帰りを待つ女たち

『私のソルジェーニツィン』というソルジェーニツィンの元嫁が書いた回想録が面白すぎる

自分が常にトップでないと気が済まず、教師に注意されただけで卒倒してしまうほどの過敏さを持っていた思想家ソルジェーニツィン

自分の妻に子供が欲しいといわれ、革命は自分にしかできないが、家庭生活を営むのであれば誰にでもできる、と不機嫌になるところとか

特殊収容所にぶち込まれてから、構造化された時間の中でむしろ安らぎを覚えて、急に周りの人にやさしくできるようになるところとか非常にリアルだ

尊大な野望を持っていなければならないほど、彼にとって現実世界は過酷なものであったのだろうし
むしろ刑務所の中で、社会的な責任から外され、決まった労働時間と休憩時間、めちゃくちゃな人間たちの中で人間らしさを取り戻していくのは必然のように思える

構造化された生活

日常と非日常

好きなだけ眠れる生活はむしろ自分の健康を奪っていた

本日久しぶりに医者に通院

医師いわく
寝すぎて「時差ぼけ」すると日中気分が悪くなるらしい

時差ぼけを治さなければ、どこまでが時差ぼけの症状で、どこまでが本来の自分の常態かわからなくなるらしい

時差ぼけとはこれいかに

何度もいうが、まっとうな生活を取り戻すためには

まっとうな生活をとりもどしたい、と思える動機が無くてはいけない

生きるモチベーションを取り戻すことをリカバリーという

これが難しいんだな~

支援するほうもされるほうも

あらゆる強制性がなくなると、やはり自主性や社会資源による差異が顕著になる

自由は波のようだ

呑まれれば死ぬ

うまく乗りこなせるか?

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