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起業への道#2 ペインをゲインに!

九州大学が独自に起業をサポートするプロジェクトに『九大ギャップファンド』というのがありました。このプロジェクトに採択されると、起業のシード(種)になる試作品の開発を支援するための研究資金(250万円)がもらえました。私も、2019年度のプロジェクトに10件中10位の最下位で採択されました。その時は、研究資金の提供は嬉しかったのですが、本気で起業を考えているわけではありませんでした。

このプロジェクトは研究資金を提供するだけではなくて、起業に関するサポートもしてくれました。その一つが、すでに”起業した人”や”起業をサポートする専門家”の話が聞けるセミナーでした。このセミナーは、自由参加ではなく、参加義務があるセミナーでしたので渋々参加したのですが、これが思いの他、ためになりました。このセミナーは、起業に特化したものでしたが、起業に関係なく、色々な気付きがありました。

その中の一つが”ペインとゲインを意識する”というメッセージです。起業は研究とは違います。研究は儲からなくても問題ありませんが、起業は収入が無ければ継続ができません。”ペインとゲイン”は、マーケティングで強く意識されるべき、ストロングワードです。

チョッとググると、以下のようなことが書いてありました。
1)ペインポイントとは、顧客がお金を払ってでも解決したい痛みを示すポイントであり、新規事業のタネとなる考え方である。
2)ゲインポイントとは、顧客の「あったらうれしい」部分を示すポイントであり、顧客の視点や価値観への理解に役立つ。
3)ペインとゲインを探る際は、顧客の想定されるニーズを書き出してから、細分化していくとよい。

上記のまとめでは、ペインとゲインを別物としてとらえていますが、私が受講したセミナーでは、”ペイン(困り事)をゲイン(利益)に変える”、すなわちペイン⇒ゲインの変換が重要だと教わりました。この教えが頭にあったので、現在の大型プロジェクト『小型軽量装置を活用したMT探査手法の高度化』を受託することができました。

タイトル画は本文と直接関係ない映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』の画像です。これは実話をもとにしたクライムコメディらしいです。私はリアリストなので一獲千金は考えていませんが、老後の充実した生活のためのプラットフォームとして、オジサン連中による起業を考えています。

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