35年間カサカサだった唇が「タッカンマリ」食べたら超回復した
さて、早速ですが私は唇カサカサ歴が35年の乾燥肌のプロです。
幼少期からアトピー性皮膚炎を受難。中高では吹奏楽部でクラリネットを吹き関西大会に出場するほど唇を酷使し口唇ヘルペスの常連に。大学進学以降は口紅デビューを果たしたものの、その成分で荒れるなど前途多難。
その他、仕事のストレスや食べ物のアレルギー、コロナ禍ではマスクとの擦れなどでいつも唇がカサカサ、皮がめくれては出血し、長年のコンプレックスでした。
そんな筋金入りのカサカサ唇が、たった一日でツルツルになるという奇跡的なことがこの夏起こりました。
韓国で「タッカンマリ」を食べただけで!
「タッカンマリ」とは、鶏の水炊きのことで、韓国ソウルには「タッカンマリ通り」とよばれる専門店街があるほどポピュラーなグルメです。
鶏の鍋なんだからどこも味はそんなに変わらんだろ〜と思いきや、具材やタレの違いから、お店ごとの個性が出るようで、この日は韓国通の友人オススメで地元民で賑わう老舗店に。
タッカンマリ一筋30年以上。常連客を大切にしたいという想いで韓国メディアは取材NGのポリシーを貫いているとのこと。素晴らしい心意気ですね。まさに地元の名店、強いです。
着席すると鍋が運ばれてきました。お店のお父さんがハサミでザクザクと鶏をカットしていきます。
あっという間に、丸ごと一羽がこんな風に。この時点で絶対美味しいだろ・・・と確信させる何かを醸し出しています。
鶏をカット後はパカっと蓋をして、お父さんは次のテーブルの鍋の面倒を見に行きました。全ての卓の煮え具合を把握しているのか?プロの仕事です。
そうこうしていると、タレの材料が運ばれて来ました。小皿に自分で酢醤油、薬味、カラシ、ニラを合わせてタレを作ります。タッカンマリはこのタレの配合で美味しさが大幅に変わるらしく、初めての場合はお店の方に作ってもらったほうが良いほどだそう!
私も見よう見まねで自分で作ってみましたが、お店の方が「これではあかん」と思ったのか、微調整してくれました。
お父さんがテーブルに帰ってきました。蓋を開けるとオオオ〜!鶏からコラーゲンが出ているのか、スープがとろっとしてきて、めちゃくちゃ美味しそうです!
さらに煮込みながら、火箸でぐるぐる掻き混ぜて仕上げていきます。
ついに完成!最初の一口目分はお父さんがお皿に取り分け、先ほど作ったニラダレを乗せて食べ方をおしえてくれました。私が白い服を着ていることに気付くと、食事用のエプロンを持ってきてくれたり無言ながらとても優しいお父さん。ありがとう。いただきます。
・・・・・。
めちゃくちゃ美味しい。
カニを食べている時に匹敵するほど、黙々と食べ進めてしまいました。ニンニクの香りが最高すぎて箸が止まりません。ジャガイモも美味しい!崩れる直前のジャガイモってなんであんな美味しいんでしょうか。
あっという間に女二人で鶏一羽、完食です。
最後にシメのうどんがオススメとのことで、追加注文。
韓国の「ククス」と呼ばれる手打ち麺です。日本のうどんより細め。スープも足してくれました。
シメのククスが完成。絶対美味しいやつです。既に鶏を一羽食べている事実にビビって一人前にしましたが、二人前でもよかったくらいです。
あれよあれよとククスは胃の中へ。鍋に残ったスープもほぼ飲み干しました。
完全に満たされた。
最高に幸せです。
ふぅ。
皆さんもう、私の唇がカサカサだった件についてはすっかり忘れておられると思います。
私も忘れるところでした。
そう、この夜に人生で初めてタッカンマリを食べたのですが、翌朝起きてまず顔を洗った時に、肌がツルっとしていたことが衝撃。寝る前に何か特別な美容液でも塗ったっけ?と思ったほどです。
そして問題の、唇。
出かける前にいつものようにリップクリームを塗ろうとして驚きました。一つも皮がめくれていなくて、血も出ていなくて、つるんとした唇を何十年ぶりに見たかな、、感動です。
ありがとう、お父さん(泣)
お父さん、鶏をハサミで切りすぎて右手に湿布貼ってたよね。私はそれを見逃さなかったよ。
肘を押さえながら、手首をブンブン振ってたよね。それ、筋肉じゃ無くて筋が痛いパターンのやつだよね。
ありがとう。
お父さんの仕事のお陰で、私の唇は蘇りました。そして韓国で連日2万歩以上歩き回った疲れも超回復。
ありがとう。ありがとう。。
韓国人が元気でハツラツとしているのは、このスタミナ食から!と確信。またお父さんのタッカンマリを頂きにお店を訪れたいです。
皆様も、ソウルに行かれる際はぜひ。
唇がカサカサでお困りの際もぜひ!
この記事で紹介した
🧄タッカンマリが食べれるお店🧄
▶︎ タッカンマリ一筋30年「ソンガネタッカンマリ」
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