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我慢しない自分

こんにちは。ひでまるです。

つらい恋愛をしていて悩んでいる女性に対して、僕が正直ナンセンスだと思うアドバイスは「別れたほうがいいよ」というアドバイスです。

「別れたほうがいいよ」と言われて、即行動に移せるのなら、言われる前にすでに別れているはずです。ほとんどの場合、それができないから悩んでいるんです。

すでに別れを決めていて、最後の背中押しとして「別れたほうがいいよ」と言ってもらいたいケースもありますが、それは今回の主題ではないので横に置いておきます。

「別れたほうがいいよ」と簡単に言うのは「SNS的アドバイス」だと僕は思っていて、現実世界では「別れたほうがいいよ」という一言では片付けられない複雑な事情を抱えた人がたくさんいます。

だから僕は、まず自立できるようになること、自己肯定感を高めていくことの重要性をTwitterやnoteで何度もお伝えしています。

周りから別れたほうがいいと言われても、あなた自身にその準備ができていなければ別れることはできない。別れを切り出せるタイミングとは、周りから別れたほうがいいと言われた時ではなく、あなた自身がはっきり目覚めて「こんな関係を求めてたわけじゃない」と吹っ切れた時だから。

彼から大切に扱われていなくて、離れるべきだと分かっているけど離れられないなら、「彼から離れること」を考えるより「もっと自分を好きになること」を考えてください。なぜなら、彼のことを嫌いになれば離れられるのではなく、自分のことをもっと大事に思えるようになった時に離れられるからです。


また、言いたいことが言えずに悩んでいる人、なんでも我慢してしまう人に対して「我慢しなくていいよ」というアドバイスも意味をなしません。「どうやったら我慢しない生き方ができるのか」が大事なのです。

今回は「我慢しない自分」になる方法についてお話ししたいと思います。


我慢してしまう原因はいくつかに分けることができて、その中でも大事なのが以下の3つです。

1.自分の望みが分からない
2.伝え方が分からない
3.他に選択肢がない


まず、1つ目。
「自分の望みが分からない」

ご飯を決めるときに「何でもいい」とよく言う女性がいますが、実は、我慢しがちな女性の特徴の1つです。

「何でもいいと言っておきながら何でも良くない」はあるあるですが、我慢しがちな女性は、ご飯のときだけじゃなく、あらゆる面で、これが基本スタンスになってしまっています。

本当は自分の望みがあるけれど、それが自分でも良く分かっていないから、「何でもいいと言っておきながら何でも良くない」という現象が起こります。

「本当はこういう関係を望んでいる」
「本当はこういう言葉を求めている」
「本当はこうされたい」
「本当はこんなデートがしたい」
「本当はこんなことがしたい」

そういった望みを誰しもが持っているし、自分にとっての幸せのカタチがそれぞれあるんです。

だけど、自分の望みや幸せのカタチがはっきり分からないから、「こうしたい」という望みがはっきり言えず、我慢してしまうんです。

ひとり一人の性格が違うように、幸せのカタチも様々なので、親や社会が押しつける幸せのカタチが自分の幸せだとも限りません。

自分にとっての幸せのカタチを見つけるために
「私はどうしたいのか」
「私は何をすると幸せな気持ちになれるのか」
を日頃から自分に問いかけ、幸せの感覚を敏感にしていく意識を持ってください。

それから、「何でもいい」をなくして
「こうしたい」「これが好き」「これがほしい」と具体化してください。

幸せに生きている人ほど、やりたいことや好きなものが、具体的です。望みが具体的だから、望まないことにははっきりNOが言いやすく、その結果、望みどおりの人や物が引き寄せられてくるのです。


1つ目の結論は、自分の望みがはっきり言えるように望みを具体化していくことです。


次に、2つ目。
「伝え方が分からない」

普段から伝える練習をしていないと、いざ伝えようと思っても勇気が出ないし、どうやったら上手く伝えられるのかが分からず、結局、言いたいことが言えずに我慢してしまうのです。

言葉を伝えるのはスポーツと一緒で、かならず練習が必要です。まずは気持ちを言葉にする練習として、何かあった時にはその感情をそのまま紙に書き出すようにしてください。日記のような感覚です。感情をちゃんと言葉にかえるクセをつけていると、感情を外に出しやすくなります。

それから、独り言で声に出してください。声に出す練習をしていないと、いざというときに声にならなかったりします。独り言で声に出していると、言葉が出やすくなります。

そして、伝えるときには「私」から始まる「アイ・ステートメント」というコミュニケーションスキルを使ってください。

「私はそんなこと言われるとすごく傷つく」
「私はちゃんと愛情表現しあえると嬉しい」
「私は毎日1回でもいいから連絡できると安心する」
「私は冷たくされるとすごく悲しい」
「私は褒められるとすごく嬉しい」
「私はお前って言われるのが嫌」
など
主語を「私」にすることで、相手を責めずに、自分の望みを伝えることができます。
「あなたはいつも話を聞いてくれない」
「あなたは自分のことしか考えてない」
など
主語を「あなた」にすると、相手を責める言い方になり、反発を買いやすくなります。

2つ目の結論は、感情を紙に書き出すこと、独り言で声に出すようにすること、アイ・ステートメントで伝えることです。



次に、3つ目。
「他に選択肢がない」

「彼に嫌われてしまったら生きていけないし幸せになれない」という他に人生の選択肢がないような状態に自分を置いていると、嫌われないように我慢してしまいます。

彼との時間以外でも楽しい時間や幸せな時間をつくり、人生の選択肢を増やしてください。友達といても楽しい時間になる、一人でいても楽しい時間になる、目標に向かって努力しているときも楽しい時間になる、そうやって幸せの選択肢が増えていくと、心に余裕が生まれ、ビクビクせずに伝えたいことを伝えやすくなります。

「私には彼しか幸せの選択肢がない」という状態が、我慢を生んでしまいます。恋愛以外でも幸せを見つけることが大切です。

3つ目の結論は、恋愛だけが自分にとって唯一の幸せにならないよう恋愛以外のことにも目を向けて幸せの選択肢を増やすことです。


以上の3つを実践していくことで「我慢しない自分」になっていくことができます。

「我慢しない自分」になることで、別れるべきときに自分で別れる決断ができるようになります。
「我慢しない自分」になることで、本当に自分に合った相手とつながることができます。
「我慢しない自分」になることで、本当に自分に合った相手と心を開きあい、深い関係を築いていくことができます。

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