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勉強系SNSは勉強捗らない

筆者は高校生ですが、「一人でバリバリ勉強できる訳ではないけど、いつか出来るように頑張ろう」と思っています。


しかしそれとは裏腹に「こんなの書いてる暇あるなら勉強しろ!!」と言われかねない文章を書いていこうと思います(^_^;)


結局のところ、勉強系SNSや勉強垢は勉強捗りません!


注釈

ここで言う勉強系SNSは主に以下を指す。
「スタディキャスト(スタキャス)
「スタディプラス(スタ+)
「スタディチャット(スタチャ)
「高校生サクセスナビ(サクナビ)
「Twitterの勉強垢」
「LINEの勉強会オプ」など、
勉強(受験)目的で誰かとつながれるSNSという解釈

※一々「スタディ〇〇」はくどいので略称で呼びます。

これを書こうと思ったきっかけ


Youtubeの解説動画でスタチャの存在を知ったからです。
(というか前から見てたまとめサイトがスタチャだと知った)

そこから
「この手の勉強という共通の目的でつながるサービスってどうなの?」
と興味がわきました。

進研ゼミ高校講座を受けていたこともあって、
前からスタキャスなどのアプリを宣伝で知ってました。

そしたらもう、上で挙げたスタキャス・スタ+・スタチャを片っ端から試しました!!
サクナビは高校講座受講者は全員DL必須なので初めからDLしてました。スマホいじるのも面倒で忘れてましたけど

初期設定はしましたが教材登録は面倒なのでしませんでした😅
まぁその初期設定もGoogleの捨て垢でしましたが。。
(もうこの時点で若干興味失せ気味)

案の定自分には合わないなと感じて全てアンストして終わりました。(ここまで3時間)
これからそう思った理由を書いていきます。


①勉強系アプリを使う人の心理


そもそも、勉強に「人と人のつながり」を求めるのは

誰かと一緒だと頑張れるから

でしょう。
しかしそれは「一人でもできるけど複数人だと更に頑張れること」ではなく、

むしろ皆と一緒じゃないとやる気が出ないの裏返しです。

…?

そもそも一人でもできる人は一人でバリバリやっているはずです。

「でも、誰かと教えあったりするのも一種の勉強法じゃないか!」と思う人もいるでしょう。

確かにそう思います。
でもそれは対面でできる場合だけです。

学校の時間内なら仲間と教えあったりできますが、
個人の習熟度で勉強スタイルが変わる塾や予備校・家では一人で黙々と勉強するのです。

一人で勉強できる空間にいてまで誰かとつながる必要がないんです。


それを踏まえると勉強でSNSを使う人は

勉強目的ではなく、独りが寂しいからネッ友を作るのが目的では?

なんて思います。


②勉強時間の記録は必要なのか


この手のSNSって必ずと言っていいほど
勉強の時間を記録するモードがありますよね。

これは賛否両論分かれると思うので
私の経験談を読んでもらいたいです。

中学生の頃「定期テストの勉強時間帯を毎日記録するシート(紙)」が毎回テスト2週間前に配られてました。

公立中の方には分かるかな?私は効率厨だったので理解不能でしたが(寒)

忘れたら先生に怒られる、正確な時間帯を忘れる、塾か家庭学習かで色分けが必要、計画立てるの得意じゃない、まず計画通り進まない、何より記録に勉強時間取られる
と面倒づくめだった事を覚えています。
せめて、GIGA構想で配られたタブレットのExcelでやれよと思ってました(どうせムリだろうけど笑)。

中学生の頃の例(特に中3)


端的に言うと勉強時間帯の計画勉強時間の記録も非効率というわけです。

忘れて怒られる時間、
計画立てる時間、
記録する時間、
計画通り進めようと気張る労力、

全部ムダです。

いや、正確には勉強できない私みたいな人には必要ですが、
一人でできる人にはムダなんです。

保護者もお子さんの勉強管理に
そういうアプリを使わせると良いでしょう。

ですが!それがムダと思える人になるべきです。
一人でバリバリできる人になるべき


1人でバリバリできる人なら経験した事あるでしょうが、フロー体験というものがあります

簡単に言うと「時間も忘れるほど夢中で一つのことに集中していたアレ」です。

私は中1の2学期かな?
美術の範囲を一つのプリントにまとめる作業をしてた時にオーバーフローしちゃいました( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
その時の内容の定着度はものすごく、テストでも高得点を取れました!!
何より、その時は「勉強時間どの位やったかな…2時間も⁉︎やった!!」みたいな意味ない快感は頭にありませんでしたね😊

私はDaiGo氏の「自分を変える超集中力」という本で詳しく知ったのですが、
手元にない人もいると思います。

このサイトに詳しいことが載っているので、フロー体験に辿り着きたい方はぜひ見て下さい!


