【work】 月の指輪
レジンを彫刻して作った過去の作品をいくつか紹介してきたので、ここで一番たくさんの数を作った『月の指輪』を紹介。 これは単純な量産数が多いというよりも、バリエーションがすごく多い。 というのも、月って満ち欠けや大気のコンディション次第で様々な顔を見せてくれるじゃないですか。 だから僕が作っていた月の指輪にもすごくたくさんのバージョンができたんです。
まずは一番最初に作ったベーシックなものを紹介しましょう。
白いですね。 実際夜空に見える月って白っぽいことが多いですが、こうして形にしてみると大して面白くない。 だからあまり数を作りませんでした。 月の印象として強いのは黄色じゃないですか? やはり実物を見てピンとくる人が多いのも黄色でした。 多分一番多くの数を作りました。
やっぱり黄色はひと目で「月だ!」って思いますね。
さて、ほかにバリエーションはどんなものがあったかというと、青いブルームーンや真っ黒な新月、太陽と地球との位置関係で満ち欠けする様子を表現したものがありました。
青い月も、黒い新月も、なるほどわかりやすい。 それじゃあということで作ってみたのが、単色じゃなくて2色のレジンを使って月の満ち欠けを表現したシリーズ。 まずは満月と新月を見てみましょうか。
新月の裏側が明るくなっているのは一体何の光なんだ? まぁ、雰囲気です雰囲気! 2色のレジンを使って色分けすることが面白くなってきたのでちょっと凝り始めます。
いいですね~、気に入ってます。 この、満ち欠けの具合はシリコン型の傾け方で変わってくるので同じものは2つとできません。 そういうこともあってウェブでの販売は難しく、主にイベント出店での販売となりました。
この月のレジン作品はかなり気に入っていたので他にも派生品があります。 次は一つだけしか作らなかった特別なものを紹介しますね。
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