自分を諦めていた
以前こんなコンプレックスがあると酔いながら書かせていただきましたが、想像以上にこの容姿に対するコンプレックスが自分にブレーキをかけ続けていたことに気づきました。
「可愛い人、綺麗な人はそれだけでずるい」
ずっと、そう思ってました。(今もたまに思うけど。)
中学生の時、文化祭のクラス演劇で、ただ可愛いだけで主役に選ばれるクラスのボス的な子に負けたくなくて、毎日歌やセリフを練習して、実力で主役の座を得るという、熱量を発してた時もあったのですが。
高校くらいから、メイクしても私の顔じゃ自分の思い通りにはならない。
と、気づくといつの間にか諦めていて。
たしかに私が憧れるのは「クールビューティ」で、ないものねだりすぎて、それはどうあがいてもなれなくて。
この歳になるまで、バンドの一つも組めなかったのは、当時ハマっていたビジュアルバンド全盛期なのもあって、ボーカルって「かっこよくなければ、可愛くなければ」って意識が強くて。
歌が大好きなのに、自分の容姿では無理だと歌すら諦めてしまうくらいの自分にとっては大きなものでした。
父と「人間は顔じゃん!」「顔じゃない!中身だ!」と泣きながら言い合うくらい。
嗚呼、青春ですね。
それくらい拗らせて今の今まできていたのですが、先日友達がプロフィール写真撮影会を企画するからやらないかと声をかけてくれて。
なんと、そのカメラマンがたまたま小中学生の頃の幼なじみで、ライフワークとしてイランで出会ったアフガン難民の少女を定期的に撮り続けつつ、有名な方も撮影しているプロカメラマンの須田卓馬くんで。
そんな彼が写真を撮ってくれるというのです。彼とは同級生として飲んだことはありますが、カメラマンとして接したことはないので、素人をモデルにどんな写真を撮るのだろうという純粋な興味を最初に抱き。
ちょうど作詞作曲も始めたので、コンテストなどに応募したい際に、プロフィール写真が確かに必要な時はあって。
いや、でも、恥ずかしい。
自分がモデルとかありえるのか。
と、何度も何度も悩みながらも、他のカメラマンだったら絶対にお願いは出来ないだろうと、思い切って撮影してもらいました。
出来上がった写真は。
それはそれは素敵な雰囲気で。
でも、最初に出た感想は
「うわっ!髪ボサボサ」
「メイクない!」
「服よれよれ」
「スタイル悪い」
「腕が太い」
でした。
自分の見た目に対する文句が止めどなく出てきて。
でも、そのあとに
「あ、でもこれが今のわたしそのものなんだよな。」
とふと思ったのです。
特に折角撮影してもらうならば、髪型もメイクも服装も、事前にどうにかなったのに、やらなかった。
心のどこかで、自分がモデルじゃ撮りたい写真は撮れない。
と諦めてかかってたんだと。
そう気づいて。わたしはずっとずっと、自分自身を素材として魅力的に見せる努力を怠ってきたのだと。
酷く反省しました。
そんな失礼な心待ちでお願いしたのに、写真はとても素敵で。
自然な表情を引き出してくれて。
自分の今のありのまま。
がそこにあって。
もし、私が私自身をきちんと魅せる努力が出来ていたら、また違う写真が撮れてたんだなと。
自分自身を長年見ようとしてなかった、ずっとずっと逃げてたんだと気づけました。
そして、撮ってもらったプロフィール写真を見て
「自分の容姿を受け入れよう。」
すとんとそう思えて。
「もっと自分自身を魅力的に見せれるようになりたい。」
とも思いました。
昨日、写真から即興演奏をしてくださる方がいるというのを人伝で知り、このありのままのプロフィール写真からどんな音楽が生まれるのかを知りたくなって。
お願いしたその方とのやりとりで
見た目を受け入れるようになると自身しか出せないオーラが漏れずに放ちだしますから 魅力がさらに加速しますね。
即興演奏をやる日はhiderinaさんがhiderinaさんになる入学式だ。そんなおめでたい日に関われてわたしは最高に幸せものです♥
と言っていただけ。
また、なるほどと腑に落ちて。
こうやってつながっていく。
まだここで写真は公開しませんが、hiderinaが隠れない日がそのうち来るかもしれません。
より自分の魅力に溢れた写真が撮れた際には。
My Songs...
▷僕は生きる
▷寄せては返す悲しみ
▷生きる意味
▷彷徨い
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