社なので、東海地方を中心に全国展開しています。
2023年1月現在、100店舗を展開しています。

■NAS(ナス)
「NAS」は、大和ハウスが運営しているフィットネスクラブです。運営会社は50年以上前に設立されています。
2023年1月現在、90店舗(公式サイトに掲載されている複数ブランドを含む)を展開しています。

■TIPNESS(ティップネス)
「TIPNESS」は、35年ほど前からスタートしており、少し前に日本テレビが買収したことで話題になりました。24時間ジム「FASTGYM」も100店舗以上運営しています。
2023年1月現在、51店舗を展開しています。
総合型フィットネスクラブよりも、24時間ジムの事業の方に力をより注いでいる印象があります。

■MEGALOS(メガロス)
「MEGALOS」は、大元が野村不動産で、運営会社は35年ほど前に設立されています。
2023年1月現在、44店舗(公式サイトに掲載されている複数ブランドを含む)を展開しています。
総合型フィットネスクラブの一部を24時間営業にシフトしています。

■OASIS(オアシス)
「OASIS」は、東急スポーツオアシスが正式名称で、35年ほど前にスタートした東急不動産系列のブランドです。
2023年1月現在、32店舗を展開しています。
昨年同時期と比べて、4店舗減少している状況です。

■COSPA(コスパ)
「COSPA」は、40年ほど前にスタートしたブランドで、もともとオージースポーツという名称でした。
2023年1月現在、30店舗(公式サイトに掲載されている複数ブランドを含む)を展開しています。

■JEXER(ジェクサー)
「JEXER」は、JR東日本が運営しているフィットネスクラブブランドで、JRの駅近、駅ナカに出店しているのが特徴です。大元の会社は45年前に設立されており、老舗の一つです。
2023年1月現在、17店舗を展開しています。

3.まとめ

ここまで総合型フィットネスクラブの店舗数をランキング形式で発表してきましたが、会社としては24時間ジムやヨガスタジオなど複数のブランドを展開しているケースが多く、総合型フィットネスクラブのみの売上を把握することが難しいところはあります。
しかし、総合型フィットネスクラブの閉鎖のニュース、店舗数の増減、24時間ジムの増え方、パーソナルジムの増え方などを加味すると、総合型フィットネスクラブというカテゴリーが全体として伸びていることはないと思います。
とはいえ、様々なレッスンが受けられ、ジムも使えて、プールも使えてというメリットは魅力的なので一定のニーズは確実にあると思うので、パイの奪い合いのような状況にはなっていると考えています。

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