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ロードバイクに関する各種データの取得と記録方法

高校の後輩から下記のような質問をFacebook上でコメントとして頂きました。

先輩にご質問です。先輩はスマートウォッチですか?それともスマホ持参でサイクリングしてらっしゃいますか?私も運動の記録を取りたいのですが・・。(高校の後輩A氏)

そのままコメントで返すのもアレですし、同様に同年代の友人で自転車を始める方が増えてきたこともあるので、良い機会なので記事として残しておこうと思います。

僕は自転車を屋外だけでなく屋内でも乗っています。僕のケースでは、屋外と屋内では記録するデータと、記録するためのデバイスが異なります。それぞれについて紹介します。


1. 運動の記録のやり方(屋外編):

(1) 記録するデータ:

① 経過時間
② スピード(km/h)
③ ケイデンス(回転数:rpm)
④ 距離(m, km)
⑤ 心拍数(bpm)
⑤ 勾配(斜度:%)
⑥ ルート(GPS)
⑦ その他(時間、気温)

(2) 記録するデバイス:

A) 記録用デバイス本体としてのサイクルコンピューター
基本的に記憶容量を持つ本体とセンサーとを組み合わせます。データの取得は後述するセンサーが受け持ちます。そのセンサーが収集したリアルタイムのデータをサイクルコンピューターが表示・蓄積・記録します。

自分が使っているのはGarmin社が提供するEDGE 820です。820Jではなく820, すなわち英語版です。

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これをロードバイクのハンドルに取り付けて、たまに表示内容を確認しながら走っています。コックピットみたいなもんです。

繰り返しますが、これがサイクルコンピューターです。これ単体ではデータの一部しか取得することができません。そうです、センサーが必要になります。

B) センサー類
上記のサイクルコンピューターに必要となるのは、スピードセンサー、ケイデンスセンサー、心拍センサーの3つです。

一般的にEDGEを含めサイクルコンピューターを買うと、スピードとケイデンスのセンサーが付属してきます。別売りで単体の製品も販売されていて、以前にこんな記事を書いたように、今はXOSSのセンサーを使っています。

さて、セット買いの場合、別に購入する必要があるのは心拍センサーです。心拍数は運動強度にやや遅れて反応するものの、身体の状態をモニタリングするにあたって非常に参考になるデータです。自転車だろうがジョギングだろうがあらゆる運動の参考になります。ですので、モニタリングする必須項目と考えられます。

僕はやはりGarmin社の製品を使っています。

いわゆるスマートウォッチで、時計としても使えますし、SNSでのメッセージやコメント、メール受信などの通知も簡易的に表示してくれます。そして心拍数をモニタリングできます。ここでモニタリングした心拍数をANT+という規格でEDGEにリアルタイムで送信します。

以上が屋内でのデータ記録方法でした。


2. 運動の記録のやり方(屋内編):

さて、次に屋内の場合。

(1) 記録するデータ:

基本的には屋外の場合と同じですが、さらにパワー(出力:W)を取得していることです。

(2) 記録するデバイス:

A) 記録用デバイス本体としてのiPad

”iPad”です!驚かれた方もいるかもしれません。正確には、iPad本体とその上で動作するzwiftというアプリです。センサーとの通信はBluetoothで行います(屋外の場合はGarmin EDGEが使用するANT+という通信規格です)。

B) センサー類

スピードや出力等はスマートトレーナー(いわゆるモーター付きのローラー台)が担います。自分はAcerグループのxplova - NOZAを使っています。iPadとはBluetoothで通信します。

ケイデンス(回転数)はロードバイクのクランク側に取り付ける必要があるので、スマートトレーナーではまかなえません。ですので、屋外と同様に個別にケイデンスセンサーを取り付けています。上述したXOSSのセンサーはANT+とBluetoothの両方の通信規格に対応しているので便利です。

心拍センサーはGarmin vivosportを使うことはできません。なぜなら心拍数を送信する規格がANT+だからです。ですので、別売りの心拍センサーHR-12を使っています。

これは胸にバンドで巻きつけるタイプで、いわゆる「乳バンド」と呼ばれているものです。iPadに心拍数をBluetooth規格で送信します。


以上。いかがでしたでしょうか?

ひとまずデータを記録するところまでは紹介できました。一方で記録したデータをどう活用するかについてはまた別の問題です。僕は基本、STRAVAを使っています。これが涙が出るほど万能でして。
また別の機会に紹介します。

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