それを踏まえると、必要なものは

  • 日にち・教科・順番の計画

  • 勉強する参考書の範囲決め

  • 勉強用具とタイマーだけ準備

くらいです。

計画と記録のシートみたいに回りくどくなく簡単な方法です。


③集中力が削がれる


先ほどフロー体験なるものがあるといいました。
似ていますが理由は単純。


通知を受けとるアプリが余計に増えるからです。
これはオフにしてもダメです。

視界に入るだけでもダメなんです。
アプリのアイコンが視界に入るだけで、なんとなく気になってしまいます。


これは「オンライン脳」という本でもちゃんと説明されてます。

私たちはアプリ(中略)を使う状況と学力の関係についても調査・分析を進めました。
それによって、特定のアプリが成績に著しく悪影響を与えている使うアプリの数が多いほど子どもたちは勉強に集中できなくなる、といったことも判明しました。
子供達へのアンケート結果:
・スマホ所持児の8割近くが自宅で勉強中にスマホを使っている
・その中でも一つのアプリしか使わない子は2割、半数近くの子どもたちは複数のアプリを切り替えながら使っている

第三章:使うアプリの数が多い子どもほど、学力が低い P128〜129   一部抜粋


著者は東北大学加齢医学研究所長の川島隆太氏という方なので、
一定の信頼性はあるでしょう。(権威主義ではないですが)


使うアプリの数が多い人ほど学力が下がる傾向にあるんです

DLしてる以上目に入ります。
そうするとついつい使いたくなっちゃいます。
中高生の集中力のなさを舐めてはいけません。

映像授業等のアプリはまだ使うにしろ、
勉強系SNSはムダです。

強いていうならスタチャやみん学ですね。リアルな口コミがポンポン返ってきます。
口コミで分かることも多少はあるでしょう。

まぁそれも少しにとどめましょう!



④勉強垢はシンプルに運用面倒


⚠️ここから少し口悪くなります


著者はZ世代ではありますがSNSのアカウントなんて作るだけ面倒なんですよ。
想像してみてください?


勉強垢を作って、
「いいね×10分勉強します」とかメンドクサイことツイートして、
キレイにまとめたノートをツイートして、
同じ勉強垢と意識お高めの交流もって、
「今日も2時間勉強した!私偉すぎ」のツイートに2分かけて、
勉強会という名の雑談オプで馴れ合って、


メンドクサ…苦笑

そんなことしてたら受験で結果残せたとしても「意識高い系大学生」の誕生です。後々、自分のどころか話し相手の時間も取る超絶めんどくさい性格になります。


それに、誰かに見てもらうための勉強で思いつくデメリットは計り知れない。


  • ノートまとめに時間浪費しがち

  • 勉強したつもり、果てには努力したつもりになりがち

  • 故に「努力の改善」の発想がなくなるので結果が伴わなくなりがち

  • 勉強垢同士で褒め合って向上心なくしがち

  • 勉強垢同士でソース不明の情報交換して自分が情報強者と勘違いしがち

  • その単元の本質や応用を学ぶ意識から遠ざかりがち

  • 意識だけ高く、口だけの無能になりがち(就職でどうなることやら…)

  • 承認欲求に時間使いすぎて、効率的な勉強法が中高の内に身につかずに大学生以降で失敗しがち

  • 一人の時間をもって将来について解像度高く考えることを怠りがち

  • そもそも寂しがり屋になって一人行動ができなくなりがち


これはもうメンドクサイ通り越して怖いですね:(´◦ω◦`):


終わり


だから私はその手のSNSをやめた。

デジタルやネットの人間関係から離れて、勉強くらい一人で出来るようになることが大切。

そもそも勉強系SNSなんて忘れちゃって、地道に勉強した方が近道なのかも。

参考になれば幸いです。


追記(2023/03/31)


筆者は最近「弱点攻略AI」という超優れものの勉強アプリをようやく使う気になって今使っているのですが、

そこで「勉強時間をスタキャスと連携しませんか?」というのが出てきたのですね。

本文では「勉強時間の記録はムダ!」と言っていました。

端的に言うと勉強時間帯の計画勉強時間の記録も非効率というわけです。

いや、正確には勉強できない私みたいな人には必要ですが、
一人でできる人にはムダなんです。

ですが、私はまだ一人の力で勉強ができる状態ではないので、今回勉強時間の記録にスタキャスをインストールしました。

無事LINEでもログインしました。

ですが、リアルの友達から「スタキャスやってる?つながろうよ」みたいに言われてもつながりますが特にアクションは起こしません

出会い目的ではないし、ましてや同じ志望校の仲間と馴れ合って勉強時間をつぶすのが目的ではないので、こちらからはアクションは起こさない構えです。

通知も全OFF、アプリのアイコンはホーム画面からも見えない状態にする。

万全体制!


ホーム、ルーム、イベント、タイムラインは特に見ようとは思いません。
一番右の「レポート」という項目で、あくまでAIアプリでの勉強時間の確認の目的のみで使っていこうと決めました。


「お酒は飲んでも呑まれるな」という格言がありますが、お酒は飲んでも呑まれない人でも、SNSなどアプリに呑まれている人は案外多いです。

ですから、アプリを使う上で「自分は何がしたいのか」「いつまで入れて使うつもりなのか」という目的意識を持つことは大事なんです。

それではまたね!

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