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ミネルバ大学とLearn Better

Learn Betterという本を読みでます。

メタ認知という言葉、最近よく聞くと思います。「メタ認知」=自分を客観的にどう見るか?と置き換えてよいそうです。このメタ認知というのは、Learn Betterという書籍でもとても大切な21世紀を生き抜くスキルと書かれています。

なぜ、このメタ認知が重要かというと、近年、1つ1つの知識自体よりも、それより1段高次の知識の習得の仕方が大切と言われているからです。これは、よくTransfer of LearningというコンセプトでNear transfer とか Far Transferとか言われたりします

Transfer of Learningとは、それがどれだけ汎用性があるか?活かせるか?ということです。例えば、英語でいうと、Near Transferというのは、Apple=リンゴです。Far Transferというのは、「英単語を100個効率よく覚えるスキル」です。Near TransferのApple=リングは短時間で習得可能ですが、他の語学学習に活かせません(スペイン語の習得はまた別の単語となる)。しかし、Far Transferのスキル(英単語を100個効率よく覚えるスキル)は、社会の年表暗記にも使えるスキルです。近年、学習理論ではこのような、Far Transferが意識されてきていて、これをどううまく習得するか?がカギになっています。

ミネルバ大学について調べていて、とても感心したのは、例えば大学院のプログラムはMDA: Master of Decision Analysisですが、これはある意味で意思決定の仕方を自分で見るメタ認知のトレーニングと言えますし、その中の1つとして学ぶR言語やデータ解析による意思決定も、R言語による解析は農業、金融、教育どの分野でも応用可能です。よく考えられているなぁ…というのが私の印象です


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