#44 結局自然免疫力を高めろってことなんでしょうか

昨日6.19(金)9:26配信のYahoo!ニュースで、京大・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授が「K値」という感染症の広がりや収束を予測する指標を紹介するとともに、日本では感染者が爆発的に増加せずに収束するのではないか?との考えを示されていました。

「K値」については、以前どこかで興味深い指標であることを述べました(たしかFacebookで)が、今回は「日本では感染者が爆発的に増加せずに収束するのではないか?」という説について少し深掘りしたいと思います。

日本では感染者が爆発的に増加せずに収束する?

宮沢先生がこの議論のカギとしているのは「感染成立ウイルス量」と「自然免疫」の二つ。

前者はウイルスに接する機会(数)を減らすことでそもそも体内にウイルスを入れないこと、後者は少量のウイルスが体内に入ってもウイルスを排除できるように自然免疫力を高めておくこと。

この二つによってウイルスの増殖や発症、重症化を抑えることが可能になる、ということです。

この内容はまさに、前々回の記事「#42 日本で感染者や死者数がなぜ少ないのか?」(6.19(金)1:41投稿)で書いたことと完全に一致しています。

日本、韓国が死者数が少ない理由は?

日本や韓国は死者数が非常に少ないですが、いずれも発酵食品を多く食べています(日本:味噌、漬物、納豆等、韓国:キムチ等)。

いまのところまだ仮説段階ですが、発酵食品の中に粘膜免疫を高めるものがあるのではないか?と考え、現在そのような論文を探しているところです。

ただし、発酵食品だけ調べるのが良いのか分からないため、調べる範囲をもっと広げていろいろな食品やサプリメント等でIgAを増やすものがないか調べていきたいと思います。

整理できたらまたアップします。

それではまた明日!

<了>

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