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『地球』のことをもっと知ろう!

 我々は地球という天体に住んでいますが、地球のことを意外と知りません。地球のことは、空気と同じように当たり前すぎて関心が薄いように感じます。しかし、地球で起きる様々な物理的/科学的な現象が、影響し合って地球の環境を作り上げています。

 地球が「ほぼ球体」であることは当り前の常識だと思っていたら、そうでもないようです。アメリカで地球の形に関するアンケートを取ったら、少なくない人が「地球は平面である」と答えたそうです。日本でアンケートをしたらどうなるのかも、興味深いのですが、”地球が平面”だと考えている人がいまだにいることに驚きました。

 少し前の記事で、民間人の宇宙旅行の話を書きましたが、外(宇宙)から見れば、地球の形は一目瞭然です。しかし、地球平面説を支持する人たちは、「地球球体説?」を(NASAの)陰謀だと考えているようです。目で確認できる地球の形ですら、こんな有様ですから、地球の内部については間接的な証拠しかありませんから、地球平面説支持者には信じてもらえないかもしれません(笑)。

 地球の内部は卵のように、大別すると3つの部分に分かれます。卵の殻に相当するのが地殻です。地殻の厚さは場所によって異なりますが、およそ20~50kmになります。その下には卵の白身部分に相当するマントルがあって、黄身に相当するのが地球の中心部が核(コア)です。ただし、最新の地球科学では、地球の内部構造はもっと細かく分類されていますので、興味のある人はググってみて下さい。

 マントルは上部マントルと、下部マントルに分かれています。プレートテクトニクスという言葉を聞いたことがあると思いますが、地球の表面は複数のプレートと呼ばれる板状の部分で構成されています。このプレートたちの相互運動が地震や火山活動の原因となっています。

 核も外核と内核の二つの部分に分けられます。核は地球の中心部にあるので高温で、さらに高圧です。しかし、外核は地震波を使った解析から、液体状態の金属であることがわかっています。これらの地球科学的な一般常識も、実際に確かめることはできません。我々が到達できる地下の深さは、最大でも10kmだからです。

 地球の画像を探していたら、面白そうなサイトを発見しました。海外のサイトのようですが、『地球の100の事実』が分かりやすいイラストとともに平易に説明されています。英語のサイトですが、そんなに難しい文章ではありません。最近なら、自動翻訳なども利用できるので、英語が苦手な人でも理解できると思います。

 地球環境問題や自然災害を理解するためには、まさしく足元の地球を理解することが不可欠です。できるところからで、大丈夫です。すこし、地球について考えてみませんか?


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