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雑記コラム

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物理探査に関係が薄い雑多なコラムをまとめました。
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#プログラミング

解決の糸口なのか・・・ 出口はまだ先?

ここ最近の課題であるMT法のデータ処理の問題を形決するため、連休中も時間を見つけてはプログラミング作業を続けていました。こんなに集中してプログラミングするのは久しぶりです。 まだ問題解決には至っていませんが、連休の最終日に、これまでのプログラムのバグを発見しました。これは結果に大きな影響を及ぼす重大な間違いでした。これを見つけたキッカケは、周波数毎のスペクトルの大きさを比較していた時でした。 やっぱり、基礎は重要です。基本に忠実に、データの品質を評価することから始めたら、

プログラミング三昧 来年も?

この記事を書いている時点で、2023年も残り3時間を切りました。もうすぐ2024年になります。2024年にはパリオリンピックが開催されますし、我々のMTプロジェクトがいよいよ終了します。 実は、昨日今日とMT法データのデータ処理のためのプログラムを作っていました。まだ完成していないのですが、少しだけ出口が見え始めました。プログラミングは、試行錯誤の連続です。シミュレーションデータを使ってうまく行って、「できた!」と思って実測データの適用すると、何故だかうまく行きません。そん

配列の添え字について

プログラミングでは、同じ性質の個々のデータを、ひとつの同じ名前で管理(格納)したい場合があります。そんな時に使われるのが、配列(行列)です。タイトル画の”フルーツ号”には、4つの貨車があり、それぞれの貨車には別々の果物が格納されます。この時に使われる”貨車の番号”が配列の添え字に相当します。 しかし、注意しないといけないのは”添え字の最初の数字”です。上の例では、添え字は0番から始まっています。0と1からなる二進数が基本のコンピュータでは、開始の添え字が0から始まるのは、自

Julia(ジュリア)に困惑!?

Juliaは、比較的新しいプログラミング言語で、汎用的なプログラムから、数値解析などの高度な科学技術計算にも対応するように設計された言語のようです。最近知ったばかりのプログラミング言語なので、まだ詳しいことは知りません。 Juliaは、何かの略語かもしれませんが、女性の名前です。私の知っている限りでは、Edaに次いで2番目の、女性の名前を冠したプログラミング言語です。 どうやら、インタープリタ型(正確にはJITコンパイラ?)言語のようで、コマンドを逐次実行していきます。た

プログラミング言語オタク

言語オタクと言っても、英語やフランス語などの外国語ではありません。今回の話は、プログラミング言語の話です。 大学の講義で習ったFOTRANをはじめ、これまでに数々のプログラミング言語に触れてきました。自分でプログラムを組める程度に習熟した言語の数は5つ程度ですが、少しでも勉強したプログラミング言語は20種類以上はあると思います。 ここまで来ると一種のオタクのようで、言うなれば”プログラミング言語オタク”です。これまで購入したプログラミング言語絡みの本は、100冊では収まり

ブラインドタッチが出来ません。

プログラミングの記事は何度か書きましたが、今回はプログラムを”入力する”作業について書きます。PCでプログラムを書くためには、キーボードの”キーを打つ”必要があります。キーボードのキーにはそれぞれ一つのアルファベットや数字が割り振られていて、一つ一つ順番にキーボードを物理的に押す(触れる)必要があります。このキーボードによる入力作業を高速化するのが、ブラインドタッチです。 ブラインドタッチは、ブラインド(目隠しで)+タッチ(キーに触れる)のことで、慣れてくると”キーボードを

プログラミング言語の習得は外国語の習得と似ています。

プログラミング言語を駆使して、仕事やゲームのプログラムを作る人をプログラマーと言います。プログラミングには柔軟な発想が必要なので、若い人ほど適していると、30-40年前には考えられていました。その当時は、プログラマーは30歳になると使えなくなるという『プログラマー30歳定年説』が業界では囁かれていました。しかし、そんなことは全くありません。 世界最高齢のプログラマーとして知られる若宮正子さんは、この記事を書いている当時で87歳です。しかも若宮さんがプログラミングを始めたのが

"割り込み"も悪くない!?

『・・・も悪くない!?』シリーズ(?)の第二段は、”割り込み”です。行列への割り込みはマナー違反でやってはいけないことですが、まだまだこのマナーを認識していない人たちがいます。かなり前ですが、電車に乗るために乗車口で待っていました。私は先頭で待っていたのですが、電車が到着すると、どこからでてきたのかオバちゃん(お婆ちゃん)三人組が私の前に殺到して、そのまま乗ってしまいました。私はその大胆な行動に、一瞬固まってしまいました。オバちゃん恐るべし。 人間の割り込みは非常識な行為で

アルゴリズムとは『段取り』です。

 日本でも『プログラミング教育』の波が押し寄せています。一足先に、2020年度より小学校でプログラミング教育がスタートし、2021年度からは中学校、2022年度つまり今年からは、高校でプログラミング教育が必修になりました。プログラミングというと、アプリやゲームを作るプログラマーだけに必要な技術だと思う人もいるかもしれませんが、プログラマー以外にもプログラミングの考え方は必要です。今後はプログラミング以外の仕事に就く人も、高校で必ずプログラミングを学ぶことになります。また、プロ

還暦プログラマー

 このブログも、今日から二年目に突入です。2年目の最初の話題はプログラミングです。ここ最近、MT法の時系列データ解析に関するプログラムを作っています。MT法も知らないし、プログラミングにも縁がない人には、全く響かない話かもしれません。  ずいぶん昔の話ですが、ようやくパーソナルコンピュータが普及し始めた昭和の末期、富士通や日本電気などの大型コンピュータを扱う会社には、プログラマーと言われる、コンピュータ言語を使って便利な計算をする”プログラムを開発する職業”の人達が現れ始め