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バークレーの思い出#3 ナパバレー

 バークレーの北部に、ワインで有名なナパバレーがあります。アメリカに滞在中、3回ほど行ったことがあります。

 カリフォルニアは乾燥した気候で、地中海に似た条件なので、ワイン用のブドウ作りが盛んです。乾燥と言えば、バークレーで借家に引っ越した初日の夜、乾燥で喉が引っ付いて呼吸困難で夜中に目を覚ましました。日本と違って、カリフォルニアはそれくらい乾燥しています。

 バークレーからナパバレーは、車で2-3時間くらいの距離にあります。ナパバレーにはブドウ農園が広がっていますが、そのブドウを使ってワインを作るワイナリーが数多くあります。運転する人は駄目ですが、ワイナリーでは有料/無料でワインが試飲できます。赤ワイン、白ワイン、ロゼと美味しいワインは多いのですが、私が最も気に入ったのは、マスカットを使ったワインでした。

 どこのワイナリーかは忘れましたが、少し濃いめの色をした白ワインでした。少し甘めの味ですが、スッキリした喉越しでした。バークレーにいるときは、しょっちゅうではありませんが、ワインを良く飲んでいました。乾燥した気候にはワインが合うので、食事の時でも妻と二人で1本開けていました。

 日本に戻る際には数本ワインを買って帰りました。日本に戻って落ち着いた頃、このワインの飲んだのですが、「あれ?」と違和感を覚えました。バークレーにいる時はあんなに美味しいと思ったのに、日本ではそれほどではないのです。同じワインなのに味が全く違うように感じました。この味の違いには、気候が大きく関係していることに後になって気付きました。

 日本は湿潤なので、乾燥した環境で美味しいワインは、あまり美味しく感じないのです。全く同じワインなのに、不思議です。ワインや日本酒も同じですが、そこのお酒はそこの気候に合わせた味になっています。旅行の時の地酒が美味しいのはそういった理由です。

 早く、自由に移動ができるようになって、美味しいお酒気飲めるといいですね^^。

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