高木英樹

筑波大学アスレチックデパートメント・ディレクター 筑波大学スポーツイノベーション開発研…

高木英樹

筑波大学アスレチックデパートメント・ディレクター 筑波大学スポーツイノベーション開発研究センター・センター長

最近の記事

TSUKUBA AD 2.0 #リブート

・コロナ禍中のもどかしさ4月以降,筑波大学ADのメンバーは新型コロナウィルス感染拡大に伴って,リモートワークでの活動を余儀なくされた。その間,部活動は自粛,授業は遠隔と,支援対象となる学生アスリート達は,これまでの学生生活とは状況が一変し,さまざま不安とストレスに晒されることになったが,直接手を差し伸べられないことに我々はもどかしさを感じていた。 無論,何もしていなかったわけではない。スポーツ心理学を専門とする雨宮先生の協力を得て,学生アスリートのストレスチェックを実施し,

    • TSUKUBA AD 2.0 #フレッシュパーソンセミナー

      筑波大学AD所属5チームに今春新たに加入した新入生を対象にして,フレッシュパーソンセミナーをオンラインで開催しました. 希望に胸を膨らませて筑波大学に入学した新入生に対して,本来ならFace to Faceでお祝いの言葉とADチームの一員となるための心構えをお話したかったのですが,このようなご時世ですから,致し方なくオンラインセミナーとなりました. 私からは,上掲のようなメッセージをお伝えさせて頂きました.ポイントとしては, ・ADは、皆さんが競技の場面でも、競技以外で

      • TSUKUBA AD 2.0 #ブラックスワン

        「ブラックスワン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 文字通り訳せば,黒い(ブラック)白鳥(スワン)ということになりますが,「ありえないことが突然起こって,非常に大きな衝撃を与える」事象を意味します. 今,まさに我々が目の当たりにしているのは,突如ブラックスワンが現れ,右往左往している様なのです.これは日本だけではなく,世界中で起きていることです. ・いまアメリカ大学スポーツ界で何が起こっているのか?我々ADがモデルとする米国の大学スポーツ界に目を向けると,統括団

        • TSUKUBA AD 2.0 #疾風に勁草を知る

          筑波大学においては,5月6日まで,全課外活動団体の活動停止が決まりました.筑波大学体育系では正課の授業も課外の部活動も教育の両輪と捉えていますので,部活動の停止は学生にとって,教育機会が大きく制約される由々しき事態と言えます. しかし今は,なにより感染拡大防止を優先すべき時ですので,ADとしても,以下の大学当局及びつくば市の要請を踏まえて,「不要・不急の外出を控え、 外出を伴う課外活動(個人でのジョギングやストレッチ等のトレーニングを除く )は行わない」ようADチーム関係者

        TSUKUBA AD 2.0 #リブート

          TSUKUBA AD 2.0 #ピンチはチャンス

          TSUKUBA ADのバージョンアップぶりを順次紹介しようと思っていたら,いきなりコロナに出鼻をくじかれた感じである. でも,かの松下幸之助は「かつてない困難からはかつてない革新が生まれ、かつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる」と言っている.今,日本や日本スポーツ界はかつてない困難に遭遇しており,これを乗り越えるにはかつてない革新を遂げるしかないのだ!TSUKUBA AD自体が革新のインキュベーションなのだから,我々がこの困難を今までない発想で乗り越えられれば,かつて

          TSUKUBA AD 2.0 #ピンチはチャンス

          TSUKUBA AD 2.0 #プロローグ

          4月1日を迎え,新しい年度が始まろうとしている. 筑波大学アスレチックデパートメント(TSUKUBA AD)は,2018年4月の設立から丸2年が経過し,今年度から3年目を迎えることになる.過去2年間は,とにかく,今まで日本になかったものを新たに生み出すための試行錯誤の連続であった.よって予算,人事,事業内容などなど,確定していない状況での見切り発車で始動し,考えながら走ってきたのが実情と言えよう.しかし,2年が経過し,ある程度の陣容は整い,目指すべき方向性も定まって来た今,

          TSUKUBA AD 2.0 #プロローグ