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越境ニュータイプによる偏差値社会

僕は近々、”越境者”に特化したメディア、価値提供サービスを立ち上げる。
そして、偏差値社会を復活させる。

びっくりする?最後まで読んで。ヒントたくさん入れたから。

“越境者”に直接サービスを提供するというのではなく、”越境者”の視点、考え方を、日本の法人の経営や個人の生き方に導入することで、もっと自由に企業・人生を経営できるようになり、結果としてより多くの対価を手にすることができる。それは法人なら収入や社会的評価かもしれないし、個人であれば嘘のない人生、すなわち生きやすい自由な人生を手に入れることができる。そのためのサービス。

”越境”には2つの意味があって、それぞれ横と縦の意味を持つ。

横は文字通り、人と社会における境界を越えることを意味していて、境界とは分かりやすいところで言えば国境であり、言葉や人種の違いであり、多重債務者やLGBTなど性的指向なども含まれる。これらの境界についてマジョリティ(正規分布の中心)と思われる側から見た場合にマイノリティ(正規分布の両端)側へ”越えて経営や生活をした”経験を持つ人々や、場合によっては組織のことを意味する。

縦は上述した横の越境をした人や組織が、マイノリティとしての存在の中で、マジョリティに属していた時に持っていた自分の限界を”越えた”経験をしたことを意味する。簡単に言えば、普段の自分なら絶対に経験できないような強い刺激や危険を感じる中で、それでも前に進んだ経験のことだ。

偏差の小さい正規分布が強固に形成されている日本社会において、偏差の高い(プラス、マイナスどちらも)人々は”変人”とされ、圧倒的なマイノリティとなる。しかし、だからこそ真ん中にいる常識的な人々には思いもつかないような視点を持っている。この視点と、マイノリティとしての経験の蓄積から組み立てられる思考は、分布の中心にいる”常識的”な人々にとって確実に力となる。

常識の中で生きるということは、分布の中心にいる大勢の価値基準・判断の中にいるということで、大きな緩やかな流れに意識せず流された状態のようなものだ。流れに抗うことをしなければ、怪我もせずに、ゆっくりと想定された到達点に進むことができる。一方で、本当はもっと自由に泳ぎたいという自分の気持ちを封じこめなければならない。

例えば、ビジネスやコミュニティでも何でも良い。複数人であるテーマについて話をしている時に、ちょっとした違和感を感じる意見を複数の人が話していた時に、その違和感をその場でぶつけることができる人はどれくらいいるだろうか。ちょっとした違和感だし、発言することで摩擦が発生して人が嫌な気持ちになるのであれば、自分が少し我慢すれば良い、と考えて、手と口を少しかたく結んだ経験がある人、少なくないだろう。

常識的な人々は好き好んで常識的に振る舞っている訳ではない。そうすることで、なんとなく大きな流れに身を委ねることができると考えているから、自分の違和感をその場では封印する。こういったことが人生で数回しか起こらないのであればそれで良いかもしれない。現実は違う。1日の中で何度も起こる。その度に感情はアラートを出す。1回あたりの封印量はそれほど多くないかもしれないが、それは積み重なっていく。自分を構成する要素の大半を封印した結果が占めていく。その時に、その人や組織は封印した容器そのものが爆発するか、封印そのものとしての存在に成り代わる。

穏やかな人と思っていると、突然我慢の限界を向かえて切れる。
ピュアだった子どもが、大人になって嫌々仕事をやっている。
好きだと思って結婚したのに、相手をモノとしてしか見られない。

越境者が、常識的な人々に与えられるのが”多様な視点”。

多様な視点を持つことにより、分布の中心、社会の常識という1つの視点だけしか持っていなかった人々に、別の角度から考えることができる。考える、すなわち別の視点で課題を解く方法を類推することだ。更に、その方法を採ることによって、未来がどのように変わるのかについてある程度の想像ができるということだ。なぜなら、越境者を見れば、彼・彼女たちが幸せなのかどうか、どのくらいの活力であるのか、少ないサンプルではあるものの、現実として感じることができるからだ。

境界を越えて、地獄を見てきた人々は強い。
マイノリティが窮地に陥れば、普段以上に思考・行動するからだ。

その積み重ねをしてきた人々は、常識的な議論の流れにも躊躇せず独創的な意見を言う。
小さくまとまろうとしている組織に対して、原点に立ち返って前提を疑う。
個を捨てた安定よりも、リスクは大きいが自分らしい人生を生きる。

僕が知る限りだが、越境者には共通点がある。

(1)エネルギー、活力値が非常に高い。端的に言うと肌ツヤが非常に良い
(2)基本的にハッピー(交換可能な価値=お金に換算した資産の多さとは関係なく)
(3)思考力が高い(楽しく刺激的に議論ができる。複数の視点で複眼的に物事を見ている)
(4)経験値が高い(思考を組み立てる歳の根拠となる世界が広い。例:国外の事例を引き出せる)
(5)ジョークが得意で、突然突拍子もないことを言う(常識的な人々を驚かせる)
(6)組織にいない(個で価値提供ができている)

こういった項目を満たす友人・知人がいたら、大事にすると良いよ。
自分の人生の豊かさに返ってくるから。

こういった人たちの知識・経験、視点・思考を伝え、一緒に頭や手、心を動かすことによって日本の正規分布の偏差をもう少し広げていく。IQ以外の個別能力についての偏差値を強く意識して生きる社会を実現していきたい。そう、目指すは偏差値社会の復活(IQ以外のね)。

という訳で、僕が知っている越境者にはお声がけします。
心当たりがある方は、スーツにネクタイして待っていてくださいね。

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