勇敢になるための方法
タイトルの内容は巷で溢れている内容ではありますが、今回は世界で一番最後まで人種差別政策を行っていた南アフリカ共和国で黒人初めての大統領であるネルソン・マンデラから学んでいきます。知らない人はGoogle先生に聞いてみてください。すぐに出てきます(笑)
マンデラは結構臆病者
様々な著書などで語られていますが、実はマンデラは臆病ものなのです。こんなエピソードがあります。
1994年、ナタール州でズールー族への演説を行うために小型プロペラ機で向かった。その時に、1つのエンジンが故障で止まっていると言う事態に陥る。ボディーガードはそれに対してうろたえだが、マンデラにそれを伝えても新聞をいつもと変わらない様子で読んでいた。
そして、着陸した後も日本人旅行客に取り囲まれ、いつもと変わらない丁寧な仕草で握手を交わし、写真撮影にも応じていた。
しかし、その後その時のことを聞かれると「怖かったよ。空の上で身の縮む思いだった」と告白している。
こういったエピソードは他にもあり、例えばリヴォニア裁判ではマンデラは絞首刑(死刑)を言い渡されそうになっていた。しかし、その時も勇敢に振舞い、自分たちのしていることは正義のため、南アフリカのためだと断言した。この時も死を恐れていなかったわけではなく、大義のために勇敢に振舞っていた。
なぜ、マンデラは勇敢に?
これは、マンデラが16歳の時までさかのぼる。マンデラはコーサ族で、16歳の時に割礼という大きなイベントがある。割礼は男性のペニスの皮を切るのだが、この時の描写が生々しいので引用する
この時マンデラは、他の子たちがすぐに「ンディインドダー(男になったぞ)」と叫んでいたのに対して、自分はすぐにそれを言うことができなかったと後悔している。この時、当然痛いし、流血するのだが、男として勇敢に振舞うことが求められていた。それをできなかったマンデラは一種の恥だと感じていたのではないか。
勇敢なふりでよい
これは心理学的にも言われていることです。
最近の心理学では、性格を変える手段として有効なのが、行動を変えることと言われています。私たちの脳は、自分の行動を観察しています。もしも、「自分が勇気にある行動」をすると、脳は「あれ、自分はもしかして勇気にあるやつなのか?きっとそうだ!」となり、性格自体が変わっていきます。これは「認知的不協和」という理論を使ったものです。
そんなことを言っても、勇気にある行動ができないよ。という人のためのアドバイス。
まわりの人たち、および自分が勇気あるなと思う行動 かつ
自分にとってはそこまでハードルの高くない行動
これを行うのがおすすめです。
1つ目は先ほどの説明でわかると思いますが、2つ目を説明します。
何事もそうですが、現在の自分にとってハードルの高いことをしようとすると挫折する可能がかなり高いです。なので、自分の得意分野などで行うことで、挫折しにくくするのです。
例をだすと、ベンチプレス得意。スクワット苦手。だとすれば、苦手なスクワットを強化するのではなく、「ベンチプレス100キロあげる!」みたいな目標にするのです。ベンチプレス100キロあげたら、周りからも自分からもすごい!となるので、その後自分を変化させやすくなります。
私も実は、勇敢になりたいと学生時代悩んだいました。
そんな私がとった最初の手段は、神奈川~長崎まで自転車で行くということでした。これをやったというとみんなから良いリアクションをいただけます。そして、やった自分も、
やりきった!
なかなかすごいことをやった!
という気持ちになりました。
しかし、私は体育学生で、かつ、長い距離を頑張るのが比較的得意でした。
これも最近の心理学でいわれていることで、自分の強みを育てることによって、様々なメリットを得ることができます。詳しく知りたい方は「強みの育て方 ライアン・M.ニーミック著」を読んでみてください。
最後に、マンデラさんの勇気に関する名言で締めます
勇気ある一歩を踏み出されたい方が、その一歩を踏み出せることを祈っております。
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