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学歴マウントの根底にあるもの

そもそもの話、実生活で充実している人は、自分から”学歴マウント”を取りに行く必要がありません。しかし厄介なのは、”もらい事故”のように他の人から学歴マウントを受けてしまうことです。

学歴マウントの根底には、”自分が納得できる大学に入れなかった”という劣等感が隠れている可能性があります。ひょっとすると、自分の納得する結果(第一希望の大学)を得られなかったから、自分より劣っている(と勝手に思い込んで)他人を攻撃することで、心の平静を保っているのかもしれません。

明白な事実ですが、”学歴⇒幸福”という関係は必ずしも成立しません。学歴は、中学や高校での成績に基づいたものなので、社会に出てからの成績ではありません。また、最近は様々なライフスタイルがあり、学歴⇒幸福の関係は崩れつつあるようです。

自分の出身高校や出身大学を誇る気持ちを否定するつもりはありません。むしろ出身校を誇れることは、素晴しいことだと思います。ただし、そのことが他の人の出身校をおとしめていい理由にはならないのです。時々『Fラン大学』という言葉を聞くので、大学のランキングによるマウントが日常化しているのでしょう。ちなみにFラン大学というのは、最も低いランクの大学のことを指すらしいです。日本の大学ランキングに限れば、東京大学はトップなのでしょうが、上には上があります。

世界大学ランキングは、高等教育機関をさまざまな指標によって順位付けした国際的な大学ランキングです。特に有名なものに、”QS世界大学ランキング(QS World)”、”THE世界大学ランキング(THE World)”、”世界大学学術ランキング(ARWU World)”があります。これらのランキングでは、評価項目が違うので同じ大学でもその順位はまちまちですが、最新(2023年)のQS世界大学ランキングでは、東京大学は23位です。日本でトップの東京大学も、世界で考えるとベストテンにも入れません。ちなみに、九州大学は135位のようで、100位以内にも入れていません(^▽^)/。

個人的には、ランキングは努力の結果であり、目指すものではないと考えています。しかし、世界トップテン(Top 10)に入れたら、さぞ鼻高々になるでしょう。九州大学がトップテン入りする日は来るのでしょうか?。

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