マガジンのカバー画像

雑記コラム

763
物理探査に関係が薄い雑多なコラムをまとめました。
運営しているクリエイター

2021年6月の記事一覧

金田一春彦先生の思い出

 金田一 春彦(きんだいち はるひこ)先生は、日本の言語学者・国語学者で、国語辞典などの編纂、日本語の方言におけるアクセント研究で知られています。先生はテレビでの露出も多く、その昔、タモリさんの『笑っていいとも!』にレギュラー出演していたので、ある年代以上なら覚えている人も多いかもしれません。今なら息子さんの金田一秀穂さんの方がお茶の間での馴染みが深いので、金田一秀穂先生のお父さんと言った方が若い人にはわかりやすいかもしれません。  20年以上前になりますが、羽田空港で金田

倉田令二朗先生の思い出

 私が工学部の学生だった頃、不思議な数学の先生がいました。それが倉田令二朗先生でした。(注:画像は本人とは関係ありません)  倉田先生の講義は出席を取らないのと、単位が取りやすい(?)ことから、出席する人が少なく、私を含めていつも3-4人の出席者でした。当時は110分授業でしたが、倉田先生は必ず遅刻します。そして、10-20分早く授業を終わります。時にはいつまで待っても来ない時もありました。当時は確か、20分以上先生が来なかったら休講になるという暗黙のルールがありました。私

横断歩道を渡るサル

 いつもの時間帯に、いつものように車で通勤していたら、いつもと全然違う光景に出会いました。  今朝(2021.6.25の7時少し前)、交差点で信号待ちをしていたら、反対側の横断歩道に小さな動物がいるのが目に入りました。何とニホンザルでした。子供の頃には、別府の高崎山でよく見ていましたが、福岡市内でサルを見るのは初めてでした。そのサルは、悠々と青信号の横断歩道を渡って、私の目の前を横切って行きました。  福岡市では、最近サルの出没情報が多く、今月初頭にもサルが福岡市の商業

ダウジング詐欺にはご用心!!

 ダウジング(dowsing)は、地下水や貴金属の鉱脈など隠れた物を、棒や振り子などの装置の動きによって発見できると主張する手法です。ダウジングには振子を使ったペンデュラム・ダウジングや、L字形・Y字形の棒を使ったロッド・ダウジングなどがあります。ダウジングが科学だと主張する人達がいますが、ほとんどの場合、ダウジングには再現性がないので、この方法は非科学または未科学領域の手法だと考えられています。  しかし、根拠のない民間療法が中々無くならないのと一緒で、ダウジングも消滅せ

祝 1000ビュー突破

 ずいぶん前から、この記事を準備していましたが、ニッチなブログのため、ビュー数が伸びず、なかなか1000ビューに届きませんでした(笑)。しかし、50日目でついに1000ビューを超えました。これも一重に、駄文でも読んでやろうという、読者の皆さんの温かい気持ちのおかげです。  1000ビューのうち、500近くのスキを頂いています。これも一重にコアなファンの皆様のお陰です。今後ともよろしくお願いします。m(_ _)m

”水永”のルーツ

 私の苗字である”水永”に使われている2つの漢字は、どちらも小学校の早い時期に習う易しい漢字ですが、この組み合わせの苗字は少ないようです。試しにあるサイトで調べてみたら、全国順位は6,734位、全国人数は約1,400人だそうです。  苗字に使われる漢字が単純なせいか、別の違った苗字によく間違えられます。最も多いのが”末永”さんです。確かに、字面はよく似ています。その他には、”水氷”、”水泳”、”水水”、”永水”などがありました。大学の時に、同級生から「スイエイさんて、綽名

人材育成について思う事

 いつの頃からでしょうか、人材育成に熱心な企業や研究所が少なくなった気がします。もちろん、全ての企業や研究所がそうだと言っているわけではありません。当研究室にも、就活絡みで企業や研究所の人事担当者が訪れることがありますが、決まって「良い人がいたら取りますので,是非紹介して下さい」と言います。私は元来ヘソ曲がりですので、そのようなところには学生を紹介したくないと思ってしまいます。学部4年や修士2年の段階では経験が浅いので、英語がしゃべれて仕事もテキパキこなせるスーパーマンみたい

動画デビューしました!

 私は物理探査の応用研究の一つとして、遺跡探査の研究をしています。これまで遺跡探査には、電気探査、電磁探査、弾性波探査、地中レーダ探査などを使いました。この度、糸島市からの受託研究で、新町支石墓群での地中レーダ探査を実施する機会を与えて頂きました。この調査の概要が、糸島市から公表され、動画がYouTube上で公開されました。ついに、私もYouTubeデビューすることになりました。  初めての動画撮影で、しかも一発撮りでした。表情はカチカチで、台詞はカミカミです。私の緊張感が

スキ率、多くないですか?

 拙著『はじめの一歩 物理探査学入門』の宣伝と、物理探査学の普及(?)を考えて始めたブログも、1月余りが経ちました。とてもニッチな学問分野なので、もともとビュー数は期待していません。とは言いながら、やっぱり気になって、時々ビュー数をチェックしています(笑)。  記事の数は、この記事を除くと84なので、1記事当たり10人程度の読者に読んで頂いているようです。ビュー数のベスト3は、図にある3つの記事ですが、いずれもブログを始めた初期の記事です。  この統計を見て、ビュー数に対