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TSUKUBA AD 2.0 #疾風に勁草を知る

筑波大学においては,5月6日まで,全課外活動団体の活動停止が決まりました.筑波大学体育系では正課の授業も課外の部活動も教育の両輪と捉えていますので,部活動の停止は学生にとって,教育機会が大きく制約される由々しき事態と言えます.

しかし今は,なにより感染拡大防止を優先すべき時ですので,ADとしても,以下の大学当局及びつくば市の要請を踏まえて,「不要・不急の外出を控え、 外出を伴う課外活動(個人でのジョギングやストレッチ等のトレーニングを除く )は行わない」ようADチーム関係者には監督定例会議を通じてお願いしました.

加えて,監督の皆さんには,「疾風に勁草(けいそう)を知る」という箴言(しんげん)を紹介させていただきました.これが意味するところは,「苦難にあって初めて、その人の節操の堅さや意志の強さがわかるということ」で,その心は,「こうゆう厳しい時期だからこそ,ADが掲げてきた安全安心などのMissionを貫徹し,誰からも揶揄されない節度ある行動をとるよう選手に教育して頂きたい」という思いです.

選手たちは,常に厳しいトレーニング継続することを美徳とします.よって,練習を休むということにものすごく罪悪感をいだきますが,今は一度立ち止まって,一国民として,感染症拡大防止に務めることが我々の責務であると選手たちに理解させて頂きたいとお願いしました.

また,以前のnoteでも取り上げた松下幸之助の「かつてない困難からはかつてない革新が生まれ、かつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる」という金言もご紹介させて頂きました.

これは,こういう非常事態にあっては,どうにかして今までの活動を継続しようと苦心するのではなく,いっその事大きく発想を転換して,どうせまともな練習ができないのなら,これまでにない全く新しい革新的なトレーニングやマネージメント方法の考案に時間を当てた方がコロナ禍が収束したあと,これまでとは違ったステージに飛躍できのではないかとの思いからです.

とはいえ,現在は感染者数がどんどん増加し,不安は募るばかりで,スポーツをすることに対して,逆風どころか物凄い突風が吹き荒れています.しかしこういう時だからこそ,ADは地にしっかり根を張り,疾風なんて物ともしない勁い(つよい)草であることを世に知らしめる好機と捉えています.

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