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フォーカシングを唱える前のジェンドリン

以下にご紹介するのは、「フェルトセンス」とか「体験過程尺度 (EXPスケール)」といった言葉がまだなかった頃の話が中心です。フォーカシング教示法を提唱して分家を名乗る前、本家ロジャーズ・グループの中でジェンドリンはどういう立ち位置にあったか。彼の兄弟子からの影響を中心に語ります。

添付するのは、ロジャーズのパーソン・センタード・アプローチ(PCAもしくはクライエント中心療法)の研究者・実践家の方々の前でプレゼンした時の配布資料です。なお、当配布資料は、私が博士論文(田中, 2018b)の前半で書いたことを10枚ちょっとのレジュメにまとめ直したものです。

田中秀男 (2019, December). フォーカシングを唱える前のジェンドリン:「今ここ」の重要性を一つの軸に 第5回PCAカンファレンス配布資料.

具体的には、「“今ここ”を大切にするロジャーズ派のアプローチは、過去の体験を扱ってはいけないのか?」といったことを話の軸の一つにしています。キーワードは「遡及的過去」です。

なお、上記添付資料の読み手として想定しているのは、坂中先生の下記ご著書収録の「第1章 パーソンセンタード・アプローチとは」や「第2章 パーソンセンタード・カウンセリング」に書いてあるような内容にある程度なじんでいる方々です。

坂中正義 (編) (2017). 傾聴の心理学 : PCAをまなぶ : カウンセリング、フォーカシング、エンカウンター・グループ 創元社.

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